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ジェクス株式会社

愛のそばにいつもある商品づくりを。育児ブランド『ChuChu』が今年で誕生50周年。生と性のバトンをつなぎ続けて。

(PR TIMES STORY) 2023年09月25日(月)12時20分配信 PR TIMES

 育児ブランド『ChuChu』は今年で誕生50周年を迎えました。ここまでこのブランドがあり続けることができたのは、赤ちゃんを中心に、育児に関わるすべての人の想いをその時代に合った形で創り続けることができたからです。

 ブランド誕生のきっかけとなった哺乳器も発売から50年が経ちました。当時の哺乳器を使っていた赤ちゃん達も、今やパパ・ママ、もしくはおじいちゃん・おばあちゃんになっている方もおられるかもしれません。次の世代へ哺乳器のバトンを渡すように、まだまだブランドは走り続けます。50周年を迎えた『ChuChu』を知り、身近に感じてもらえるようなお話をここでひとつ。



哺乳器の開発ストーリー(スーパークロスカット)に関して



 ブランド誕生のきっかけとなった商品である哺乳器、乳首は『スーパークロスカット』という特殊な十字のカットが施されている乳孔(ミルクがでてくる穴)が好評で、発売より多くの方々に愛用いただいておりました。当時発売されていた他社の哺乳器の乳孔は、赤ちゃんが吸わなくても下に傾けると中身がでてくる丸穴が主流でした。下に傾けると中身がでてくるのは当たり前のように思えますが…。ママのおっぱいは、赤ちゃんが口で乳首を捉え、顎を動かして吸啜(きゅうてつ)することで初めて母乳がでてきます。そう、おっぱいは吸いついて啜ら(すすら)ないとでないのです。「なるべく本物のおっぱいを飲んでいるような自然な形に近い哺乳器乳首をつくりたい」との思いで開発されたのが、この『スーパークロスカット』が施された哺乳器乳首なのです。

 huhuの哺乳器乳首は下に傾けてもミルクがでてきません。おっぱいと同じく赤ちゃんの吸う力により、十字にカットされた乳孔が開閉し、出てくるミルクの流量が変化する仕組みです。この仕組みにより、赤ちゃんの飲みたい自分のペースで授乳ができ、本物のおっぱいを飲んでいるかのような動作を実現しました。さらに、出る流量を自分で調整できるから、赤ちゃんの成長に合わせて乳首のサイズ変更の必要もありません。(通常、丸穴の乳首は赤ちゃんの成長による吸啜力の変化によりサイズアップの変更が必要)この『スーパークロスカット』が施された哺乳器乳首は、50年たった今日でも、様々な改良が重ねられた上でブランドの看板商品として発売されています。




日本の授乳シーンを変えた「紙パック用乳首」の登場


▼「アイクレオ赤ちゃんミルク」にセットされた紙パック用乳首


 授乳アイテムである哺乳器の発売を軸に様々な育児商品を展開してきた当ブランドですが、原点はやはり授乳にまつわる商品です。

 海外ではずいぶん前から当たり前に使用されてきた『液体ミルク』の存在をご存知でしょうか?調乳の手間を必要とせず、常温ですぐに飲めるミルクのことです。日本では、2018年8月に品衛法の『乳等省令』、健康増進法の『特別途品制度』において、  液体ミルクに関する基準が定められ、乳児液体ミルクの製造・販売がようやく解禁されました。

 液体ミルクを求める声はかなり前から多く、私共も注目しておりました。特に災害時や夜間授乳、外出時の調乳のための荷物の軽減など、育児者にはメリットが多く待望の解禁になったのです。日本で発売を開始した液体ミルクの商品形態は『紙パック』と『スチール缶』でした。赤ちゃんに授乳をするときは、哺乳器に移し替えて飲ませる必要があったのです。調乳の必要がないのはもちろんすごく助かるのですが、災害時においては哺乳器の消毒や洗浄が困難な状況ですし、外出先においても哺乳器の持ち運びなど、手軽に使えることがメリットなのにどうしても哺乳器に移し替えるひと手間が惜しく。このひと手間の解消を実現する製品ができたらと生まれたのがChuChuの『紙パック用乳首』でした。

 このような商品はスピード感が命です。待望の発売を迎えた液体ミルクだからこそ、手軽に使用できることが第一です。その理由もあり、当社内では紙パック用乳首の開発を急ぎました。日本で一番初めに発売された液体ミルクは江崎グリコの「アイクレオ赤ちゃんミルク」で紙パックだったのですが、紙パックで商品化するという情報から、液体ミルクの発売日のわずか三か月後のタイミングで商品を発売することができました。



 商品自体は、紙パックに乳首を装着するアタッチメントと乳首のセット。このアタッチメントの開発が困難を極めました。中身が漏れないように確実に商品を固定する仕組みを試行錯誤する日々の中、紙パックに元々ついている耳の部分を立たせて引っ掛けるアイデアを思いつきました。すでに流通している紙パックの規格に合わせて設計開発されているので、紙パックの液体ミルクだけではなく、赤ちゃん用に発売されている紙パック麦茶やジュースにも装着を可能にしました。世の中に必要であればスピード感をもって取り組むというマインドも、ブランド立ち上げ当時から変わっておりません。


梶川社長が振り返る、50年の事業成長と育児にまつわる価値観の変化とは

 『ChuChu』を語る上では欠かせないキーパーソン。梶川社長にもブランドに関して話を伺っています。



ブランド設立当初と今の時代の育児を比較してどう思うか

 今でこそ子育ては家族みんなでという風潮になっていますが、ブランドが立ち上がった50年前は母親(女性)が中心となった育児が主流でした。当時は今と比べて、父親は外で仕事、母親は家で家事育児が当たり前とされていた時代です。そんな中、父親が参加していた育児が「子供の入浴」だと当時のアンケートから分かったのです。当社の商品に「パパあらって」という手袋型ボディタオルの商品シリーズがあります。「パパあらって」という商品の名前が、一つのコミュニケーションになる。パパは自分の役目だと張り切って子供と入浴、ママはこの商品をパパに手渡しながら「パパあらって」と口に出して子供との入浴をパパにお願いしているシーンをイメージして命名しました。その結果、ネーミングと時代背景がマッチしてヒット作となりました。

 時代背景を反映した一つの商品事例ではありますが、育児環境が変わった現在でもこのシリーズは名前を変えることなく残っております。背景云々ではなく、ネーミングのコミュニケーションの役割の部分が、時代に支持されたということになったのでしょう。良い商品は、その時代の役割を果たしつつも、また新たな価値観と役割を持って残っていきます。SNSの普及から、育児の情報収集方法が50年前と今とでは全く違い、購買におけるプロセスも変化し、情報もモノも溢れている現在です。時代は変わっていきますが、育児用品における「安心・安全・健康」という必要な要素は変わりません。その時々で必要とされている声に答えつつ、シンプルに「安心・安全・健康」を原点としたモノづくりをこれからも変わらず続けていくことが大切だと育児環境が変化している中で思います。


代表自身が開発に関わった商品で印象に残っているものは



 「収納できるベビーつめきりハサミ」ですね。この商品は国内の生産地で出会った刃物メーカーの方と話がトントンと進んで、構想から発売まで…もしかしたら最短の商品かもしれません。赤ちゃん用のつめ切りはハサミの部分にキャップがされているものが多く、キャップの誤飲や保管場所に注意しなければなりません。私は、既存の刃をスライド収納させることのできるコンパクトなハサミに目をつけ、このハサミを改良し、さらにチャイルドロックの機能も持たせることでベビー用品へ商品化させました。アイデアと人(出会い)がモノを作るのだなと改めて考えさせられた商品です。自分が考えた商品が店頭に並んでいるのを見ると嬉しいですね。


代表の考えるブランドのこれから



 私は基本、社員にダメだと否定はしません。常にチャレンジし続けてほしいのです。非常識とされていたことも、それを続けていけば常識になると言っています。お客様の需要がこれからどうなるのかは正直わかりません。ただ変わらないコンセプトである「安心・安全・健康」をモットーとした商品を世の中に送り出していくだけです。少子化問題がよりクローズアップされてきている昨今ですが、社会と大人が子供たちを守っていかなければならないのは当然のことです。私たちは、「大切な子供たちを守り育む商品」を作らせて頂いているという使命感を持って、日々取り組んでおります。


『ChuChu』を語る上で知ってほしい性の話


▼ChuChuと同社が展開している女性向けデリケートケアグッズ、こちらもプレコンセプションケアにつながる商品です


 『ChuChu』を展開しているジェクス株式会社ですが、実はコンドームをはじめとした衛生用品、女性の性に関する商品など幅広く展開しております。避妊具であるコンドームと、赤ちゃんに関する育児用品。一見すると対極にある両者ですが、とても大切なつながりがあります。コンドームは避妊と性感染症予防ための管理医療機器で、妊娠を望まないパートナー同士で使用することになります。妊娠を望まない理由はもちろん多岐にわたります。婚姻の問題、経済的な問題、タイミングの問題、あるいはそもそも子供を望んでいない等々。いずれは子供を望むが、今はわけあって避妊をしている方は、コンドームをつけることで知らず知らずのうちに子供ができやすくなる行動をとっていたのです。「コンドームをつけることで子どもができやすくなる」とはどういうことか?と疑問に思われるでしょう。コンドームをつけることが、来るべき時に備えた「プレコンセプションケア」を行っていたということです。コンセプションを日本語にすると「受胎」命を授かること。プレは何かが先・前にあることを示す接頭語です。ケアは注意・心遣い・配慮。直訳すると「命を授かる前の注意」ということになります。

 コンドームは避妊だけではなく、性感染症予防の効果も期待できます。タイミング的にこれから子供がほしいと思っていても、過去の性感染症が原因でなかなか授からないという話もよくあります。いつか子供がほしいと考えているなら「プレコンセプションケア」を頭に入れておいてほしいのです。もちろん、プレコンセプションケアはコンドームをつけることだけではありません。健康でいることや年齢的なこと、キャリアプランなど、これからの人生を生きていく上でも大切なことばかりです。人が生まれるには、生の前に性があります。当社は生を育む(子育てをされている)方、性を楽しむ方への商品を展開しておりますが、それぞれが愛のそばにあるモノとして、これからもすべての「セイ」を望む方の幸せをサポートしていきたいと思っています。


★Chuhu

https://chuchubaby.jp/

今年50周年をむかえるChuChuは「家族みんなで、Happyな育児。」がコンセプト。赤ちゃんとの関わりの中にChuChuの商品があることで、ママ・パパだけではなく、そのまわりの人たちみんながハッピーな気持ちで育児と向き合うことができれば嬉しいと思います。向き合う命が増える分、悩みは尽きないけれど、嬉しいことや幸せはその何十倍もあります。「あっという間に過ぎてしまう愛おしい育児の時間」を一緒に楽しんでいきましょう!


★DELICATE CARE LAB.

https://www.jex-sh.jp/med/

人には相談しにくいデリケートな悩み。 「自分だけかも・・・」とひとりで抱えていませんか? 女性は変化する体とつきあっていきます。不安を感じる時もあるでしょう。そんなあなたの悩みに寄り添ってサポートしたいという想いから「Delicate Care Lab.」は誕生しました。正しいケアは自分を生きるための大切な行動。あなたに合ったケアを一緒に探しましょう。さあ、明日に繋がる一歩を。


★ジェクス株式会社

https://www.jex-inc.co.jp/

赤ちゃんから高齢者まで、人のライフシーンにはいくつもの愛のカタチがあります。あなたの育む愛のそばに。私たちは常に価値ある製品作りを通じて、皆様にゆたかで健やかな暮らしをお届けしています。

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