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プラスチックの資源循環 グンゼのプラスチックごみ問題解決方法

(PR TIMES STORY) 2023年05月30日(火)13時24分配信 PR TIMES

■プラスチックごみ問題について

海洋プラスチック問題に対する国際的な意識の高まり、新興国におけるゴミ問題の深刻化から使い捨てプラスチックに対する規制強化の流れが加速し、その対応は2015年に国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)において求められました。

グンゼは、国際的な取組みが加速している海洋プラスチック問題に対して、プラスチックフィルム包装材料等を製造販売している事業会社としての社会的責任を認識し、2019年12月「プラスチック資源循環戦略」を制定し、この問題解決の取り組みを加速しました。

■グンゼはプラスチックごみ問題にどう対処するのか

プラスチックは、その廃棄率の高さから環境負荷減への要請が高い素材です。しかし、このプラスチックがなければ私たちの便利な生活は成り立ちません。

グンゼは、先ずはフィルムの薄膜化やリサイクル原料を使用したフィルムなど環境対応型新製品を市場に投入し、プラスチック使用量の削減を進めています。合わせて、生活に必要なプラスチックを循環させることで、環境負荷の低減を目指していきます。これが、私たちの考えるプラスチック資源循環戦略です。現在、プラスチック事業の基幹である滋賀県守山工場を皮切りに、プラスチックごみゼロを実現するサーキュラーファクトリー(R)への転換を進め、サーキュラーメーカーへの転換を進めてまいります。

■サーキュラーファクトリー(R)とは

私たちの資源循環戦略の肝となるサーキュラーファクトリー(R)とは、資源(Material)、機械・設備(Machine)、人財(Man)の3つのMを循環させながら発展する工場のことです。資源を循環させごみゼロを達成するとともに、太陽エネルギー、地下水の冷熱エネルギー等再生可能エネルギーを利用する設備を備え、CO2削減に貢献します。また、機械・設備類は自働化・デジタル化を進め、人による作業を極力不要としています。これにより生み出したマンパワーは、未来に向けた改善活動に活かしていきます。

■グンゼの取り組みに共感いただくために 工場見学通路の設置−

グンゼのプラスチック事業は、企業間取引(BtoB)が主流のため、消費者の皆さまと接する機会は多くありません。しかし、この取り組みを成功させるには、皆さまにグンゼの取り組みに共感いただくことが不可欠だと思っています。そのため、新工場の中には、横幅3m、長さ140mの見学通路を設けました。この通路には、専門的な内容でもわかりやすく理解できるようにイラストを多く使用し、小学生から取引先さままで、興味を持っていただける内容となっています。また、製造工程説明にはプロジェクションマッピングを使用し、わかりやすい説明に心がけました。

 また、入口には、自然素材、水色のアクリル素材を用い、自然豊かな琵琶湖畔で田園風景に囲まれた滋賀県守山市と、製造しているプラスチックフィルムがイメージできるシックなものにしました。

【コラム】お客さまに価値観を提示し、共感につなげる

これまでの工場見学では、主にBtoB向けにプラスチック原料が機能性を持った熱収縮フィルム製品になるまでのプロセスを、技術面を中心に説明していました。今回は、多くの方に私たちのサーキュラーファクトリーをご覧いただき、共感いただきたいとの思いを込め、お客さまに楽しんでいただけるような展示内容にするよう工夫を凝らしました。4つの製造工程ごとにプロジェクションマッピングを用い、わかりやすくしたこともその中の一つの試みです。展示内容は、私たちのものづくりの考え方を理解いただくため、環境×プラスチック×新技術のイメージで企画しました。そして、外装、内装、展示内容は白黒のシックな色調で統一し、グンゼの伝統、信頼感が感じ取れるようなものとしました。

 また、従業員にも関心を持ってもらうため、滋賀県の自然を代表する風景の写真を募集し、ウエルカムボードに掲示しました。「百聞は一見に如かず」です。ご来場お待ちしています。








工場見学通路を企画した

プラスチックカンパニー 初田香織

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