プレスリリース
「店舗経営者を応援したい」という思いから、スピーカーを無償で支給するプロジェクトへ。株式会社THTJapanが仕掛ける「デファンク3Sプロジェクト」の発足秘話
株式会社THTJapanは、海外35か国に展開するスウェーデンのオーディオブランド「defunc<デファンク>」の日本国内総代理店を務めています。創業以来、多岐に渡る海外ブランドの総代理店として、ユニークかつラグジュアリな電気製品を販売しています。
取扱ブランドの中で、デファンクは欧州・アジアマーケットにおいて、ワイヤレスイヤホンを中心に人気のあるブランドです。そのデファンクからホームスピーカーdefunc HOMEが発売され、日本国内での販売方法を模索する中で、このデファンク3Sプロジェクトは始まりました。今回は、THT Japanの代表取締役の高橋和哉がそのプロジェクトの裏側についてお話させていただきます。
【高橋和哉について】
慶応義塾大学大学院 政策メディア研究科修士課程修了。音楽制作とサウンドデザインに携わり、MoMA(ニューヨーク近代美術館)での発表作品や2008年北京オリンピックの開催に合わせたスポンサー広告音楽など多くの実績を持つ。数社を経て、ハードウェア及びソフトウェア開発の知見を多角的に得た後、株式会社THT Japanを設立。
Bluetoothスピーカー市場はあまたのブランドがひしめく「レッドオーシャン 」
Bluetoothスピーカーというカテゴリーで言えば、数百のブランドが、数千を超える商品が市場にひしめき合う成熟市場です。
defunc HOMEは、インテリアマッチングの良い北欧デザインらしいデザインとバランスのとれた音質、フロントパネルも8色に着せ替えが可能、フロアスタンドやウォールマウントブラケットなど設置場所を問わない豊富なアクセサリ類と魅力が詰まった製品です。Bluetoothだけでなく、WiFi接続などを許容することで、現代リビングシーンに合わせた利便性の高いユーザビリティを実現しています。
それでも高橋は思っていました。 「便利そうだけど、結局何が良いのかよく分からないでしょ?笑」
そう、この商品の持つポテンシャルを正しく効果的に伝える方法に悩んでいたんです。
プロジェクトのきっかけは、カフェに流れる音を聞いたこと
家電量販店などのリアル店舗のBluetoothスピーカーの棚にも並べていますが、著名なブランドも同じ棚に並んでいては、やはりあまり注目されない。
WiFi接続で複数のスピーカーをステレオにできる、マルチルーム利用もできる、と言われても、なかなか直感的に何が実現するのか伝わりづらい。テレビと一緒にも使えるけど、それは担当バイヤーやコーナーが違う…。悩ましい商品だな、と思いました。
ある日、カフェで打合せをしていた時に、ふと「音場設計でもっと良い空間になるのに、このカフェ勿体ないなぁ」「どこも同じような音環境だな」と思っていました。 好奇心旺盛なものなので、少しヒアリングをしてみると「相談相手がいない」「音にそんなに予算を割けない」「実はオーナー自身は音楽がとても好き」など、実状が見えてきました。
「あれ?defunc HOME使ったら、そのお悩み解決できるぞ」それがこのプロジェクトのはじまりとなったのです。
「デファンク・スピーカーサプライサービス・プロジェクト」始動
2023年6月から2024年5月に新たに開業・開店を目指す事業主、オーナー様を音で支援するプロジェクト「デファンク・スピーカーサプライサービス・プロジェクト」(以下、「デファンク 3Sプロジェクト」)を社内一人プロジェクトとして企画しはじめました。
それと同時に、インテリアデザインを手掛ける会社や内装業者、店舗オーナーや音楽関係者など、多方面へのヒアリングを続け高橋は決断します。
「スピーカーをあげちゃおう!」
店舗経営者を応援。三方良しのプロジェクトを目指して
THT Japan は、大阪島屋の中にDawaina<ダワイナ>というインテリア家電のセレクトショップを運営しています。自身の経験からも、開店時のイニシャルコストの負荷や迫りくる開店日への対応など苦労が多くありました。
コロナ禍を経て、多くの店舗経営者が大打撃を受ける中、それでもやっぱりもう一度、出店するぞ、自身の夢を叶えようとする方々が多くいらっしゃいます。
その勇気と気持ちが痛いほど分かるが故、それなら自分たちのできることで、その方々を応援したい、そして、共にこの苦境の時代を乗り切る仲間を増やしていくコミュニティを作ろう、とこのプロジェクトを実行することにしました。
店舗オーナーはスピーカーが無償で手に入る、お客様にとってはさらに快適で居心地の良い空間を体験できる、弊社にとってはdefunc HOMEの機能・性能を活かしたご利用をいただける、まさに三方良しのプロジェクト。それがこのプロジェクトの目指す形であり目標でした。
人の役に立ちたいものの・・「本当に参加者はあらわれるのか?」
さて、プレスリリースは打ったものの、本当に応募者が現れるのか?正直不安でした。が、幸いなことに、PR TIMESでプレスリリースを発信した直後から、数件のお問合せをいただきました。
ちょうど新店の出店計画があり、このプロジェクトに興味を持っていただけた方。
昔ながらのBGMの使い方とシステムで新しい方法を模索していた方。
手元のデジタルガジェットを使って、なんとなく音楽をながしていて改善をしたかった方。
プロモーションや口コミの連鎖も相まって、少しずつ賛同者・応募者が増えてきたように思います。
その中でも早々に反応をいただいた株式会社プラスパンをご紹介致します。
株式会社プラスパンは、東京都江戸川区でリヨンコッペ館、リヨンスイーツ、リヨンソレイユの3店舗を営むベーカリーです。メディアにも取り上げられているコロッケコッペも注目ですが、60種類以上の商品とリーズナブルな価格で地元から愛されているパン屋さんです。
プラスパンの滝沢社長とは、リモート会議ではじめてお会いしました。
プラスパンではちょうど新店の開店準備を進めており、音環境について何か改善できないかちょうど考えてらっしゃったのです。音でもっとお客様にとって快適な空間を創造できないか。そんな思いを持つ滝沢社長もアイデアをお持ちでした。
プラスパンの事務所に赴き、実際に滝沢社長とお会いした際は、まずスピーカーの音を聞いていただきました。「いい音だ !気持ちいい空間になるね!」と喜んでいただいたのが印象的でした。
高橋のバックグラウンドやラグジュアリーホテルへのAV機器導入経験なども踏まえ、滝沢社長の実現したいことに耳を傾けながら、具体的な方法について議論を交わしました。一緒に新しいことをやってみようと意気投合していただけたことに本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。
プロジェクト発足当初から異業種の仲間を増やしていきたい、と思っていたその願いも同時に叶えていただいた瞬間になりました。
音環境のサポートでつながる、異業種の仲間の輪
このプロジェクトはまだスタートしたばかりです。
今後は、フィットネスジム、携帯関連機器ストア、ホテル、エステなどへの導入の予定もございます。
どのような業種・業態の方にどのような演出方法で音環境からサポートできるか、成果が出てくるのはこれからとなります。1案件ごとに実現されたいこと、やらなければいけないことも多種多様ですが、それがBtoB領域の楽しさでもあります。弊社にとっては、そのカスタムスキルの幅を勉強させていただく機会にもつながります。
まだまだパートナーになっていただける事業主、店舗オーナー様を募集しています。 但し、支給するスピーカーの数量も決まっているので、プロジェクト期間中でも締め切ることはございます。
また、このようなプロジェクトを通じて、同じ思いを共有する仲間が増えて、いつかパートナーの皆様が繋がり合って、また別のスピンアウト・プロジェクトが立ち上がったらと願っております。
■会社概要
会社 :株式会社THT Japan
所在地 :〒213-0002 神奈川県川崎市高津区二子1-10-6 大和屋ビル205
代表者 :高橋 和哉
設立 :2013年
■URL
株式会社THT Japan コーポレートサイト:https://tht-japan.com/
デファンク 3S プロジェクトサイト:https://defunc-japan.com/for_corporations/
Instagram(THT Japan):https://www.instagram.com/tht_japan/
Instagram(defunc Japan):https://www.instagram.com/defunc.japan/