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Excelでの業務効率化が好きな新人がアドビのデータストラテジストになるまで心、おどる、この人に会いたい!(1)

(PR TIMES STORY) 2023年01月30日(月)15時03分配信 PR TIMES

コロナ禍で出社しにくくなり、社員同士のつながりも少し希薄になってしまった今日このごろ。「アドビ社内にはユニークな才能あふれる社員が大勢いるのに、部門が違うだけで出会えないのはもったいない!」という思いから始まったのが、Web会議システムを利用して開催する社内向けオンライントークショー「Adobe Japan Talent Discovery Talk Show〜心、おどる、この人に会いたい」です。今回は、社外からも“データ分析のジェダイ”と称されるストラテジック・アナリティクス・マネージャーの前井 梓さんのキャリアや仕事について伺いました。

(聞き手:マーケティング本部 小池 晴子)


「前井が通ったところはExcelとAccessがきれいになる」と評判に

前井さんのキャリアのスタートを教えてください。


前井:新卒でeコマースやネットサービス事業を手掛ける企業に入社し、営業職としてキャリアをスタートしました。eコマースのプラットフォームに出店する企業向けの営業です。


そこでMicrosoft ExcelとAccessのマスターだったと伺っています。


前井:当時、事業部内の管理用Excelシートの計算式をきれいにする作業にハマってしまい、業務外の時間を使って延々とExcelシートやAccessを最適化していったんです。それが趣味になってしまったんですね。「前井が通ったところは全部ExcelとAccessがきれいになってくる」といわれるまでになりました。数字や顧客企業のIDを入力すると、自動で提案用資料が出てくるAccessやExcelを作ったりもしましたね。


Strategic Analytics Manager - DMe GTM and Sales前井 梓さん


すごいですね。それがデータとの初めての出会いですか?


前井:いえ、データとの出会いはその後の出来事なんです。


仕事がだんだん営業企画寄りになっていくなか、事業部でBIツール導入の話が持ち上がりました。その時、「Excelでの業務効率化が好きな社員がいる」ということで声がかかり、BIツール社内導入のリーダーになったんです。それがBIやデータとの初めての出会いでした。それまでのAccessはExcelの延長線みたいなもので、データベースそのものやデータ分析という世界を本当に知ったのは、このプロジェクトに入ってからになります。


仕事を作るところから始めたアドビのデータアナリスト職

アドビに転職したきっかけは何ですか?


前井:私の在籍していたeコマース事業部が別の会社に譲渡された経緯がありました。私もその会社に出向し社内BIツール導入のプロジェクトリーダーとしてのミッションを持っていました。仕事はとても面白く、素晴らしい経験をさせて頂きましたが、今後も長くeコマースに関わりたいという気持ちが強く、2017年にアドビに転職しました。


入社時から現在の職種に?


前井:テストマネージャーとして入社し、ABテストなどの設計や分析を担当していました。そうしたなか、「マーケティング部門で退職者が出たのでマーケティングデータアナリストをやらないか」という話をいただいたんです。


テストマネージャーはある程度仕事の進め方に一定の枠組みがありますが、データアナリストとしての仕事はまず「データを使って何ができるか」を探すところからスタートしました。アドビ社内には膨大なデータが存在し、また多種多様なBIツールが導入されています。ただしこれらの潤沢なリソースをビジネスやマーケティング活動に活かすためにはそのハブとなる存在が必要です。

関わるプロジェクトによってもどんなデータの活用方法があるのか、模索しながら仕事をしていました。データを見ることができるダッシュボードの作成やデータ分析資料の作成、現場へのBIツール教育などUS本社からの援助も受けながら実施していました。


自分で仕事を作っていくイメージですね。


前井:そうですね、楽しかったです。入社したての新人がいきなりBIツールのトレーニングを企画し、「さあ使ってください」といわれたら普通は戸惑うと思うのですが、多くの方々が出席して前向きにツールの活用に取り組んでくださいました。


また、データベースのことがまったくわからない私がUSのチームに不明点を問い合わせると、USのデータアナリストの方々も熱心に教えてくださいました。周囲のサポートがあってできた仕事だと思います。ナレッジを持っている人が惜しみなくその知識を共有するカルチャーがあるのも、アドビの大好きなところです。


ところが、やりがいも周囲のサポートもある楽しい仕事であったのに、社内異動に手を挙げたんですよね。それはどのようなきっかけですか?


前井:社内公募のメールを見たことがきっかけです。社内の仕事のイメージが湧くのでジョブディスクリプションは定期的にチェックしていますが、公募にデータ職が入っているのを見て、興味を持ちました。それまではマーケティング部のなかでデータに携わっていたのですが、より現場に近い営業部門で数字にコミットしたいという気持ちがあり、手を挙げたんです。そして恐る恐る上司に異動希望を出したところ、逆に「頑張ってこい」と応援してくださいました。


新しいチームにはすぐに馴染めましたか?


前井:はい、チームメンバーの皆さんが温かく迎え入れてくれたので、すぐに馴染めました。異動後もマーケティング部でやっていた分野・事業部と同じセグメントに関わっているので、前の知識をそのまま引き継ぐ形になりました。最初は「異動後も同じことをやるのではないか」という懸念もありましたが、今の上司は新しいチャレンジやミッションを一緒に考えながら提示してくださる方で、日々新しい課題に取り組んでいます。


大変な点は?


前井:やはり営業なので、状況を常にキャッチアップしないといけないという緊張感があります。日々ビジネスの状況をよりシビアに見るようになりました。同じ数字を出すにしても、必要なデータはその時に出さないと、3時間後にはもう不要になっているということがあります。急ぎの案件という時は、プライオリティを最大限上げて対応するようにしています。


ビジネス側からデータ活用を考える「データストラテジスト」という仕事

データに関わる仕事というと、データサイエンティストやデータストラテジスト、データアナリストといろいろありますが、どのような違いがあるのですか?


前井:データ関係の仕事は新しく、分野も広がっているので、米国でも職種や定義がどんどん増えている状態です。私の理解でいえば、データアナリストは最も広義な職種で、データの収集と分析を専門にしていると広く捉えています。データサイエンティストはAIや機械学習、統計といった一定のフレームワークで科学的にデータ活用に取り組む方々ですね。


ただ、データをビジネスで活用するには、ビジネスへの理解が必要ですし、データ活用に当たっての戦略が必要になります。私はこれまでのキャリアで、ビジネスサイドでのデータ活用や、どう活用すればビジネスにおいて最適なのかを考えてきました。ビジネスにより紐付いた形で戦略的にデータ活用を推進していく人材が必要で、そういう人材を私はデータストラテジストと考えています。私自身もこちらを目指していきたいと思います。


改めて、仕事のやりがいを教えてください。


前井:何か新しいものを作るのが好きなんです。データ分析と関係ないと思われるかもしれませんが、データベースそのものがポン、とあっても誰も活用できませんよね。それを活用できるものに組み立ていくことが好きですし、利益を生み出す何かきっかけを作っていく、このプロセスがとても楽しいんです。


さすがですね。前井さんは昨年までTableauユーザー会のリーダーを務めていて、Tableau Zen Masterに2年連続で選出され、周囲からは「ジェダイ」とも呼ばれているそうです。これからもデータストラテジストとしての活躍を期待しております。


聞き手:小池 晴子

アドビ マーケティング本部長(Adobe Express & エデュケーション)。教育関連企業にて通信教育事業、教室事業などの商品開発責任者を務めた後、米国のEdTechベンチャーの日本オフィス立ち上げに参画。2017年アドビ入社、教育市場部長などを経て2022年6月より現職



アドビについて

アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。


アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。


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