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アドビの教育支援制度をフル活用! 長期ビジョンでキャリアを築こう- 心、おどる、この人に会いたい!(3)

(PR TIMES STORY) 2023年03月06日(月)14時44分配信 PR TIMES

個性豊かで素晴らしい才能を持つアドビ社員を招いてキャリアの話を聞く「Adobe Japan Talent Discovery Talk Show 心、おどる、この人に会いたい!」。今回は新卒で入社したITコンサルティング会社からアドビへ転職し、現在はDX事業部カスタマーエンジニアリング グループマネージャーを務める朝倉 弘記 (ひろふみ)さんをお迎えしました。一般社員として2014年に入社した朝倉さんは2019年にマネージャーに昇進、2021年にシニアマネージャーに就きましたが、実はこの間にアドビの教育支援制度「ラーニングファンド」を使ってMBAを取得したそうです。朝倉さんはラーニングファンドを使ってキャリアアップを図るのは今回が3度目とのこと。そんな朝倉さんに、学ぶ意義や今後のキャリアについて聞きました。

(聞き手:人事部ビジネスパートナー 草野 多佳子)

デジタルマーケティングに興味があり、ITコンサルタントからアドビへ

草野:本日のゲストは、DX事業部カスタマーエンジニアリング グループマネージャーの朝倉 弘記さんです。Adobe Experience CloudをはじめとするDX製品のカスタマーサポート組織を統括されています。朝倉さんがアドビに入社されたのが2014年6月で、もうすぐ9年目を迎えるとのことですが、前職はどのようなお仕事をなさっていたんですか?

DX事業部カスタマーエンジニアリング グループマネージャーの朝倉 弘記さん


朝倉:ITコンサルティングの会社で働いていました。新卒で入社してから6年間、基幹システム開発の要件定義、ビジネスコンサルタントや業務プロセス改革などさまざまな経験を積ませてもらいました。

草野:アドビに移られたきっかけは?

朝倉:当時の勤務先の先輩がアドビに転職し、その方から声をかけられたことです。当時のITコンサルティング会社ではさまざまな業界やプロジェクトを手がけており、1年2年、早いものだと半年くらいで次々に事業が切り替わり、展開していました。多くの経験を積むことになりましたが、常々「ITを超えた専門性を身に付けたい」と思っていたんです。またその当時はデジタルマーケティングが立ち上がっていた時期でもあり、その方面に興味がありました。

もう1つの理由は、大学で英語を勉強していたので、せっかくならそれを活かしたいと考えたことです。前職は日本企業で国内案件を請け負っていたので、今後は英語で仕事をする機会があればチャレンジしたいと思っていました。

草野:私は2014年に朝倉さんが入社した時にオリエンテーションを担当したんですよね。丸8年が経過し、こうした対談をしていることがとても嬉しいです。当時の担当業務を教えてください。

朝倉:テクニカルアカウントマネージャー(TAM)を4年間やっていました。入社した当時はカスタマーサポート、次にプロフェッショナルサービスサポートと所属はいろいろ変わりましたが、担当業務自体はTAMです。

担当製品も変わりました。最初の2年はAdobe AnalyticsやAdobe Targetなどデータ系のソリューションでした。もともとその分野の仕事をやりたくて入ったので嬉しかったですね。

その2年後にはAdobe Experience Manager(AEM)の方に移りました。そのころはTAMのチームは数名しかいなかったので、Adobe Analytics以外にもう1つ製品を担当することになったんです。私の場合、経歴からAEMが適しているということでアサインされました。

入社して4年後にマネージャーに昇進、マネジメントで心がけていること

草野:2019年の4月にマネージャーになられたそうですね。

朝倉:当時のチームは45人ほどでしたが、お客様が増え始めた時期でもあったので、少ない人数でデリバリーの品質をどう上げていくかが課題でした。そのためマネジメントをするよりも、お客様に寄り添って少しでも満足いただけるようにデリバリーをフォローすることに注力していました。

草野:そうした活躍を経て2021年にシニアマネージャーに就任、その後直属の上司が海外スタッフになりました。以前のマネジメントポジションとの違いを実感することはありますか?

朝倉:大きく変わったことが2つあります。1つはテクニカルサポートやカスタマーサポートなどTAM以外の業務のチームも私がマネジメントするようになったことです。

そしてもう1つは、TAMも同じなのですが自分の下にマネージャーがもう1人いてチームを見る体制になった、つまり「マネージャーのマネージャー」という形になった点が大きな変化になります。

いまの私の立場は、テクニカルサポートやカスタマーサポートなど経験したことのない業務でも、どのような課題があるのか理解してマネジメントしなければなりません。そのような業務をどうマネジメントしていくか、いまも模索しながら続けています。

草野:マネジメントで心がけていることは何でしょう。

朝倉:メンバーとの普段の会話の中だと、どうしても目の前の仕事の課題や悩みにフォーカスしがちなので、できるだけそれは切り離し、その人のキャリアややりたいことに集中して話を聞きたいと考えています。マネージャーの仕事は「メンバーが働いている会社のなかで、この人の一生においてどういうことを実現できれば幸せなのかを考えていくこと」だと思っているので、できるだけその意識を持つようにしています。

コロナ禍に早稲田大学でMBAを取得した理由

草野:ところで朝倉さんはグループマネージャーになられた翌年、2020年から2年間アドビのラーニングファンド制度を使って早稲田大学に通いMBAを取られたそうですね。相当お忙しい中だったと思いますが、何が朝倉さんにそうさせたんでしょう。

朝倉:マネージャーに就任してデリバリーを立て直し、一旦落ち着いてきたころに「マネジメントの“正しい型”を知りたい」と思うようになりました。

上司とその話をしたところ、「MBAは1つの型なので、関心があるのなら早く学んだ方がいいとアドバイスされたんです。その上司も当時MBAを取っていましたし、アドビのマネジメント層もグローバルになるとほとんどの方が取得していますし、30代のうちにMBAを取った方がいいということもありました。

また自分の専門性が狭められる前の模索段階で行った方がいいですし、アドビにはキャリアアップの学びのための援助制度であるラーニングファンドがあることも後押ししました。実際、私の学費負担はまったくありませんでした。

草野:多忙ななか、どのように勉強時間を捻出したんですか。

朝倉:コロナ禍だったので、最初の半年は授業が全部リモートだったんです。業務量は上司に相談し、調整しながら時間を作りました。

草野:大学で出会いからどんなことが得られましたか?

朝倉:同年代が多かったのですが、それぞれまったく異なる業界で働いている方々で非常に刺激がありました。私もITコンサルタントの後はすぐアドビに転職し、ほかの業界を知らなかったので、世の中にはさまざまな可能性やチャンスがあるんだと実感しましたし、多様な考え方に触れて大きな学びになりました。

左:アドビでともに働くチームメンバー(手前でピースサインを出しているのが朝倉さん)右:早稲田大学の卒業式にて。さまざまな方との出会いに刺激を受けました


草野:ラーニングファンドの利用は早稲田大学のMBAの取得で3回目だったと聞きました。前の2回ではどのようなことを学んだのか、そして朝倉さんにとって学ぶモチベーションがどこにあるのかを教えてください。

朝倉:PMP(Project Management Professional)の資格試験、もう1つはアジャイル開発手法の資格試験です。どちらも研修後に試験を受けるというもので、研修期間からラーニングファンドを活用しました。

外で研修を受けて学んだり、学校に通ったりする醍醐味は、外部のネットワークが作れることだと思います。実際、今回のMBAで世界が広がったと感じています。

キャリアとは「近視眼的な視野ではなく、長期ビジョンへ近づくこと」

草野:朝倉さんの今後のキャリアの構想をお聞かせください。

朝倉:勉強好きですが、1つの分野を掘り下げるタイプではなく、興味関心の幅が広いので、さまざまな知識を身に付け経験しながら幅広くジェネラルに俯瞰できるポジションに就きたいですね。またせっかちなので、視点を高く保って冷静に仕事を進めていくことも意識しています。

具体的な点でいえば、せっかくアドビにいるのであれば、Creative Cloud分野のデジタルメディア事業統括本部(DMe)を一度経験するのもいいかなと思います。DXとはまったく異なりますが、マネジメントのパスとしてDMeは経験してみたいですね。

草野:最後の質問です。朝倉さんにとって「キャリアを作る」ことはどういうことでしょうか。

朝倉:10年後、15年後くらいの長いスパンで「自分はこんなふうに仕事をしたい」という軸を1つ持っておくべきだと考えているので、そこに向けて毎日少しずつ近づくというイメージです。目先のことにとらわれず、「こんな方向に近づきたい」という向きに少しずつ近づいていけばいいという考えですね。

たとえば近い目標でいえば、最近は上司が海外のスタッフになったので、もう1回英語を学び直したいと思っています。また、できれば海外のオフィスにリロケーションもしてみたい。上司ともそんな相談をして、どういうポジションに就けばいいのか考えていきたいと思います。

朝倉さんも何度か出張で訪れている米国のサンノゼにあるアドビ本社ビル


草野:ありがとうございました。


聞き手:草野 多佳子

Employee Experience、 人事部ビジネスパートナー 。1991年アドビ入社、人事部にてHR Generalist, Benefit, Talent Development, Recruitingを担当後、現在はDME Sales, CSS, R&DチームのHRビジネスパートナーを担当している。

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