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住友商事株式会社

北米における硫酸事業拡大に向けたSaconix社の買収について

(PR TIMES) 2023年06月09日(金)14時40分配信 PR TIMES

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、米州住友商事会社(本社:米国ニューヨーク州、代表:和田 知徳)(以下総称して「住友商事グループ」)を通じて、米国西部およびメキシコ湾岸地域で硫酸の調達・販売・貯蔵・物流サービスなどを手掛けるSaconix LLC.(以下、「Saconix」)を現オーナーである在米国PEファンドCopperbeck Energy Partners LLC.より買収し、完全子会社化しました。
硫酸は世界で最も多く流通している基礎化学品で、用途は農業、工業、鉱業、繊維業など極めて幅広い分野に及ぶことから、人々の暮らしに必要不可欠な化学品です。また、世界の脱炭素化を支える銅・リチウム・レアアースなどの鉱山現場や、世界人口の増大に伴う食料需要増により農業・肥料分野での使用量が増えることから、基礎化学品としての硫酸の重要性はますます増しています。

住友商事グループの硫酸事業は、非鉄金属を製錬した際に産出する硫酸の輸出事業を端緒として、1994年に世界最大級の硫酸海上輸送取引を取り扱うINTERACID TRADING S.A.(本社:スイス ローザンヌ市)を完全子会社化して以降、米国・チリなどの国々で硫酸の海上輸送取引、陸上小口販売、貯蔵など物流サービス事業を幅広く展開してきました。自社で硫酸の貯蔵タンクを保有・運営しており、需要家が必要な時に必要な量を確実に供給する、また貯蔵タンクの一部を物流サービスとして貸し出すことで貯蔵が困難な硫酸を需要家から預かるなど、単なる輸送取引にとどまらない付加価値を提供しています。

Saconixは米国西部およびメキシコ湾岸地域の複数拠点に貯蔵タンクなどの物流設備を保有し、硫酸の調達・販売や、貯蔵などの物流サービスを行っていることから、住友商事グループと極めて親和性の高いビジネスモデルを有しており、当社硫酸事業との高い相乗効果による更なる付加価値の提供を行っていきます。Saconixの完全子会社化に伴い、住友商事グループは新たに米国西部およびメキシコ湾岸地域で物流拠点を獲得し、全世界の硫酸貯蔵能力は、タンク19基、約33万トン(リース資産含む)、全世界の海上輸送取引の約20%に相当する年間約350万トンの硫酸を取り扱い、硫酸業界におけるリーディングポジションを確たるものとします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/726/832/resize/d726-832-fe845f4a196d9a8d5c6d-1.jpg ]

Saconixの買収により、米国における住友商事グループの事業領域が拡大

住友商事グループは、今後も、硫酸トレード事業とタンクターミナル事業のシナジーを追求することで、脱炭素化や持続可能な食料生産に資する硫酸の安定供給に貢献していきます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/726/832/resize/d726-832-37ec8b0f29619b05cb70-1.jpg ]

米国ネバダ州の硫酸タンクターミナル外観

■Saconix概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/726/table/832_1_f482c42714239227caa1af7127f46368.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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