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三菱重工業株式会社

ヒートポンプ加温機能付き電動式輸送用冷凍ユニットを国産EVトラック向けに開発 車両からの電力供給のみで運転可能、高効率運転で排出CO2削減と省エネを実現

(PR TIMES) 2023年03月30日(木)18時45分配信 PR TIMES

◆ ヒートポンプシステムで加温運転と冷却運転を同時に実施、マルチシステムで複数温度製品の同時輸送にも対応
◆ 多様な電力源との組み合わせが可能な点を生かし、自動車メーカー各社が開発を進めるEVトラックへ展開
三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:佐々倉 正彦、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工サーマルシステムズ)は、電気自動車(EV)専用のヒートポンプ加温機能付き電動式輸送用冷凍ユニット「TEJ35AM」を新たに開発し、国内自動車メーカーの量産型EVトラック向けに販売を開始します。従来の輸送冷凍機が車両のエンジンや冷凍機専用のエンジンを動力源とするのに対し、TEJ35AMはEVからの電力供給のみで運転が可能な電気駆動式を採用しています。

TEJ35AMは、大気中の熱を利用して加温運転を行うヒートポンプシステムの採用で加温運転と冷却運転を同時に行えるため、外気温が低い時には加温運転で積荷の凍結を防止し、逆に高い時には冷却運転で食品などの品質劣化を防止できます。また、荷物の量や中身に応じて適切な温度を複数設定できるマルチシステムにより、コンビニエンスストアなどの複数温度製品の同時輸送といった多様な輸送形態への対応も可能です。さらに、走行中、停止中、充電中のいずれの状況でも冷凍機を運転可能であることから、安定した輸送庫内温度を常に維持し安全な食品輸送を実現します。

高効率なヒートポンプシステムの採用により消費電力を抑え排出CO2削減と省エネを実現するTEJ35AMは、カーボンニュートラル社会の実現を目指してEVトラックの開発を進める自動車メーカー各社のニーズに応える製品です。今後は、多様な電力源との組み合わせが可能な点も生かし、政府のグリーン成長戦略においても普及目標が示されたEVトラックへの搭載を進めていく予定です。

三菱重工サーマルシステムズは、今回の輸送冷凍機事業をはじめ、各種プラントのエネルギー効率の向上を図るサーマルエンジニアリング事業、大空間空調の大型冷凍機事業、多様な快適空間を創り出す空調事業、カーエアコン事業などにおいてもCO2削減と省エネに役立つ技術・製品開発に取り組むとともに、顧客の多様なニーズに応じた最適なサーマルソリューションの実現に力を注いでいきます。


[画像1: https://prtimes.jp/i/25611/462/resize/d25611-462-9224c90f10f1839268af-1.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/25611/462/resize/d25611-462-ca71976ebe1944b141f1-0.jpg ]



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