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DHLジャパン株式会社

DHL Express、香港のグローバルハブ拡張工事を完了、世界貿易の回復に向けた体制を強化

(PR TIMES) 2023年11月15日(水)12時15分配信 PR TIMES

・セントラルアジアハブへの投資総額は5億6,200万ユーロに - DHL Expressアジア太平洋地区として過去最大規模のインフラ投資 

2023年11月14日 香港発 - 国際エクスプレスのグローバルリーダーであるDHL Expressは、
近年の世界貿易の急成長に応え、このたび、拡張工事を完了した香港のセントラルアジアハブ(Central Asia Hub: CAH)の全面稼働を開始しました。2004年の開設以来、複数回にわたる工事を経て、通算の投資総額は5億6,200万ユーロに達しています。これは、DHLがアジア太平洋地区における今後の成長機会を確信するものであり、また国際航空ハブとしての香港の発展へのコミットメントの現れでもあります。
アジアと世界をつなぐ貿易成長の促進にコミットする
DHL ExpressのCEOであるジョン ピアソンは、「世界貿易は重要であり、今後も続くと信じています。私たちは世界3カ所にあるグローバルハブに、これまで18億ユーロ以上を投資し、お客様のグローバルな成長へのコミットメントを示しました」と述べています。また「セントラルアジアハブは、DHL Expressの世界全体の取扱貨物量の20%近くを占めることから、アジアだけではなく世界のお客様にとって重要な拠点となっています。パンデミック後に世界貿易が正常化に向かう中、このたびの投資でDHLのグローバルおよび地域内ネットワークを強化することで、私たちは世界貿易の回復時に備えることが出来ます」とも述べています。

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DHL Expressアジア太平洋地区CEOのケン リーは、「アジアには、世界で最も急速に成長しているマーケットがあります。2004年のハブ開設以来、アジアとヨーロッパ、アメリカなどの他地域を結ぶ貿易や越境ECに牽引され、航空貨物需要が増加し続けています。パンデミック後、世界貿易が正常化しても、2023年第1〜3四半期のアジアと他大陸間の取引は、2019年同期比で30%以上の伸びを示しており、コロナ禍以前の水準をはるかに上回るものです」と述べています。さらに、「ハブがある香港の戦略的立地は、アジアのお客様にとって多くのチャンスをもたらしています。拡張後のセントラルアジアハブがもたらす相互接続性の向上により、世界の成長を牽引するアジアの位置づけが強固なものとなるのを確信しています」とも述べています。

アジアの中心に位置するセントラルアジアハブは、世界で最も急速な発展を遂げるアジア地域へのユニークなゲートウェイとして機能しています。DHL Expressは、2024年までに完成予定の香港国際空港第3滑走路の立ち上げに合わせて、施設の拡張に着手しました。増強工事を終えたハブは、貿易と通商を促進する世界の航空センターとしての香港の役割をさらに強調することになります。

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セントラルアジアハブは、アジア太平洋地域および汎珠江デルタ地域の主要都市まで飛行機で4時間以内という戦略的な立地にあり、この都市に拠点を置くことの意義は大きいと言えます。DHL Expressのアジア太平洋地区の航空ネットワークは、香港のセントラルアジアハブ、上海の北アジアハブ、シンガポールの南アジアハブ、バンコクハブの4カ所のハブに支えられたマルチハブ戦略に基づいて運営されており、これらのハブはアジア太平洋地域にある約900のDHL Express施設と接続しています。セントラルアジアハブには、週200便以上の専用フライトが発着しており、さらに、アジア域内では1日約690便にのぼる航空便も活用しています。

香港特別行政区政府 政務官のKK チャン氏は、「数週間前に最高経営責任者が行った政策演説を受けて、現代物流発展行動計画を発表し、特に航空貨物部門においてはスマートでグリーン、持続可能で高付加価値な発展を促進していきます。これらの目標を達成するために、DHLセントラルアジアハブの拡張は、当空港が『シティエアポート』から『エアポートシティ』へと変貌を遂げ、空港の貨物取扱能力の増強を図る上で重要となります。また、世界最大級の製造業クラスターであり、8,600万人以上の潜在顧客を抱える広東・香港・マカオグレーターベイエリアの航空貨物積み替えハブとしての役割も強化していきます」と述べています。

香港空港管理局(AAHK)CEOのフレッド ラム氏は、「アジアのECフルフィルメントセンターとして香港国際空港(HKIA)を発展させるという長期的なビジョンのもと、AAHKはDHLと緊密に協力し、2008年にハブの最初の拡張を、その後2017年に2度目の拡張を行いました。本日、エクスプレスの小口貨物ハンドリングを強化する拡張工事が完了し、DHLとHKIAの両者は、越境ECにおける莫大なビジネスチャンスを活用できるようになります」と述べています。

生産性と精度を高める技術を導入
エアサイドとランドサイドの両方にダイレクトにアクセスできるセントラルアジアハブは、エアエクスプレス貨物仕様に建設された香港国際空港で唯一の施設になります。倉庫総面積が50%増の49,500平方メートルとなり、また最新鋭の自動仕分けシステムが導入されたことで、ハブのピーク時の処理能力は70%近く向上し、1時間当たり125,000件の貨物処理が可能となりました。さらに、フル稼働時の年間総トン数は50%増の106万トンとなる見込みです。これは2004年のハブ設立当初の出荷量の6倍にあたります。

業務の効率性と正確性を追求する同ハブは、香港のエクスプレス貨物業界で初めてコンピューター断層撮影(CT)X線スキャン技術を導入した施設でもあります。このX線スキャナーにより検査速度が2倍速に向上し、さらに禁止アイテムの迅速かつ正確な検出も可能になります。

持続可能性を中核に据える
クライメートニュートラルな施設の建設は、DHLが掲げる環境戦略「Strategy 2025におけるサステナビリティ・ロードマップ」の目標の一つです。オペレーションにおける卓越性とサステナビリティの両立にコミットすべく、DHLは、先進的なテクノロジーとベストプラクティスを活用し、効率的かつ環境に優しい荷動きを実現します。ハブ施設の屋根には3,450枚のソーラーパネルを設置し、太陽光発電の総発電量は推定年間168万kWhとなり、これは年間850トンの二酸化炭素排出量削減に相当します。

DHLアジア太平洋地区で初めて二次電池電力貯蔵システム(BESS)を導入したことから、香港国際空港にとってもBESSを導入した初のビジネスパートナーになります。このシステムにより太陽光発電の余剰電力を蓄え必要時に放出することで、年間12万5,000kWhの電力を節約し(49トンの二酸化炭素排出量削減に相当)、再生可能エネルギーの利用を最大化します。その他、電動フォークリフト、LED照明、高効率空冷式冷却機など、環境に配慮した設備を採用し、温室効果ガスの排出削減を図っています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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