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プレスリリース

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会

UNHCRの難民・国内避難民支援活動にソニーが「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を通じた支援を表明

(PR TIMES) 2023年09月14日(木)13時45分配信 PR TIMES

バングラデシュおよび南部アフリカ地域で新型コロナウイルス感染症の影響を受けた難民・国内避難民とその受け入れコミュニティの復興支援ならびに疾病予防に3年間で600万ドルを拠出


特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区 / 以下、国連UNHCR協会)は、このたびソニーグループ株式会社(以下、ソニー)が「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を通じてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と締結する新たなパートナーシップの寄付先に決定しました。

本日発表された新たなパートナーシップでは、3年間にわたり、ソニーの「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」から600万ドルが国連UNHCR協会を通じてUNHCRに拠出され、UNHCRがバングラデシュおよびアフリカ南部地域で難民・国内避難民の健康や清潔で安全な水、衛生設備、衛生(WASH)へのアクセスを改善する活動に活用されます。この支援により、UNHCRは避難を強いられた人々により良い保健サービスを提供し、WASHのインフラと提供を改善し、健康と栄養に関する重要な情報を提供することができます。このパートナーシップは、避難を強いられた人々と受入コミュニティの安全な水と衛生へのアクセスと良好な健康状態を促進し、コミュニティの回復力を高めることで、将来のパンデミックや伝染病、およびそれらがコミュニティに与える破壊的な影響の防止に貢献します。

ソニーはUNHCRならびに国連UNHCR協会にとって長期的に信頼できるパートナーとして、2001年以来、国連UNHCR協会を通じてUNHCRが実施する世界各地の難民援助活動への支援、難民映画祭協賛による日本国内での難民問題の啓発、チャリティマラソン等を通じたソニーグループ社員への意識啓発活動を実施しています。2020年には「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を通じて、UNHCRが実施する新型コロナウイルス感染症対策活動へ300万米ドルの資金援助を実施しました。

ケリー・T・クレメンツ国連難民副高等弁務官のコメント


「UNHCRは、新型コロナウイルス感染症からの継続的な復興や将来の健康危機へのより良い備えにおいて、いかなる難民・国内避難民も取り残されることのないよう、ソニーをはじめとする民間セクターのパートナーと協力していきます。この重要なパートナーシップは、UNHCRがより多くの避難を強いられた人々に、必要不可欠な保健サービスと支援を提供できることを意味します。ソニーの広範な専門知識、世界トップクラスの技術、ビジネスインフラを活用することで、UNHCRは質の高い保健医療と衛生環境へのアクセスを改善し、衛生・栄養促進、疾病監視、早期発見、健康被害への対応などの活動を強化することができます」

神戸 司郎 ソニーグループ株式会社 執行役 専務のコメント


「ソニーは、国連UNHCR協会とのパートナーシップを通じて、難民や国内避難民の方々の健康と未来の向上に向けた支援をできることを喜ばしく思います。ソニーは2020年4月に『新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金』を設立し、主に『医療』『教育』『クリエイティブコミュニティ』の領域で新型コロナウイルス感染症の影響を受けている人々への支援活動を展開してきました。我々はUNHCRとのパートナーシップを通じて、新型コロナウイルス感染症の発生以降に深刻化あるいは顕在化し、現在も継続している社会課題への取り組みを支援します」

支援対象地域の現状


新型コロナウイルス感染症の発生から3年が経過しましたが、難民・国内避難民は現在も深刻な影響を受け続けています。避難を強いられた人々は、感染症に対して最も脆弱であり、健康状態や栄養状態の悪化に苦しむ可能性が高く、こうした脆弱性は、新型コロナ危機によってさらに悪化しています。

バングラデシュ
96万人以上のロヒンギャ難民が、コックスバザールの難民キャンプでの避難生活を余儀なくされています。人道危機によりキャンプ計画も十分に行われないままロヒンギャ難民が流入し、人々は密集した暮らしにより、新型コロナウイルス感染症だけではなく、コレラ、腸チフス、赤痢など感染症や寄生虫のリスクに直面しています。また洪水、サイクロン、地滑りなど自然災害による緊急事態も発生する恐れがあります。

南部アフリカ地域
830万人の難民を受け入れていますが、自然災害や気候変動により101万人以上の人が国内で避難を強いられています。紛争、食料不足、気候変動、新型コロナウイルス感染症の影響により深刻な危機に直面しており、保健システムも十分ではありません。南部アフリカ地域では、はしか、コレラ、腸チフスなどの感染拡大のリスクが高く、難民居住地やキャンプでは、季節ごとにマラリア患者が急増します。最も脆弱な立場にある難民の栄養状態も悪化、食料不安や食料支援の減少によりさらに深刻化する恐れがあります。


■新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金
ソニーは2020年4月に1億USドル(約108億円)で本基金を設立し、外部団体とのパートナーシップ、事業や技術の活用などを通じて、主に「医療関連」「教育」「クリエイティブコミュニティ」の3つの領域において数多くの団体やコミュニティに対するさまざまな支援を実施しています。

■ソニーグループ株式会社
ソニー グループ株式会社は、テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニーです。ゲーム&ネットワーク サービス、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス、イメージング&センシング・ソリューション、金融などの事業を展開し、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことをPurpose(存在意義)としています。http://www.sony.com/ja

■UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)
1950年に設立された国連機関。紛争や迫害により故郷を追われた難民や国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援するため世界約135カ国で活動。1954年、1981年にノーベル平和賞を受賞。本部はスイス・ジュネーブ。https://www.unhcr.org/jp/

■特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立。UNHCR駐日事務所と連携し、UNHCRの活動を支えるための広報・募金活動を実施。皆さまからのご寄付に対して、税控除の領収証を発行することができる認定NPO法人。https://www.japanforunhcr.org/

プレスリリース提供:PR TIMES

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