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株式会社Rist、オムロン株式会社と協業基本合意書を締結画像処理システム製品「FHシリーズ」のAI技術開発面で連携

(PR TIMES) 2023年09月05日(火)18時15分配信 PR TIMES

 株式会社Rist(本社:京都市下京区、代表取締役社長:藤田 亮、以下Rist)は、オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長CEO:辻永順太、以下オムロン)との間に、オムロンの画像処理システム製品「FHシリーズ」の開発における協業基本合意書を締結したことをお知らせします。

[画像1: https://prtimes.jp/i/23649/64/resize/d23649-64-6f7f2acb74826e853b77-1.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/23649/64/resize/d23649-64-5a06c523b8035f4ee60c-0.png ]

Ristの外観検査AI開発について
 Ristは、画像AI事業を主力事業の一つとして、製造業を中心に外観検査AIシステムの導入実績を数多く有しています。人の感覚や熟練検査員の経験・ノウハウに依存してきた目視検査をオーダーメイドのAI開発によって自動化することで、人員負荷や労働力不足の課題を解決してきました。

締結の背景
 上記に述べた外観検査AIシステムの知見や開発実績を活かし、Ristは画像AIモデルの学習・評価・推論を行うソフトウェア・ツール「RPipe-Image」を開発いたしました。「RPipe-Image」は、外観検査装置に組み込むことを前提に開発したプロダクトです。2022年10月に正式版、2023年6月には各種機能をアップデートした「RPipe-Image ver.2.0」をリリースいたしました。
「RPipe-Image」は、AI技術を搭載した画像処理システムの技術開発を進めているオムロンにも、トライアルで利用をいただきました。
オムロンは、外観検査の自動化を実現する画像処理システム製品「FHシリーズ」の販売を行っています。「FHシリーズ」は、AI技術によって人の感性に近い判断基準によるキズ・欠陥検出ができる点が特長です。昨今、AI技術の著しい発展に伴い、企業が外観検査装置に求めるニーズが多様化していることから、さらなる機能の向上を目指しています。
今後、「FHシリーズ」のAI技術開発に「RPipe-Image」を活用することで「FHシリーズ」の機能向上を目指し、両社間で継続的に連携を図っていくため、この度の合意書締結に至りました。

オムロンの画像センサは「人の目に迫り、超えていく」を掲げており、最新のAI技術の研究開発を行うことで、人の感性により近く、簡単に使いこなせるAI画像処理システムの実現を目指しています。一方、Ristは「人類の感覚器官に、自由を取り戻す」をミッションに掲げ、人の感覚を再現する高いAI技術の提供と、一つでも多くの外観検査現場へのAI導入を目指しています。
両社は異なるビジネスモデルを展開しながらも、目指す方向性において高い親和性を持っており、共に技術開発の連携を図ることによって、外観検査AIの開発技術力の底上げと、現場への高精度な外観検査AI導入の加速化に貢献できると考えています。


■オムロン「FHシリーズ」について
「FHシリーズ」は、製造現場における外観検査を自動化する画像処理システム製品です。検査対象物のキズのサンプルなどの学習なしで、欠陥を認識する欠陥抽出AI技術を搭載しています。"人の感性"や"熟練者の経験"を再現するAI技術を既存の画像処理システムに搭載することで、これまで機械では検出困難だった欠陥をスキルレスに安定検出し、人の目視に頼っていた外観検査の自動化を実現します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/23649/64/resize/d23649-64-5a06c523b8035f4ee60c-0.png ]


■「RPipe-Image」について
「RPipe-Image」は、画像AIモデルの学習・評価・推論を行うソフトウェア・ツールです。
製造業の業界内、特に国内の検査機器メーカーにおいて、外観検査装置への組み込みAI開発の内製化が活発になっていることを背景に、Ristの技術と知見を活かして開発しました。

「RPipe-Image」製品ページ
https://www.rist.co.jp/service/rpipeimage/


今後の展望
 今回の協業基本合意書は、「FHシリーズ」のAI機能の向上と技術開発面において連携を図っていくことを目的としています。具体的には、ディープラーニング技術を用いてさまざまなシーンでの外観検査に対応できる機能を兼ね備えた「RPipe-Image」により開発したAIモデルを、「FHシリーズ」と連携することで、外観検査における、より高精度な分析結果が出せる機能にアップデートし、AIによる判断を人の感性にさらに近づけるための技術開発を目指していきます。
 Ristは、今後もAI技術の提供によって、労働人口減少・技術継承課題を抱える、日本を代表とした国々の将来の課題解決に対するアプローチを行い、AIの普及に貢献してまいります。


■Rist会社概要
Ristは先端技術を取り入れることで社会や顧客の課題を解決し、価値提供を行います。
人工知能技術Deep Learningなどを用いて、[工場×AI]をコンセプトに画像AI事業の「Deep Inspection」、データ分析事業の「Deep Analytics」の2つの領域で、お客様に合わせた幅広いAIシステムをオーダーメイドで開発しています。
AIを用いたシステムの社会実装を加速させるため、2018年12月に京セラコミュニケーションシステムの完全子会社となりました。

会社名:株式会社Rist
本社:京都府京都市下京区五条通河原町西入本覚寺前町830 京都エクセルヒューマンビル7階
設立日:2016年8月1日
代表取締役社長:藤田 亮
URL: https://www.rist.co.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

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