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学校法人同志社 同志社女子大学

同志社女子大学「SEITOフォトコン’23」入賞作品決定

(PR TIMES) 2023年11月06日(月)15時15分配信 PR TIMES

最優秀賞「今にも消えてしまいそうな」

同志社女子大学(所在地:京都府京田辺市・京都市 学長:小崎眞)では、高校生(女子に限る)を対象とする写真コンテスト「SEITOフォトコン」を開催しています。
第16回開催となる本年は、613点の応募があり、その中から最優秀賞1点、優秀賞8点、特別審査員賞2点、入選27点を選出いたしました。入賞作品は、2023年11月2日(木)に本学Webサイトにて発表しております。

【SEITOフォトコン】
2008年度より毎年実施している、全国の高校生(女子に限る)を対象とする写真コンテスト。本コンテストをとおして、日々の生活の中での感動、想い、生活感覚などを若い感性で作品にすることで、物事を見つめるセンスを磨き、コミュニケーション力や表現力を高める機会となることを目的としており、毎年多数の応募作品が寄せられる。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120207/49/120207-49-f456e877104726319a0930713c646610-500x333.jpg ]


【SEITOフォトコン23’概要】
応募期間:2023 年5月9日(火)〜9月6日(水)
応募資格:高校生(女子に限る)
テーマ:テーマはありません。
応募総数:613点
表彰:最優秀賞 1点、優秀賞 8点、特別審査員賞 2点、入選 27 点
審査委員: 森公一(審査員長)、有賀妙子、中村信博、
葛西聖憲、佐伯林規江、張 容、竹井史、松元 加奈、川崎 友絵
特別審査委員:八田英二(学校法人同志社理事長)、小崎眞(本学学長)
アドバイザー: 綾智佳(The Third Gallery Aya オーナーディレクター)

【入賞作品】
SEITOフォトコン23’ Webサイトにて公開
https://www.dwc.doshisha.ac.jp/seito_photocon/news/announcing_2023.html

【SEITOフォトコン’23 総評】
・審査委員長 森 公一による総評
2023年、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類に移行されたことをきっかけに、一気にかつての日常が戻ってきました。本コンテストへの出品作品も、アフターコロナを謳歌する、明るく弾けた作品が多いのではないかと想像しました。しかし実際はそうではなく、むしろ落ちついて静かに対象と向き合おうとする姿勢が際立ったように感じます。国際社会では、ウクライナ問題をはじめとする地政学的な紛争が続いています。また気候変動による大規模な災害も頻発し、多くの人々が犠牲になっています。こうした世界規模・地球規模の出口の見えない大きな問題が、アフターコロナにおいていっそう前景化する中で、たとえ直接的な影響でなくとも、対象に向き合う姿勢に影響を与えているのではないかと推察します。不安、憂い、戸惑い、諦めの中で、微かな望み、未来への光を求めて模索することが、写真を通じて試みられているのだと感じます。

・アドバイザー 綾 智佳(The Third Gallery Aya)による総評
新型コロナウイルスとの共存が日常化し、以前と同じように人が集まり、コミュニケーションをとれる生活に戻った2023年でした。
今回は昨年と引き続きはっきりとした強いメッセージを伝える表現が多いのが印象的でした。友人や学生生活をテーマにした作品が圧倒的に多いですが、動物や植物を被写体にした作品や大雨といった自然災害を示唆する内容、家族や日々の出来事を捉えたスナップなどバラエティに富む写真が寄せられました。自分達の高校生活を正面から見つめて、そこで感じた楽しさや喜び、時には驚きを写真で表現していました。
一方ではっきりとしたテーマまで行きつかず、表現まで到達していない写真も多く、作品の二極化を感じました。携帯で簡単に写真を撮れる環境の中で、撮りっぱなしになる弊害が形になってしまったように思います。
コンセプトをしっかり書いてある作品は表現自体がユニークであることが多いです。撮るだけでなく、書くことの両方を丁寧にやることが重要かもしれません。

【綾 智佳 略歴】
大阪生まれ。1996年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。石内都、Jo Spence、牛腸茂雄、山沢栄子、岡上淑子、 阿部淳、赤崎みま、浅田暢夫、渡邉耕一、垣本泰美、三田村陽、稲垣智子、川北ゆう、岩谷雪子などの展覧会を開催。世界最大の写真のアートフェアParis Photoやアジア最大の現代美術のアートフェアArt Basel Hong Kongにも参加し日本だけでなく作品を紹介している。
http://www.thethirdgalleryaya.com/


■問い合わせ: 同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学科事務室
TEL:0774-65-8635
E-mail :media-t@dwc.doshisha.ac.jp


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