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株式会社ニコン・トリンブル

測量・変位計測に最適な高精度アンテナ分離型GNSS受信機「Trimble R750」リリース

(PR TIMES) 2022年12月24日(土)22時40分配信 PR TIMES

SIMスロット搭載・USB PD対応で現場での可用性が拡大-RTK基準局・移動局にも対応

測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役兼CEO:丹澤孝)は、高精度アンテナ分離型GNSS受信機「Trimble R750」の販売を開始しました。
R750受信機は現在主流の通信規格を備えたハードウェアで、この先長期間安心して使用可能です。公共測量、スタティック観測はもちろん、工事測量用RTK基準局や深浅測量での移動局受信機などにも適しており、変位計測専用バンドルもご用意しています。

最新規格対応のアンテナ分離型受信機で観測シーン・可用性を拡大する「Trimble R750」


[画像1: https://prtimes.jp/i/15437/32/resize/d15437-32-84bdbd53708f918e35d8-0.jpg ]

Trimble R750は4G/LTE SIMスロット搭載、USB Power Delivery(以降、PD)対応、Wi-Fi対応のマルチ衛星対応アンテナ分離型の測量用GNSS受信機です。
現在主流の情報通信規格に合ったハードウェアなので、対応周辺機器や通信サービスの規格変更・廃止への不安が少なく、長期間安心して資産を有効に使用することにつながります。

R750受信機は高精度な測位を必要とする公共測量に最適です。さらに、測量におけるスタティック観測はもちろん工事測量用RTK基準局や深浅測量での移動局受信機などにも適しています。
※アンテナ分離型受信機は、アンテナのみ観測地点に設置し、アンテナと比べて高価な受信機本体は安全な屋内で管理するという使用法が可能です。長期間の屋外観測や高所での観測といった、機材破損の危険を伴う設置環境に適しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/15437/32/resize/d15437-32-603c97ee3ccfa823733e-1.jpg ]



SIMスロット搭載で4G接続が可能-無線機の到達範囲に縛られず、フレキシブルに観測可能

R750受信機にSIMカードを挿入することで、4G/LETネットワークに接続します。
受信機をインターネットに直接接続することで、遠隔操作はもちろん、RTK補正情報をインターネット経由で送信することも可能となり、無線が届かない範囲でも、単独ベースラインのRTKにおいて複数の移動局での同時観測を実現します。それぞれの観測地点が携帯電話の通信網内であれば、山を一つ越えるような距離であってもRTK観測が実現できます。

また、市販のPD対応モバイルバッテリーを使用すれば、受信機に内蔵されているバッテリーの使用時間以上の観測が可能で、現場での電源喪失の危険性の回避につながります。


ポジショニングエンジン「Trimble ProPoint」と最新チップセット搭載で、観測範囲を拡大

R750受信機には、Trimble製GNSS受信機の上位機種に搭載されているものと同じポジショニングエンジン「Trimble ProPoint」が搭載されています。このポジショニングエンジンにより、特定の衛星信号に依存することなく、測位に必要な情報を選択利用するため、従来GNSSでの観測が困難だった中山間地の現場でも、環境に応じた解と精度を提供できる可能性が広がりました。

また、従来の受信機では、各衛星・信号に専用のチャンネルを設けるため大容量のチャンネル数が必要でしたが、R750受信機では最新チップセットでの処理により、336という従来の約1/2のチャンネル数でありながら最大60個の衛星を捕捉します。
現在日本付近で一度に飛来する衛星数は最大50個程なので、このチャンネル数でも十分に観測可能です。


ICT施工での基準局・移動体システムとしても

R750受信機は、土木工事でのローカルRTK基準局や締固め管理、海洋工事などの移動体システムなどでもご利用いただけます。

※建設・土木市場向けはサイテックジャパン株式会社より提供しています。
サイテックジャパンHP:https://www.sitech-japan.com/stj/


インフラ変位モニタリングに特化した、定点観測専用のモニタリングバンドルもご用意



[画像3: https://prtimes.jp/i/15437/32/resize/d15437-32-008c352253a3f2b0162e-2.jpg ]

Trimble 750では、ダムや橋梁など大規模構造物の変位計測ソフトウェア「Trimble 4D Control」(以後、T4D)での定点観測専用バンドルもご用意しています。

Trimble R750 モニタリング向けGNSS 受信機は、Trimble の最新測位技術と最新の通信機能を頑丈な筐体に組み込んでおり、自動監視プロジェクトにすぐに導入可能です。
統合された4G/LTEモデムなどの便利な通信機能により、受信機がT4Dとシームレスに連携し、リアルタイムの監視、レポート、および変位検出のためのアラームの出力が可能です。



製品情報

●製品情報
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=433

●商品構成
静止観測用バンドル(コントローラーを含む)または定点観測用バンドル

発売時期:2022年12月20日
受注開始:2022年12月20日
出荷開始:2023年1月下旬

●販売価格
最寄りのニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部正規販売店へお問い合わせください。
※建設・土木用途はサイテックジャパン株式会社へお問い合わせください。
サイテックジャパンHP:https://www.sitech-japan.com/stj/

【株式会社ニコン・トリンブルについて】
株式会社ニコンと米国Trimble Inc.のジョイントベンチャーである株式会社ニコン・トリンブルは、両社のコア技術である測量・測位技術とノウハウを融合させ、GNSS受信機、小型・軽量なトータルステーション、先端的なロボティックトータルステーションを中心に高品質、高精度なソリューションをご提供していてまいりました。近年ではTrimbleの最先端建設ICTソリューションや3Dレーザスキャナを国内に導入し、多くの実績を積み上げております。精密農業、地理空間情報、自動運転の分野においても、最先端の技術、ソフトウェア、サービスをご提供しながら、新たな分野開拓の可能性にもチャレンジしております。



プレスリリース提供:PR TIMES

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