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株式会社ニコン・トリンブル

測量・建設現場での3Dスキャニングを完全自動化。ハイエンド地上型レーザースキャナー「Trimble X12」をリリース

(PR TIMES) 2022年09月08日(木)15時45分配信 PR TIMES

既成概念を覆すワークフローで誰でも簡単・確実に、世界最高レベルの3Dスキャンが可能

測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役兼CEO:丹澤孝)は測量・建設向けに高精度・高速での3次元データが取得可能なハイエンド地上型レーザースキャナー「Trimble X12」をリリースいたします。

Trimble X12では、Z+F社製の世界最高クラスのスキャナーと、直感的に操作できるTrimble独自のPerspectiveソフトウェアが融合。誰でも簡単に3Dデータが取得できる操作性、計測しながら自動合成・確認作業のシンプル性も継承し、信頼度の高い3次元地形測量が行えます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/15437/28/resize/d15437-28-f594f1ef0d8b7df0b57a-15.jpg ]

Trimble X12は、誰にでも簡単・正確に最高品質の点群取得が可能なハイエンド地上型レーザースキャナーです。
Z+F社製の世界最高クラスのスキャナーに、直感的に操作できるTrimble独自のPerspective(パースペクティブ)ソフトウェアが融合。スキャン作業や点群合成処理にまつわる工程の「完全自動化」により、従来時間をかけて行ってきた多くの作業を現場で完結させることで、大幅な時間短縮と効率化、経済性を実現します。
今まで、Trimble社が培ってきた地上型レーザースキャナーのノウハウがここに集結しました。



世界最高クラスのスペックで、どんな現場でも効率性を追求


Trimble X12は、1秒間に最大約220万点取得可能な高速かつ高精度の点群取得、高解像度HDR画像撮影が可能で、高品質なカラー点群の出力にも対応。複雑な形状でも細部まで高品質にスキャンできるため、地籍測量はもちろん、インフラ設備の点検業務や文化遺産のスキャンにも最適です。また、スキャナー本体にLEDライトを搭載し、暗い環境や光の届きにくい箇所でも高品質なデータ取得が可能です。
スキャン範囲は0.3m〜365mと、世界最高クラスのスピード、精度、範囲で業務時間を大幅に短縮します。

また、防水・防塵性能はJIS保護等級IP54、使用可能温度範囲は-10℃〜+45℃と、優れた耐環境性能も備えています。



誰にでも使いやすい、既成概念を覆すワークフロー

Trimble X12では、従来3Dスキャンの点群合成に必要であったターゲットが不要です。また、IMU(慣性計測装置)搭載のためステーションでの整準が不要で、オペレーターはスムーズに効率よくスキャンステーションを移動しながら3次元地形測量を行っていくことが可能です。初心者や経験の浅い方でも簡単に高精度の3Dスキャン業務を行えます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/15437/28/resize/d15437-28-2dfce252d00a00020e1d-8.png ]


■現場でデータを自動合成。すぐに確認できるのでデータ欠損を大幅削減
専用タブレットPC「Trimble T10x」に標準搭載のTrimble Perspectiveソフトウェアでは、タブレットPC上で各スキャンデータのオーバーラップを自動検出し、高精度で自動合成を実施します。データ取得後はその場で点群、画像の確認が可能。データに不十分な箇所があればすぐに気づき再取得できるため、業務を確実に完了してから現場を離れることができます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15437/28/resize/d15437-28-5d191247b71aa514e49d-16.jpg ]


■エリア指定で高密度スキャンを適用可能。高品質なデータ取得を短時間で実現
Trimble X12では、指定したエリアで部分的に高密度での点群が取得可能です。同時に複数エリアの指定ができるため、まず高速で全体をスキャンした後、入り組んだ部分などの高密度データが必要な箇所だけを選択してスキャンすることで、素早く効率的に高品質なデータが取得できます。

さらに、下記の便利な機能で業務の現場完結をサポートします。

・点群取得後の3次元距離チェック、平面上での面積チェックも可能
・合成された3次元点群をタブレットPC上に表示、合成精度等も自動でレポート出力
・任意写真撮影と3D位置との情報紐づけ機能(アノテーション機能)
・ジオリファレンス機能搭載により現場で現地座標に変換が可能
・スキャン終了後、データはWi-Fi通信にて高速処理でタブレットに自動転送(画像データ含む)
・写真の再撮影機能で映り込みのミスを軽減
・タブレットPCから一般的な点群フォーマットでのデータ出力が可能(E57/LAS等)


機械本体に操作パネル搭載で、通信が制限された環境でもスタンドアローンを実現



[画像4: https://prtimes.jp/i/15437/28/resize/d15437-28-e45c24c5067513142e80-2.jpg ]



Trimble Perspectiveソフトウェアを搭載した専用タブレットPC「Trimble T10x」での操作に加え、Trimble X12ではスキャナー本体にタッチ操作パネルを搭載しており、スキャナー単独でも業務が十分可能な機能を備えています。Wi-Fi接続が制限された環境や、タブレットPCのバッテリーが切れた場合でも本体操作で作業ができるため、万が一のバックアップとしても使用できます。

さらに、Perspective接続時にはシステムが同期。設定変更や観測開始・再撮影がスキャナー本体からも操作でき、状況に応じてハイブリッドに使用可能です。


【製品情報】
●Trimble X12 商品構成
[画像5: https://prtimes.jp/i/15437/28/resize/d15437-28-b2729be79e6ede5e0c7f-12.jpg ]

Trimble X12(スキャナー本体)、Trimble T10x(タブレットPC)、軽量Gitzo三脚、運搬用キャリーバッグ、コントロールソフトウェア「Perspective」

●Trimble X12 紹介動画(字幕)
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=_GlNRe80ln4 ]


●製品情報
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=430

●出荷開始予定日:2022年9月下旬頃
●販売価格:最寄りのニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部正規販売店へお問い合わせください。


【Trimbleと3Dレーザースキャナー】
Trimble社(本社:米国サニーベール市)は、1992年に最初の3Dレーザスキャナとして「GS100」をリリースし、その後もユーザの業務ワークフローに着眼し、最先端の技術を搭載した3Dスキャナーを続々と発表。2016年「トータルステーションと3Dレーザースキャナーのハイブリッド型」であるTrimble SX10をリリースし、専門的な知識が必要、専用ソフトウェアを用いた登録作業が難しい、投資収益性が悪い、などの地上型スキャナー特有の課題や常識の改善にチャレンジしました。
2019年には「シンプル・スマート・プロフェッショナル」をコンセプトに、初心者も簡単に3Dデータを取得できるツールとして、Trimble X7をリリース。この度、共通のソフトウェア「Perspective」でのコントロールによる操作性を継承し、さらに長距離・高精度のハイエンドモデルとして「Trimble X12」をリリースしました。


【株式会社ニコン・トリンブルについて】
株式会社ニコンと米国Trimble Inc.のジョイントベンチャーである株式会社ニコン・トリンブルは、両社のコア技術である測量・測位技術とノウハウを融合させ、GNSS受信機、小型・軽量なトータルステーション、先端的なロボティックトータルステーションを中心に高品質、高精度なソリューションをご提供していてまいりました。近年ではTrimbleの最先端建設ICTソリューションや3Dレーザスキャナを国内に導入し、多くの実績を積み上げております。精密農業、地理空間情報、自動運転の分野においても、最先端の技術、ソフトウェア、サービスをご提供しながら、新たな分野開拓の可能性にもチャレンジしております。



プレスリリース提供:PR TIMES

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