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株式会社講談社VRラボ

小川洋子原作、山村浩二監督のVRアニメーション『耳に棲むもの』完成

(PR TIMES) 2023年07月06日(木)08時45分配信 PR TIMES

株式会社講談社VRラボ(本社:東京都中央区、代表取締役:石丸 健二 以下当社)が企画・制作したVRアニメーション『耳に棲むもの』(以下本作)が完成したことを発表いたします。本作は、芥川賞作家で紫綬褒章受賞の小川 洋子がVR作品のために書き下ろしたオリジナル原作をもとに、アカデミー賞ノミネートアニメーション作家で同じく紫綬褒章受賞の山村 浩二がVR映画化した、画期的かつ野心的な作品です。独特の世界観を持つ二人の巨匠が2年の歳月を掛けてVRというメディアでしか味わえない作品を完成させました。

今後は世界中で体験していただけるようにVR部門のある主要国際映画祭にエントリーしていく予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-a76b6139267e81969484-0.png ]


【あらすじ】
孤独な少年の耳に棲むものとは?そしてなぜ少年の耳に!?
その少年は、毎日土を掘っては、そこで見つけたものをクッキー缶の中に集めていた。そして少年のノートには、彼の人生と、拾い集めた物たちが発する孤独な声たちが記録されていた。そんな彼の耳の奥には、4人の音楽隊と、レース状の偕老同穴に住む2匹のエビが住んでいた。彼らは、少年が涙を流すたびに演奏とダンスをして少年を励ましてくれた。彼はお礼に、拾ったものが入ったクッキー缶を振る。そうやって少年は成長していった。
成人した少年は補聴器を売るセールスマンになり、孤独な声を拾い集めることも涙を流すこともなくなっていた。ある日、彼はTVのニュースで見た、日系人強制収容所で見つかった手製の小鳥のブローチに魅了され、少年の頃を思い出し、再び孤独な声たちを拾い集める旅に出る。そこで彼が出会ったものは…?

【監督 山村浩二 作品に対するコメント】
VRも3DCG表現も初挑戦ですが、小川洋子さんと私の世界観を融合させ、360度映像の特性を活かしたVRでしか体験できない新しい映像が誕生しました。時空を超えた記憶と自己の深淵への旅をお楽しみください。

【原作 小川洋子 作品に対するコメント】
自分で意識したわけではないですが、どんな国籍のどんな思想を持った人にも、どんな年齢の人にも、あらゆる人に普遍的なメッセージを持った作品だと思います。見た人にとっての世界がここにあります。ここに私たちが込めた共通のメッセージを受け取ってくださいと言うのではなくて、見た方一人一人の耳の奥に潜んでいるその人にとっての大事な記憶を蘇らせて、自分が抱えているどうしようもない孤独というものとひととき向き合って、それを肯定できるような作品であって欲しいなと思います。

【プロデューサー石丸健二 コメント】
VRのための原作を小川洋子さんが書き下ろし、山村浩二さんが監督、岡田将生さんが主役の声を演じるという夢のようなVR作品が完成しました。三人がVR映画に可能性を感じてくださったように、これまでVRに携わったことのない小説家、漫画家、アニメーション作家などの多くのアーティストが、本作をきっかけにVRに興味を持っていただけるといいなと願っております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-fa18a02e3adaf44f9f6f-4.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-11a92c15474d88fa6d6d-3.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-c2a87f3bd1212b6cf6db-1.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-39cc6ed3d14ac70b326f-1.png ]

・作品名:耳に棲むもの(My Inner Ear Quartet)
・製作年:2023年
・作品尺:約35分
・ジャンル:VRアニメーション
・言語:日本語・英語
・企画・制作:講談社VRラボ
・製作:講談社
・配信:本作は国内外の映画祭にエントリーを優先するため、配信時期は未定です

【メインキャスト(日本語/英語)】
男:岡田将生/Daman Mills
少年:川口調/Nicholas Young

【メインスタッフ】
監督:山村浩二
原作:小川洋子
脚本:小川洋子・山村浩二
プロデューサー:石丸健二
CGディレクター:Gee Yeung
音楽 : 上野耕路
音響監督:太田昌孝

【監督 山村浩二(ヤマムラコウジ)について】
『頭山』(02)が第75回アカデミー賞にノミネート、アヌシー最高賞はじめ、6つのグランプリを受賞、長編『幾多の北』(21)がアヌシー最高賞、映画祭受賞は130を超える。紫綬褒章受章。東京藝術大学教授。
[画像6: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-beec529fd19b60786697-4.jpg ]

【原作者 小川洋子(オガワヨウコ)について】
1962年 岡山市生まれ 早稲田大学第一文学部文芸科卒
1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。
主な著書「妊娠カレンダー」、「博士の愛した数式」、「密やかな結晶」、「ことり」、「掌に眠る舞台」など。最新刊はエッセイ集「からだの美」(文藝春秋社刊)
[画像7: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-1d33bf9872c4013277ad-4.png ]


【主役 岡田将生(オカダマサキ)について】
1989年8月15日生まれ、東京都出身。
近年の出演作に映画『Arc アーク』(21') 『ドライブ・マイ・カー』(21')『CUBE 一度入ったら、最後』(21')ドラマ 大豆田とわ子と三人の元夫(21')『 ザ・トラベルナース 』(22') 舞台『物語なき、この世界。」(21')『ガラスの動物園』 (21')などがある 。7月7日には映画『一秒先の彼』、10月13日には映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』の公開を控える。 また、ナレーションを務める「SWITCHインタビュー達人達」(Eテレ)は毎週金曜放送中。
[画像8: https://prtimes.jp/i/57983/20/resize/d57983-20-62903db0add490f1dbf5-4.jpg ]

【株式会社講談社VRラボについて】
2017年10月に総合出版社の講談社と国内最大手のデジタルアニメーションスタジオであるポリゴン・ピクチュアズにより設立されたVRを中心とした新しいエンターテイメントを企画・研究するスタジオです。最新のテクノロジーを最大限生かしたコンテンツとは何か?を探求し、それを形にして世界に向けて発信して参ります。
代表取締役:石丸健二
URL:kodanshavrlab.com



プレスリリース提供:PR TIMES

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