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CollaboGate JapanとNR-Power Lab、分散型IDでVPPシステムの革新を目指す

(PR TIMES) 2023年08月12日(土)12時15分配信 PR TIMES

脱炭素社会を支える次世代データインフラの先駆者として

CollaboGate Japan 株式会社(本社:東京都渋谷区、以下:CG社)は、日本ガイシ株式会社と株式会社リコーの合弁会社 NR-Power Lab株式会社(代表取締役社長:中西祐一、以下:NR-Power Lab)と共に、CG社が独自に開発したデータトラスト基盤「NodeX」を活用して、革新的なVPP(仮想発電所)システムの構築に取り組みます。本プロジェクトは、2023年度内にシステムを構築し、2024年度から実フィールドでの検証を予定しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/70282/8/resize/d70282-8-e775970b6a88da8d039d-0.jpg ]

NR-Power Lab 特設サイト: https://www.nr-power-lab.jp/from-lab/product-reports-001/

市場課題


各産業でモノのデータを活用したIoTビジネスが加速しており、インターネットに繋がるモノ(IoT)の数は、2018年にモバイルの数を超え、2035年に累計1兆個に到達すると言われています。一方で、急増するIoTデバイスを狙ったセキュリティインシデントは後を絶たず、デバイスのなりすまし、ランサムウェアなどが絶えず発生しています。
各産業のメーカーは、事業の立ち上げ段階から、自社の人材やノウハウだけでは解決できないデータインフラの課題に向き合う必要があり、このことが迅速なデータビジネスの立ち上げや円滑に事業拡大を阻む大きな市場課題となっています。
VPP(仮想発電所)とは、再生可能エネルギーの発電量や蓄電池への充放電、施設や家庭の空調や照明の電力消費など、さまざまなエネルギーリソースをデジタル技術で統合制御するものですが、これを実現するためには、安全性、コスト効率、そしてエネルギーリソースとデータの信頼性が求められます。
現在、このエネルギーリソースとクラウドを繋ぐデータ通信部分は、各社独自規格での実装が進んでおり、VPP事業に携わるメーカーやベンダーにとって、自社の人材やノウハウだけでは解決できないデータインフラの課題が深いペインとなっています。

協業背景


CG社は2019年設立以来、分散型IDの国際標準化を推進し、同技術をIoTに適用する世界でも先進的な取り組みを展開してきました。一方、NR-Power Lab社は、これまでの電力ビジネスにとらわれない新規参入組ならではの発想でVPPサービスおよび電力デジタルサービスの事業化に挑戦しています。
両社は、CG社が持つデータインフラに関する技術や豊富なノウハウと、NR-Power Lab社の蓄電池制御技術やデジタル活用ノウハウなどの豊富な知見を融合させることで、分散型IDを活用したVPPシステムの構築を開始し、脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギーの普及を目指します。

協業内容


両社は以下の点での協業を開始します。
・2023年度、CG社の「NodeX」を核としたVPPシステムの技術検証
・2024年度、実際の運用に関する実地検証(23年7月末時点で、NR-Power Lab社が中核となり、株式会社IHI、株式会社タクマエナジーなど、計8社が共創パートナーとして参画)
・電力デジタルサービスにおけるデータセキュリティ及びデータモデルの標準化の推進

「NodeX」とは


CG社が提供する「NodeX」は、分散型IDを活用して、エネルギーリソースの信頼性の確保し、同時にインフラコストの削減を実現するデータトラスト基盤です。また、信頼できるデータ流通を可能にすることで、電力の需給調整だけでなく、Green Transformation、再生可能エネルギーの普及、脱炭素社会の実現を強力にサポートします。より詳細な製品情報については、以下のURLをご参照ください。
CollaboGate Company Overview: https://speakerdeck.com/ms256k1/collabogate-company-overview

会社概要


■ CollaboGate Japan 会社概要
会社名:CollaboGate Japan 株式会社
本社:〒105-6415 東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
代表者:代表取締役社長 三井 正義
設立:2019年5月7日
事業概要:IoT向けデータトラスト基盤「NodeX」事業
URL:https://nodecross.io/

■ NR-Power Lab 会社概要
会社名:NR-Power Lab 株式会社
本社:〒464-0858 愛知県名古屋市千種区千種2-22-8 名古屋医工連携インキュベータ内
代表者:代表取締役社長 中西 祐一
事業開始日:2023年2月1日
事業概要:VPPサービスおよび電力デジタルサービスに係るビジネス開発
URL:https://www.nr-power-lab.jp/

協業に寄せたコメント


CollaboGate Japan(株)代表取締役社長 三井正義
電力デジタルサービス市場はデータインフラの課題解決を求められています。この課題に世界で先頭を切って取り組めることに心からの喜びを感じています。業界の挑戦者であるNR-Power Lab社との連携は、私たちCollaboGateにとって、非常に価値ある経験です。中西氏の電力ビジネスにおける国際的な知識と経験、そしてこの事業への情熱を共有し合えることは、特別な意味を持っています。私たちの協業を通じて、CollaboGateのデータインフラ技術を社会に展開し、脱炭素社会の実現に貢献できると確信しています。共に、持続可能な未来のための新たなステップを築き上げていきたいと考えております。

NR-Power Lab(株)代表取締役社長 中西祐一
日本政府が2050年のカーボンニュートラル目標を掲げる中、気候変動の影響と地方の電力維持課題が重なり、分散型エネルギーシステムの必要性が急増しています。これにはサイバーセキュリティの重要性も伴います。NR-Power Labはこの課題に向き合い、分散型エネルギーシステムの信頼性を高めるため、IoTセキュリティに関する深い知識を持ち、分散型IDやE2Eセキュリティの向上に長年取り組んできたCollaboGate Japan社と協業します。私たちが提供するVPPシステムにおいて、「NodeX」のプロビジョニング自動化技術などは、広範囲なエネルギーリソースの効果的な統合と信頼性の担保を妥当なコストで実現できる可能性があります。これが分散型エネルギーシステムの拡大と、電力ネットワークの変革をサポートする鍵になると期待しています。さらに、NR-Power Labでは将来のグローバル展開も睨み、三井氏の海外でのブロックチェーンプロジェクトの展開、オープンソース・コミュニティ、標準化活動等でのご経験にも大変期待を寄せております。NR-Power LabはCollaboGate Japan社をはじめとした、さまざまな共創パートナーの強みを融合することで、「モノ×デジタル×サービス」で脱炭素社会の実現に不可欠な再生可能エネルギーの普及における課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献する企業を目指します。

お問い合わせ先


CollaboGate Japan 株式会社 広報
E-mail: contact@collabogate.com

プレスリリース提供:PR TIMES

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