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日東金属工業株式会社

”羽根が浮く”撹拌機を搭載 異物混入リスクを極限まで下げた「医薬品向け下部撹拌ユニット」を新発売

(PR TIMES) 2022年07月08日(金)15時45分配信 PR TIMES

安全性の高い医薬品製造に貢献

工業用ステンレスタンク・撹拌装置メーカーの日東金属工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:大山 浩一)は、「医薬品向け下部撹拌ユニット」を2022年7月8日(金)より発売いたします。
本製品はステンレスタンクに「羽根が浮く」撹拌機を搭載したもので、タンクと組み合わせての製品化は業界初(※1)です。異物混入(コンタミネーション)対策に特化しており、当社撹拌ユニットのラインナップ内ではハイエンドモデルとなっています。

製品詳細はこちら https://www.nitto-kinzoku.jp/archives/product/pbu/
※1 2022年6月現在。国内ステンレスタンク・撹拌機メーカーにおいて(当社調べ)
[画像1: https://prtimes.jp/i/103782/2/resize/d103782-2-1d0c0fa55ac1c597145d-3.jpg ]

”羽根が浮く”撹拌機とは?
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=wcs01j8IQSg ]



一般的な撹拌機は、「軸」と液流を発生させる「羽根」、羽根と軸の摩擦を軽減する「軸受け」が一体になりタンクに接続されます。
本製品に搭載した”羽根が浮く”撹拌機は磁気を動力とし、羽根の位置や回転を制御しています。そのため軸受けが不要な構造となり、羽根が完全に浮いてどこにも接触しない状態での撹拌が可能です。
この「撹拌機」と、製薬に適した仕様を知り尽くした当社が製作する「ステンレスタンク」を組み合わせた『ユニット』で、異物混入リスクを低減する撹拌工程を実現します。


異物混入リスクを低減する3つの理由

1.洗浄しやすい構造
CIP※2 等での洗い残しを防ぐため、ユニット内を可能な限りフラットにしました。撹拌機設置部も羽根がタンクから完全に浮遊しているため、細部まで洗浄液が行き渡りやすい構造です。
一般的に、撹拌機周辺は入り組んだ構造が多く洗浄のデッドスペースになりやすいですが、本製品ではこれをクリアしています。
※2 生産設備等に洗浄機能を組み込み、分解することなく自動洗浄する仕組み。Cleaning In Placeの略。
[画像2: https://prtimes.jp/i/103782/2/resize/275cff7e37979d71a8e74d58866fe715.gif ]

2. 摩耗・発塵ゼロ
羽根がタンクから完全に浮いているため、撹拌により部品同士が擦れることがなく、摩耗や発塵がありません。撹拌機の定期的な部品交換等も不要です。

3.外部からの侵入を防ぐ密閉性
本製品のタンクは0.18MPaの圧力に耐える設計で、加圧しても中身が漏れないほどの密閉性を有します。
撹拌機は磁気駆動のため外部からの貫通軸が無いシールレス構造で、タンクの密閉性を損ないません。
異物混入を嫌う工程では外部からの侵入を防ぐためタンクを密閉できる構造が要求されますが、本製品はこれを満たしています。


医薬品向け下部撹拌ユニット 誕生の背景
医薬品の製造工程では品質問題による健康被害を防ぐため、厳しい衛生管理が求められています。例えば溶解や混合といった混ぜる(撹拌する)作業で使用する設備においては、「十分に混ざる」のはもちろんのこと、「定置洗浄が可能である」「低発塵である」等も重要です。

そこで国内医薬品メーカー300社以上にステンレスタンクの納入実績を持つ当社が、製薬工程に適したグレードのタンクと撹拌機を組み合わせた本製品をリリースしました。優れた洗浄性と低発塵性、密閉性で異物混入リスクを低減し、安全性の高い医薬品製造に貢献します。

医薬品向け下部撹拌ユニット ご利用例


細胞培養等の低せん断撹拌
たんぱく質製剤の製造


■商品概要
商品名 : 医薬品向け下部撹拌ユニット
発売日 : 2022年7月8日(金)
容量  : 100L、150L、200L
販売場所: お客様との仕様打ち合わせ後の販売となります。
一度弊社へお問い合わせください。
URL  : https://www.nitto-kinzoku.jp/archives/product/pbu/

■商品に関するお問い合わせはこちら
日東金属工業株式会社 営業部
sales@nitto-kinzoku.co.jp
TEL:048-996-4221

プレスリリース提供:PR TIMES

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