プレスリリース

　ヤマハ発動機株式会社は、2024年4月19日、小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」(以下「YCW」)を長崎県五島市福江島半泊地区で宿泊施設を運営する株式会社MONTE CASA(以下、「MONTE CASA」)へ寄付しました。国内でのYCW導入は初めてです。

　当社は国内の非給水区域の小規模集落における水インフラ導入の実証事業として、同地区でMONTE CASAが運営する宿泊施設「めぐりめぐらす」に2022年10月にYCWを設置。その後YCWの運用、水の供給を行ってきました。このたび、この実証事業の完了にあたり、YCWをMONTE CASAに寄付し、引き続き宿泊施設ならびに近隣の住民に利用いただくことになりました。

　MONTE CASAは、2020年に五島市が募集した『旧戸岐小学校半泊分校活用事業』に応募、同市から事業者として採択されました。廃校舎を活用した「めぐりめぐらす」のある同地区は、行政の給水区域外のため自治体が管理する上下水道施設が無く、民間による浄水の確保・維持管理が求められていました。

　YCWは、「緩速ろ過」という自然界の水浄化機能をベースにしたシンプルな構造が特徴です。大きな電力を必要とせず、専門の技術者によるメンテナンスが不要なため、住民による自主運営が可能な浄水システムです。YCWは現在、アフリカやアジアの新興国を中心に世界17カ国53基が稼働中です。（2024年4月時点，本件含まず）

・ヤマハ発動機クリーンウォーターシステムWEBサイト
https://www.yamaha-motor.co.jp/cw/


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MONTE CASAに寄付されたYCW(写真中央奥)と当社、地元関係者ら(4月19日撮影)