• トップ
  • リリース
  • ファストドクター、AI活用により救急往診時の移動経路最適化を実現

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2

ファストドクター株式会社

ファストドクター、AI活用により救急往診時の移動経路最適化を実現

(Digital PR Platform) 2024年03月27日(水)14時00分配信 Digital PR Platform

救急往診を必要とする多くの患者が、より早く、医療へのアクセスが可能に

ファストドクター株式会社(本社:東京都渋区、代表取締役:菊池亮[医師]・野敬志、以下ファストドクター)は、「医療DX」の一貫として、AIを活用した「経路最適化」により、救急往診が必要と判断された患者に対して、さらに迅速な医療提供を実現しました。
この度の経路最適化では、緊急度を踏まえた上で、早急な受診が必要かつ通院困難性の高い患者に効率的な往診経路を策定することが可能となりました。また、本取り組みにより救急往診時の総移動時間が平均34% 短縮(前年同月比)されました。


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2654/83239/700_394_2024021317425665cb2b90d6438.png


[画像2]https://digitalpr.jp/table_img/2654/83239/83239_web_1.png

ファストドクターの救急往診サービスでは、主訴別に作成された「緊急度判定プロトコル」(総務省消防庁)をベースに、医師が緊急度判定と通院困難性の観点から早急な受診が必要と判断した患者に対して、救急往診を手配します。
全国の提携医療機関に勤務する医師とドライバーと共に1日最大150台の往診車が稼働しています。ファストドクターのコントロールセンターでは、専門スタッフが患者の緊急性・所在地、医師の現在地・対応可能な診療科目など多岐にわたる要因を考慮し、移動ルートをリアルタイムに策定します。しかし、高度な専門性を有する業務である上、より緊急度が高い患者への対応が必要になった場合には移動ルートのリアルタイムな再調整が頻繁に発生するなど、熟練したスタッフでも迅速な判断と対応が求められます。この度の開発は、こうした状況においてAIを用いてその判断を補助し、医師の移動負担・患者の待機時間の双方を軽減することを目指したものです。


[画像3]https://digitalpr.jp/table_img/2654/83239/83239_web_2.png

この度の経路最適化は、ファストドクター独自のAI開発および制約充足ソルバー「OptaPlanner」*1の導入によって実現しました。
ファストドクターのテック組織「ファストドクターテクノロジーズ」では、患者の緊急性に応じた経路調整や、医師の現在地・スケジュールと患家の所在地などを踏まえたマッチングのための独自AIの開発を行ったほか、OptaPlannerを活用し複数の患者や医師の位置情報(緯度・経度)をはじめとした多くの条件(制約)の分析、患家への最適な往診経路の算出を可能にしました。
独自AIの開発およびOptaPlannerの導入により、AIによって算出された結果と緊急度を踏まえた上で、往診経路を策定することが可能となり、救急往診時の総移動時間が平均34% 短縮(前年同月比)され、医療提供の効率性がさらに向上しました。

本取り組みについて、CTO 宮田 芳郎は以下のように述べています。

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2654/83239/150_226_2024021317444265cb2bfa92209.jpg


「日本の医療業界には、テクノロジーの力で解決できる課題がまだ多くあるにもかかわらず、医療DXは他分野と比べて遅れています。医療DXの実現のためには、多職種の連携が必要です。ファストドクターテクノロジーズでは、「医療従事者」と「エンジニアリング」「R&D」「UI/UXデザイン」「プロダクトマネジメント」「DX」のスペシャリストたちが濃密にコラボレーションし、医療現場のニーズに基づいたさまざまな開発にスピーディーに取り組んでいます。



ファストドクターテクノロジーズはこれまでさまざまなテクノロジーを用いて、「カルテ音声入力」「問診自動化」などの機能を実現し、医療DXの実現による患者体験の向上、医師の業務負担軽減に取り組んでまいりました。これらに加え、今回実現した救急往診における往診経路最適化を通じて、重症度の高い患者により早く往診を提供することが可能になりました。この度の成果は、テクノロジーによる医療の生産性向上の一つの例だと考えています。

今後も、現在開発を進めております「診療支援AI」の実装で、さらなる医療DXを推進していくとともに、医療データ活用促進のための開発にも注力いたします。また、このような取り組みを通じて、日本の医療DX推進に貢献してまいります」
ファストドクターは、2022年12月に「ファストドクターテクノロジーズ」を編成し、医療DX事業の高速化やヘルスケアデータ活用を主軸とした新規事業開発を促進してまいりました。今後も引き続き、2030年ビジョン「1億人のかかりつけ機能を担う」の達成に向け、「救急医療支援」のみならず、ヘルスケアデータを活用した「慢性期医療支援」など、複数の診療科が連携した横断的な医療体験を提供するプラットフォームの実現を目指してまいります。

※医療相談を含む医療為はファストドクターが提携する医療機関所属の医師によってわれ、 ファストドクターが医療為をうものではありません


[画像5]https://digitalpr.jp/table_img/2654/83239/83239_web_3.png


URL:https://note.fastdoctor.jp/n/n569172be7e67

*1: 「制約充足ソルバー」:与えられた多くの条件(制約)を全て満たしながら、特定の目標や要求を達成する状態を計算するツール

【ファストドクター株式会社について】
日本最大級のプライマリ・ケアプラットフォーム「ファストドクター」を運営するヘルステック企業。豊富な医師リソースを有し、救急往診・オンライン診療、在宅医療支援、自治体支援などのサービスを通じて、患者はもちろん、医療・介護施設、自治体、公的研究機関、製薬や保険業界まで、広範なステークホルダーに価値を提供する。経済産業省による政府公認のスタートアップ企業支援プログラム「J-Startup」の選出企業として、革新的なアプローチで、地域医療の向上と新たな医療インフラの構築を目指す。

所在地:〒150-6032 東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3
代表者:菊池 亮(医師)・野 敬志
URL:https://www.fastdoctor.co.jp/

【本件に関するお問合せ】
ファストドクター株式会社 
広報:岩谷、吉田
E-mail:pr@fastdoctor.jp 



関連リンク
ファストドクターnote
https://note.fastdoctor.jp/n/n569172be7e67

このページの先頭へ戻る