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株式会社ハイエッジ

ハイエッジが車載ナトリウムイオン電池市場/技術動向に関する調査結果を発表 『車載ナトリウムイオンバッテリー 技術展望/市場動向2024』掲載

(@Press) 2024年01月23日(火)10時00分配信 @Press

株式会社ハイエッジ*では、リチウムイオン電池に代わる電気自動車、ハイブリッド自動車用の車載電池として注目されるナトリウムイオン電池に関する市場調査/技術調査を実施、車載ナトリウムイオン電池の車載用途における総容量規模及び搭載電動モビリティ台数予測を行っています。さらに国内外のナトリウムイオン電池関連の特許出願状況を調査、ナトリウムイオン電池の最新技術開発動向を分析、ナトリウムイオン電池開発企業や材料メーカーの取り組みを明らかにし、今後の電動モビリティの車載電池採用シナリオを展望、その結果を技術動向/市場展望資料として『車載ナトリウムイオンバッテリー 技術展望/市場動向2024』に掲載して発刊しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/382686/LL_img_382686_1.png
内容見本1

●調査概要
調査期間:2023年10月 〜 12月
調査対象:ナトリウムイオン電池メーカー及び関連材料メーカー
調査方法:関連企業へのヒアリング調査及び特許調査、文献調査など

* 株式会社ハイエッジは2004年の設立以降、ハイブリッド車、電気自動車、電子デバイスに関する市場調査を継続的に実施、各種市場調査レポートは多くの企業でご利用いただいております。


●調査結果の概要
■車載ナトリウムイオン電池総容量規模 2035年 41.5GWh 搭載電動モビリティ140.4万台
電動モビリティへの搭載は2023年に中国で一部が開始され、大手電動モビリティメーカーBYDや大手電池メーカーCATLが量産を開始、2024年以降には徐々に搭載モデルの拡大が進むことが予測される。ナトリウムイオン電池は、リチウムイオン電池と比較した蓄電容量は劣るが安全性や低温特性に優れ、さらに豊富な資源量であることから大幅コスト低減が図れるメリットがあるため、EV及びPHEVなどの電動モビリティの車載電池としての利用が期待される。このため、今後の電動モビリティ市場拡大に伴って、リチウムイオン電池と使い分けされる形で市場が拡大、2035年には車載ナトリウムイオン電池市場の総容量規模は41.5GWhとなることが予測される。
ナトリウムイオン電池を搭載する電動モビリティモデルはTotalで140.4万台に達することがみこまれ、2035年時点の日本円の総市場規模は2,490億円と見込まれる(150円/1ドル換算)。

■BYD、CATL、HiNa Battery Technology、Farasis、Tiamat Energy、Great Powerなどで開発/実用化先行
車載ナトリウムイオン電池の実用化を進める企業としては、車載リチウムイオン電池メーカーの寧徳時代新能源(CATL)、HiNa Battery Technology、Faradion、Tiamat Energyや電動モビリティメーカーBYDやGreat Powerなどがある。すでにCATLはナトリウムイオン電池をリチウムイオン電池と併用するハイブリッド電池による実用化を開始し奇瑞汽車(Chery Automobile)のEVに搭載している。またBYDも海鴎(Seagull)EVモデルへの搭載を想定しているほか、HiNa Battery Technologyは、江淮汽車(JAC)とVolkswagenとの合弁企業で開発しているEV車両Hua Xianziにナトリウムイオン電池を搭載している。また英国電池メーカーFaradionは、インドの商用車両に搭載するナトリウムイオン電池の開発を進めている。

■重量エネルギー密度160Wh/kgを実現、200Wh/kgまでの高容量化も視野に
ナトリウムイオン電池の性能は、CATLではすでに重量エネルギー密度で160Wh/kgを実現しており、今後、Farasis Energyでは220Wh/kgまでの高容量化を実現するとしている。また現時点で最も高い重量エネルギー密度を実現するのは東京理科大学で、試作レベルで358Wh/kgが実現している。サイクル寿命については5000-8000サイクルまでが実現しており、さらにナトリウムイオン電池の大きな特徴である低温特性では国内の日本電気硝子が-60℃までの低温特性を実現している。ナトリウムイオン電池のセルコストは、リチウムイオン電池と比べて大幅なコスト低減が期待でき、現時点では、US$87/kWhとみられ、現状のリチウムイオン電池のセルコストUS$135/kWhと比べて36%のコスト低減が期待できることになる。

■ナトリウムイオン電池関連特許出願件数はトヨタなど日本企業が上位を占める。
ナトリウムイオン電池関連特許調査では、国内外のナトリウムイオン電池関連特許出願件数1,115件を分析、特許出願件数はトヨタ自動車、日本電気硝子、CATL、住友電気工業、HiNa Battery、日本電信電話、中南大学(中国)と続き日本企業による特許出願件数が上位を占める。特許出願では、正極材料として、層状酸化物、プルシアンブルー、ポリアニオン性化合物に関する出願が多く、負極材としてはハードカーボン、チタン酸ナトリウム、炭素系材料に関する出願が多くなっているほか、電解質として固体電解質を採用する全固体ナトリウムイオン電池に関する特許出願も日本企業が主に行っている。


●関連リンク
→株式会社ハイエッジ ホームページ( http://www.hiedge.co.jp/ )
→ 資料目次/詳細資料( http://hiedge.co.jp/dm/NIB2024.pdf )
→ 資料申し込み( https://www.hiedge.co.jp/%E8%B3%BC%E5%85%A5%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF/ )


●調査レポート概要
資料名 :車載ナトリウムイオンバッテリー 技術展望/市場動向2024
発刊日 :2023年12月10日 発刊
資料体裁:PPT 140スライド + ナトリウムイオン電池国内外関連特許出願個表 計1,115件
PDFファイル、特許出願1115件Excel Database File。
印刷物は付属しません。ファイルをDVDに書き込んでお送りします。
資料価格:・PDF版(印刷可全スライドPDF File/1115頁特許出願個票)
定価 150,000円(定価) 消費税 15,000円
・PPT版(全スライドPPT File/図表Data Fileと個票)
定価 170,000円(定価) 消費税 17,000円
・Database+版 (PPT版+特許出願1115件Excel Database)
定価 180,000円(定価) 消費税 18,000円


●関連図表

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/382686/LL_img_382686_2.png
内容見本2
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/382686/LL_img_382686_3.png
内容見本3

【会社概要】
名称 :株式会社ハイエッジ
代表者:代表取締役 東谷 仁志
所在地:愛知県瀬戸市川北町1-65-1
設立 :2004年8月4日
資本金:300万円

プレスリリース提供元:@Press

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