• トップ
  • リリース
  • 与信管理のリスクモンスター、倒産リスクを判別する格付ロジックを改定 〜現下の経済変動における中小企業への影響を考慮〜

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2

リスクモンスター株式会社

与信管理のリスクモンスター、倒産リスクを判別する格付ロジックを改定 〜現下の経済変動における中小企業への影響を考慮〜

(@Press) 2023年12月15日(金)10時00分配信 @Press

法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、2023年12月17日(日)に倒産判別力が93.7%に改善が見込まれる「RM格付ロジック」の改定を実施することをお知らせいたします。

RM格付はリスモン独自の与信管理指標で、企業を6段階のA格〜F格に分類した倒産判別に特化した格付です。その倒産判別力(※)は2023年4月以降93%超を維持しており、11月までの実績で93.6%の精度を誇っています。
今回実施する「RM格付ロジック」改定で、更に0.1%ポイント改善されて倒産判別力93.7%となりました。
※倒産判別力とは、倒産件数に占めるRM低格付(E格・F格)の割合を示す。

昨今の日本経済はインバウンド需要の回復、経済活動の正常化が進んでおりますが、その一方で、ウクライナ、イスラエル情勢や中国住宅市場の低迷、エネルギー価格高騰や円安進展など、国内外にリスク要因があり、経済全体の動向には注意が必要な状況が続いています。
こうした厳しい事業環境下において、企業は、商品サービスの値上げや人手不足解消に向けたDX推進などの収益構造改善を迫られています。時代の変化とともに、企業存続に必要な要素も変化することを踏まえて、企業評価基準を見直す必要があります。

これら経済情勢への対応に加えて、リスモンが10年以上にわたり収集・メンテナンスを続ける独自データベースにおいて、企業情報及び倒産データの蓄積が一層進んでいます。この500万社を超える企業情報データベースと、DX専門部隊によるビッグデータ解析や、IT・クラウド技術に取り組むR&D部門によるAI技術の活用によって分析力を高め、より正確な信用評価・リスク管理を実現しています。

日本企業が厳しい経済情勢下で“攻めの取引”を続けるために、リスモンは格付精度の向上を続け、お客様へ与信管理の新しいスタンダードを提供してまいります。


■改定のポイント
国内の経済活動正常化が進んでいる一方で、2022年以降の全国倒産件数が増加に転じていることや、ウクライナ、イスラエル情勢や中国住宅市場の低迷、エネルギー価格高騰や円安進展などの影響により経済全体の動向には引き続き注意が必要な状況が続いています。
厳しい事業環境下において、企業は、商品サービスの値上げや人手不足解消に向けたDX推進などの収益構造改善に向けた活動が必要です。時代の変化とともに、企業存続に必要な要素も変化することを踏まえて、企業評価基準の見直しを実施し、AIやアナリストによる倒産予兆分析結果をRM格付ロジックへ反映しています。

(1)倒産確率の適時化
経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しています。下表のとおり、2022/3から2023/3の1年間で比較しても、各財務指標における要警戒水準の倒産確率も変化が生じていることが分かります。これらの倒産トレンドの変化に対応するために、定期的に倒産実績の集計を行い、格付と倒産確率の乖離が生じないように調整を行っています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/379201/LL_img_379201_1.png
財務指標

(2)定量分析の強化
収益性分析を強化しています。特に、中小零細企業の収益構造に注目し、従来ロジックでは、過小評価されていた企業に対して評価の適正化を図っています。分析結果を踏まえ、倒産判別力の向上が見込まれることから、評価ロジックを改定し、格付精度の向上を図ります。

(3)定性分析の強化
企業情報を拡充したことに伴い定性分析を強化しております。分析結果を踏まえ、倒産判別力の向上が見込まれることから、評価ロジックを改定し、格付精度の向上を図ります。


■RM格付の倒産判別力 → 0.1ポイント改善
全倒産に占める低格付先の割合は、E・F格を合わせた警戒領域で、0.1ポイント(93.6%→93.7%)の上昇が予想されます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/379201/LL_img_379201_2.png
倒産判別力

■RM格付とは
独自のデータベースを活用して企業を信用度合いに応じてA〜Fの6段階で格付け(評価)しています。この格付は累計80万社の倒産実績に裏付けられた独自指標で、A格は倒産確率が低く、F格は倒産確率が高い企業となります。
また下位格付については、E格はE1/E2の2段階、F格はF1/F2/F3の3段階に細分化して表示しています。これにより下位格付における危険度をより明確に判別できるようになっているため、多くの会員様の与信管理体制強化や、業務効率化に貢献しております。


■リスモンの概要(東京証券取引所スタンダード市場上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2023年9月末時点で13,851(内、与信管理サービス等7,315、ビジネスポータルサイト等3,096、教育事業等2,988、その他452)となっております。

ホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る