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バクスター株式会社

バクスター、腎臓病患者さんとそのご家族のためのウェブサイト『いっしょに考える腎臓病』を開設 〜腎臓病と共に自分らしい生活を送ることを支援〜

(@Press) 2021年11月01日(月)08時30分配信 @Press

バクスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下「バクスター」)は、2021年11月1日、腎臓病患者さんの腎代替療法選択を支援するウェブサイト『いっしょに考える腎臓病( https://jp.mykidneyjourney.com )』(監修:群馬大学大学院医学系研究科 医療の質・安全学講座教授 小松 康宏先生)を開設したことを発表しました。


● 慢性腎臓病(CKD)、末期腎不全(ESRD)(以下「腎臓病」)患者さんが一人で悩まずに、治療を続けながら、自分らしく、快適で充実した生活を送ることを支援するコンテンツを掲載
● 腎臓病患者さんが、腎臓病やその治療について、医療スタッフの皆さんやご家族と共に考える際の参考となるよう、患者さんとそのご家族や介護者の方々に向けた情報を提供
● 治療について良く知り、病気と付き合いながら暮らすための知識の普及を通じて、患者さんが腎代替療法の選択を行う際の満足度向上や不安の軽減に貢献することを目指す


本ウェブサイトは、腎臓病患者さんが一人で悩まずに自分に合った治療法を選択し、そして治療と共に充実した快適な生活を送ることができるように支援することを目的に開設されました。患者さんの関心が高い「慢性腎臓病について」、「腎不全の治療」、「透析と暮らし」、「ご家族や介護者の方へ」、「治療の選択に向けて」といった病状に応じたトピック別に情報を取得できる構成となっています。また、特徴のひとつとして、腎臓病の管理に関わる情報と共に、病状が進行し末期腎不全に至った患者さんが腎臓の機能を補うために必要となる腎代替療法について焦点を当てています。腎代替療法である透析には、腹膜透析(Peritoneal Dialysis; PD)、血液透析(Hemodialysis; HD)といった選択肢があります。
満足度の高い治療生活を送るために、患者さんご自身が適切な知識を得て、ご自身やご家族、医師や看護師などの医療従事者と「いっしょに」よく考え、それぞれのライフスタイルに合った治療法を主体的に選んでいく際にお役に立つことを目指しています。

世界で初めて在宅透析療法であるPDを実用化したパイオニアであり、PDおよびHDの両面から日本の透析治療を長きにわたって支えてきたバクスターはウェブサイト『いっしょに考える腎臓病』をはじめとした治療管理、治療選択の啓発活動を通じて、これからも腎臓病患者さんが自分らしい生活を送れるよう貢献してまいります。


■ウェブサイト『いっしょに考える腎臓病』の開設背景
腎臓病は、軽度の腎臓機能障害から腎代替療法(透析や腎移植)が必要となる末期腎不全までの状態を指し、日本では成人の約8人に1人が罹患し、約1,330万人の患者さんがいる※1ことから新たなる国民病と呼ばれています。
腎臓の機能は喪失すると回復が難しい場合が多いものの、腎臓病は初期の段階(保存期)から薬物療法に加えて、食事療法や生活習慣の見直しを行うことにより、病気の進行を遅らせることが期待できます。そのため診断を受けた患者さんにとっては、自分の気持ちと向き合い、治療に関わっていく方法を知ることも非常に大切となってきます。
日本では人口100万人当たりの透析患者数が世界でも2番目に多い2,731人と報告され、年間約4万人もの方が透析導入をしているのが現状です※2。

そして、透析は腎移植を受けない限り生涯付き合っていく治療であるため、多くの患者さんは治療の導入前に日常生活の変化に対してさまざまな不安を抱えています※3。しかし、PDやHDといった治療選択肢のうち、患者さんご自身の希望やライフスタイル、健康状態に適した治療を選び、積極的に治療と関わっていくことで、満足度の高いより快適な治療生活を送ることが可能です。

日本の透析導入時の平均年齢が約69歳※2と、さまざまな社会参画機会を持つ年代であることから、透析治療に入る前に、患者さんご自身がどのような治療生活を送りたいかをご家族や医療従事者と共によく話しあって治療選択を行っていくことが極めて重要です。なお、患者さんが十分な情報を得て、医師としっかりコミュニケーションをとり、本人の希望や身体の状態にもとづいて治療法を選択する、共同意思決定(Shared Decision Making; SDM)を行うことで、治療に対する満足度が高まるというデータも海外で報告されています※4。
また、患者アンケートによると、医療従事者によって治療法を決められた患者さんよりも、医療従事者と一緒に相談しながら自分自身で治療法を決めた患者さんのほうが、治療に対する不安が軽減されており※5、患者さんが治療に関する知識を得て、主体的に治療選択に関わることの重要性が示唆されています。

これらのことから、治療選択や治療生活に関する適切な情報を、患者さんや患者さんを支える周囲の方に提供し、患者さんの主体的な治療選択が行われ、良い治療生活を送っていただけるよう、本ウェブサイトを開設しました。

<参考文献>
※1…NPO法人 日本腎臓病協会.「慢性腎臓病について」. https://j-ka.or.jp/ckd/ ,(参照:2021-11-1)
※2…一般社団法人 日本透析医学会.「わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日現在)」
※3…NPO法人 腎臓サポート協会.「2019年会員アンケート結果報告」
※4… Ladin, K., Lin, N., Hahn, E., Zhang, G,. Et al. Engagement in decision-making and patient satisfaction: a qualitative study of older patients’ perceptions of dialysis initiation and modality decisions. Nephrol Dial Transplant 2017 Aug 1; 32(8): 1394-14012.
※5…NPO法人 腎臓サポート協会.「腎不全の重症化予防および治療選択に患者が主体的に関わることの重要性〜会員アンケートより〜」


■ウェブサイト情報
いっしょに考える腎臓病
https://jp.mykidneyjourney.com

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/281686/LL_img_281686_1.jpg
ウェブサイトイメージ
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■バクスター株式会社について
バクスター株式会社は世界的なヘルスケアカンパニー、米バクスターインターナショナルインクの日本法人です。2019年、日本法人設立50周年を迎えた当社は腹膜透析、血液透析に関わる透析製品事業分野、吸入麻酔薬や急性血液浄化治療をはじめとするホスピタルプロダクト事業分野、局所止血材や癒着防止吸収性バリアを中心としたアドバンスサージェリー事業分野を軸に医薬品、医療機器のリーディングカンパニーとして、イノベーティブな製品とサービスを提供し、日本の医療現場に貢献して参ります。
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■バクスターインターナショナルインクについて
バクスターは、日々、数百万もの患者さんおよび医療従事者・介護者に、クリティカルケア、栄養関連、腎臓関連、病院および手術製品などのバクスターの主要なポートフォリオを提供しています。当社は、90年以上の長きにわたり、患者さんの生命を守るイノベーションとそれを実現する医療従事者が交わる重要な領域において事業を行っています。世界中のバクスター従業員は、100カ国以上で使用されている製品、技術および治療法により、医療を飛躍的に進展させてきた豊かな伝統を礎に、次世代の革新的なヘルスケアイノベーションを推進しています。
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