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インスタ映えも意識 県内小売店で浴衣商戦が本格化

2018.07.06 埼玉新聞 7頁(全1,322字)


 夏祭りや花火大会が本格化するのを前に、県内の小売店では浴衣商戦が本格化している。子どもが着やすいように、上下が分かれているもの、SNS(交流サイト)に投稿する写真映え「インスタ映え」も意識し古典的な花柄を基本としつつ、鮮やかなデザインのものが充実。男性物や、近年増加する外国人観光客向けの販売にも力が入る。

■「ひとりで着られる」

 カジュアル衣料品大手のしまむら(さいたま市北区)は、購入後すぐに着て出掛けられるようセット販売がメイン。

 昨年好評だった「洗濯機で洗える浴衣」のセットのほか、今年は「ひとりで着られる」をテーマに、初めから結んである飾り帯を面ファスナーで留めるだけの「くるピタ簡単帯」を含むセットも販売。浴衣、帯、ゲタ、腰ひもの基本4点セットで5800円(税込)。男性用、子供用セットもある。

 同社担当者は「女性用浴衣は、ストライプに花柄といった柄と柄を掛け合わせたデザインなどが売れ筋で、毎年定番のキャラクター浴衣も人気」と話す。外国人観光客の多い店舗などでは4月から先行販売中で、売場を広く設け、着付けにも対応。7月9日に開設予定のオンラインショップでも販売する。売上は昨年比10%増を目指す。

■「すかあとゆかた」

 イオンでは、県内の20店舗で浴衣専用の売場を設けた。今年は、新商品の品ぞろえを強化したという。

 子ども向けには上着、スカート、帯がセットの「すかあとゆかた」を発売した。「子どもに簡単に浴衣を着せたい」との声に応え、上下を分けた。簡単に着られ、スカートのウエスト部分がゴム仕様で、好みの位置に合わせられることから、人気が高いという。

 若い女性向けには、人気ブランド「アースミュージック&エコロジー」とのコラボ浴衣(税込9504円)を発売。アサガオやツバキなど伝統的な古典柄を基本にしつつ、ハイビスカス柄、筆で描いたような幾何学柄など、現代的な遊び心を加えた柄が特徴で、インスタ映えも意識している。

 男性用には、細身の人向けの「スマートゆかた」(同1万584円)を販売し好評だ。このほか、収納が簡単な「ポータブルゆかた」(同6264円)なども扱う。売上は前年比10%増を目指す

 イオンレイクタウン(越谷市)では、小物含め約1千点を扱う。売場担当の永沼恵子マネージャーは、「浴衣など自分に合った組み合わせを、楽しみながら選んでほしい」と呼び掛けている。

■ブランド浴衣も豊富

 呉服専門店の一蔵(さいたま市北区)は、大宮店(さいたま市)、所沢店(所沢市)、ラブリス大宮マルイ店(さいたま市)の3店で浴衣を販売する。

 主力商品は、若い女性をターゲットにした浴衣、帯、ゲタの3点セット(同9504円)。明るい色味や柄のデザインの浴衣を種類豊富にそろえ、インスタ映えを意識する顧客に対応している。

 呉服専門店だけあり、「SOU・SOU」(京都府)、「芸艸堂(うんそうどう)」(同)などブランド浴衣も豊富で、主な価格帯は3万円台。このほか、軽く洗ってもシワになりにくいことで注目を集める、ポリエステル素材を活用した浴衣もそろえている。

イオンでは、子どもが着やすいタイプの浴衣や、インスタ映えする色鮮やかなデザインの浴衣が並ぶ=越谷市のイオンレイクタウン

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埼玉新聞社

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