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一般社団法人日本障がい者スイミング協会

「自分で泳げた!」を叶えたい。自分にぴったり!な浮き具で、プール活動をもっと身近にする「パズルフロート」の誕生秘話

(PR TIMES STORY) 2024年02月16日(金)12時32分配信 PR TIMES


(首の安定のため、フロートを併用して装着の上、パズルフロートを利用し自力で浮いています)


一般社団法人日本障がい者スイミング協会は、「毎日の生活が軸」をテーマに、生徒2名の草の根活動からスタートしました。

身体・知的・精神障がい、難病や様々な理由で地域の水泳活動 が困難な方(以下「障がい者等」とする)それぞれの個性や特性に合わせた支援(個別支援形式の水泳教室)、介助および水泳指導のできる障害者水泳指導員養成研修、学校や施設、オリンピック・パラリンピックスポンサー企業様、各種療育施設やスクール事業様への研修事業等を実施しています。


障害の有無にかかわらず水中リラクゼーションが楽しめる「パズルフロート」


水泳を通して障がい者等個々人の心身の発達や能力の向上、質の高い主体的な生活を目指すとともに、障害の有無にかかわらず、個人の多様性を認め合い、地域交流、社会参加を促進し、インクルーシブ社会の形成、ウェルビーイングに寄与することを目的としています。


障害者水泳への関心が高まる中、水中運動や水中リラクゼーションが初めての方でも使える「パズルフロート(意匠登録出願中)」を製作させていただき、意匠登録もいただきました。



誰でも、楽しく、水中リラクゼーションができないだろか?


障がいのある方の「水中リラクゼーション」のニーズが年々高まっています。


一方で「リラクゼーションのやり方が分からない」、「未経験でも安全に使える道具が分からない」、「体調の変化が大きく、たくさん道具を揃えられない」という方も。

このパズルフロートはそんな皆さんの想いを形にした画期的な水中用の福祉用具です。


一方、支援者や指導者側としては、一人一人の泳力や体の状態に合わせていくつもの浮き具を持参してレッスンに臨むことがとても大変でした。いくつもの大きなフロートや小さな浮き具までそろえるとなると、かなりの量になります。

45リットルのごみ袋1袋の中に、10種類以上の浮き具を入れて運ぶ支援員もいました。


ビート板のように、多くの人が使いやすく、自分流にカスタマイズできる浮き具は作れないだろうか。


そのように考えて、自作の浮き具づくりに挑戦しました。

5年ほど前のことです。



試作を繰り返して、自由に形を変えられるフロートが完成


はじめは、ミシンを使って布の中に発泡ビーズを入れた浮き具を作りました。

障害のあるお子さんのいるご家族の方が実際に作っているもので、レシピを教えていただき自作をしました。


1週間ほどかけて、ベビーベッドサイズの浮き具を作りました。


これがとてもよかったので、サイズ違いのものも夜なべを徹して作りました。


もっとたくさんの人に使いやすいフロートにならないか?


浮き具を自作したものの、45リットルの半分の量にはなりましたがやはり持ち運ぶ量は多いことが難点でした。

さらに、より個別性の高い子供達の体形や症状に合わせるとなると、工夫が必要でした。側弯など体のねじりや、脚が欠損している方、子供が成長して浮力を調整したりなど、より個別性に配慮した浮き具を考えるようになりました。


そこで、パズルのように形を自由に変えることができるパズルフロートを試作しました。


さらに多くの人に手に取ってもらえるよう、車いすを製作している工場に委託し、よりしっかりした縫製にし、ついに「パズルフロート」が完成しました。


(首の安定のため、フロートを併用して装着の上、パズルフロートを利用し自力で浮いています)

ご自身のお体に合わせて立体的に形を変えながら、自分で浮いているような感覚になるようにお作りした水中用の浮き具です。


立体的に形を変えられるから、浮力の調整も思いのまま。


お一人お一人のその日の身体や体調に合わせて組み替えることができる画期的な浮き具です。重ねても、長く連結することもできます。リラクゼーションしてから形を組み替え、すぐに水中運動、水中療育をすることも叶います。


体に合わない水泳道具では、安全面に不安が出てしまいます。

この浮き具を使うことにより、安全で楽しく、効果的な水中療育、水中運動、泳ぎの練習が叶います。

アイデア次第で無限に可能性が広がる「一生モノの浮き具」となります。


三角、長方形、一列、2段、など様々に形を変え、腕や脚、胴体と練習内容に合わせてすぐに形を組み替えることができ、現場でも支障なく使うことができるようになりました。


さらに、自作ではなかったため、公共プールでも福祉用具として認められ、持ち込みが可能となりました。


人の手で支えられているような安心感を3年かけて研究

水中では、お子様が仰向けのまま背中などこわばりの強い部分にアプローチできます。

浮力の働きで関節を緩めやすく、施術をすることで深いリラックス効果があります。

更にパズルフロートは「面」でお体をしっかりサポート。まるで人の手で支えられ、包み込まれるようなリラックスを体感できます。


この適度な面の大きさと、自分で浮いているような絶妙な浮力感を3年間研究。

「自分で泳げた!」「自分で浮いた!」という達成感があり、モチベーションも高まります。


つけて浮くだけでもリラックスができ、プールから終わったあとにご本人を抱えた家族やヘルパーさんが口をそろえて「軽い!」「介助がしやすい!」と話す。


障害者本人だけでなく、本人のリラックスにより介助負担もかなり軽減されたようでした。

また、体の緊張する場所が移っていっても、パズルフロートなら体の別の場所にすぐにあてがうことができるので、どのような状況でも臨機応変に対応ができる。


障害者本人だけでなく、水中で介助をする家族やヘルパーさんの体に付けると、より体への負担が軽減され、不安定な水中での介助が楽で確実にできると好評でした。



筋緊張による生活の悩みの改善に、早い時期からの水中運動がおすすめ

(首の安定のため、フロートを併用して装着の上、パズルフロートを利用し自力で浮いています)


心身の健康のために、適度な運動とリラックスは欠かせません。お子様は無意識のうちに筋緊張になりやすく、そのために睡眠不足などの悩みを抱え、日常生活に影響が出る方は多くいます。

理学療法の先生も「将来の側弯や不調の予防のためにもプールで体を動かしてもらいたい」と期待を寄せています。(障害者水泳指導員アンケートより)



プールで使った後は、軽くシャワーで流して干すだけ。使い込んでもリフォームできる

もともとSDGsと言われる前から、代表の酒井が環境問題に関心があったため、丈夫で長く使えるものを作りたいという思いが強くありました。


そこで、パズルフロートを長くつかってきたとき、工場でリフォームできるような仕組みにしました。


実際、障害者水泳教室で週6日、1年間稼働している場所でも一度もカビていません。


その後、「障害者用浮き輪」として意匠登録を出願し、認められました。

意願 2023-007353

登録日 令和5年9月13日

登録第1753747号



パズルフロートを毎日の健康サポートに役立ててほしい


代表酒井は、障害者水泳やウェルビーイングの書籍も出版、寄稿しており、障害者水泳の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと話します。


「パズルフロート力で、自分らしい運動も心身の深いリラックスも同時に叶えて、健康と美、充実した豊かな毎日のサポートにぜひお役立ていただき、障害者水泳の普及の一助となれば幸いに存じます」




パズルフロート https://jpasa.net/puzzle-float/


特別無料プレゼント

障害者水泳の内容をまとめた小冊子のPDF版「ハッピースイミング」を

無料で進呈しています。


【ハッピースイミング】中身は…


1 豊富な写真とやさしい言葉ではじめてでもよくわかる

  1.  筋緊張など障害特性を生かした運動がわかる
  2.  プールや水中での介助の仕方もしっかりていねいに解説
  3.  水がもっと好きになるプール道具の作り方掲載
  4.  プールへ行くときに役立つチェックリストや絵カードつき


【入手方法はつぎの2つからお選びください】

1 小冊子(現物)がほしい方


メールinfo@jpasa.netまでご連絡ください。(お一人様一冊)

その際、@宛先氏名 A送付先住所 Bお電話番号 をお知らせください。


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