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GUIDANCE International

革新的な腰枕「すきまくら」、開発の経緯と意匠登録、市場投入までの挑戦。自動車販売修理業からカー用品開発へのピボットのストーリー

(PR TIMES STORY) 2023年08月30日(水)17時14分配信 PR TIMES

ガイダンスインターナショナルは、代表の池内孝彰が自動車整備工場での勤務経験を経て、2008年に自動車販売修理業を独立起業してから10数年が経ちました。弊社では、先行きへの不安と新しい挑戦への意欲から、長年の自動車業界に携わってきた知見も活かして何これ?面白い!と思ってもらえるようなカー用品の小売も開始しました。


大阪都心部から少し離れた南大阪地域では車は一家に最低一台の必需品です。自動車に乗る日常の中で、運転していない時やちょっとした待ち時間などにシートを倒して休んでも体勢がしっくりこず、窮屈さを感じることが多々あった経験から、それに特化したクッションを考案しました。



このストーリーでは、リクライニング専用クッション”すきまくら”を製品化するに至った経緯と商品の魅力について代表の思いをお伝えします。


自動車の整備だけでは生き残っていけないと感じ始めた


私は自動車工業科の短期大学を卒業し、大手ディーラー・大手カー用品量販店・民間整備工場での勤務を経て独立起業し、現在も自動車販売修理業に従事しています。

元々は普段の生活にも役に立つ仕事がしたいという理由から、自動車の整備をしようと思い立ってこの道を選びました。



20,30年前ぐらいまでは車はステータスの一つでもあり、カスタムを楽しむ事が文化の一つでもありましたが、近年は昔とは比べ物にならないスピードで進化し、そういった事をする人も減ってきたとともに、少子化問題や若者の車離れも顕著になってきました。

"引用 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/19db61852e6a93a4fbb667c963ff1c8610497099 "


さらに自動車の電子化などの進化によって、自社で対応できないことも増えました。また、部品の品質も良くなり、インターネットの普及によりユーザーの選択肢が増えてきたことで、このままではこの先5年10年と続けていくことに不安を感じていました。

そんな中、元々興味のあった、海外とのつながりを持つ展開を新しく模索するようになり、ほどんと右も左もわからない状態で、まず香港・中国の展示会に行けば何かが起こるとの思いから足を運びました。それをきっかけに、車の事業に関連したカー用品の販売を始めました。


広州交易会会場


大手量販店には多種多様なカー用品が並んでおり、インターネット上でも様々な商品が展開されています。

色んな国の色んな商品を見ていると日本とは違ったデザインや観点のとても面白い製品がたくさんあり、最初はそういった海外ブランド製品を輸入して日本で販売することを考えていました。


新しい商品探しからすきまくらのアイデアが浮かんだ


新しい商品を探していたある時、この“すきまくら”のヒントになる商品に出会い、過去の車内での寝心地の悪さを思い出しました。他にも必ず自分と同じようなことを感じている人がいるはずだと感じ、これなら設計して作れるかもしれないと思ったのです。



シートを倒して仰向け(横向き)になった時にはシートの形状上、倒す量によって多少形は変化はしますが、必ず腰のあたりに三角形の隙間が生じます。この隙間がある事で腰が宙吊りになってしまい寝心地が悪くなってしまっていることは明確だったので、ピッタリ埋まれば体が線で支えられ、圧力が分散するので楽になるはずと思いました。そこで、様々な車のシートを確認し、リクライニングした時の腰とシートの隙間を確かめて計測し、ラフ画を作りました。



初めての商品開発で試行錯誤の連続


そして金型製作から生産まで対応してくれる工場を探しました。しかし、工場からは金型製作には3Dの設計図が必要といわれ、それを作成してくれるアテがなかったので、クラウドソーシングで設計図を作成してくれる人を探しました。結果、制作の目途が付いたので、金型作成を依頼し、サンプルを作成してもらいました。



しかし、やはり難しいのがクッション自体の柔らかさでした。低反発性で体が乗った時に適度に沈みながらも体を支えられていることを感じられるのが重要ですが、その度合いを工場に伝えることが難しかったのです。できる限りの表現で伝えながらも、やはり1度のサンプルでは思ったようにいかず、2度3度とクッションの硬さを調整してもらい生産を進めました。



正真正銘のオリジナル商品の誕生


それと同時に、すでに市場に類似品がないかを調査してみました。すると、用途が同じものはあっても、これから作ろうとしている物とは明らかに違う形しかなかったので、これは完全オリジナルの商品ができるという期待を持ちました。そこで、知り合いの弁理士さんに知的財産の調査をしてもらうと、おそらく意匠登録が可能ではないかと回答を頂いたので、すぐに申請の手続きを進めてもらいました。

申請から数か月後にアメリカで類似の登録があるとのことで怪しい雰囲気が漂いましたが、弁理士さんが頑張ってくれたおかげで、1年近くかかりましたが、無事に意匠登録が認められ、正真正銘の唯一無二の腰枕が誕生しました。



さらにまだ認知がされていない商品ということで何かキャッチーな商品名があった方が覚えてもらいやすいと考え、腰の下にできる“すきま”と腰に当てる“まくら”を掛け合わせて“すきまくら”というネーミングに至りました。

これも他に商標登録がないかを調査し、ありそうでなかった“すきまくら”という商標も取得することができました。


クラウドファンディングで期待が確信に


恐らくこの隙間に適当な詰め物やクッションを挟む事で少し楽になることに気づいている人も多く、こういう商品があるとさえ知ってもらえれば、求めている人は多くいるはずという推測と、知人や友人からは面白い、いいやんという声をたくさん頂いたのでワクワクしていました。一方で、非常にニッチな商品なので、実際どれだけの人に共感してもらえるのかという不安もありました。



世にまだない新しいモノということでまずはクラウドファンディングのMakuakeで先行販売を実施することにし、どういう見せ方をするとわかりやすいのか、共感してもらえるのかなどを色んな人に相談し、整骨院で働く知人にも意見をもらったりしながらページを作成し、ローンチまでたどり着きました。


Makuake/Machiyaでの先行販売


2回の先行販売を実施した結果、合計で655名の方に購入して頂き、さらにコンビニ等でもよく見かける2社のカー用品専門誌で取り上げてもらえたことで、これは継続して売れるのではないかと実感し、その後一般販売を開始しました。


お客様の声をもとに素材や硬さなどの改善を繰り返す


先行販売では外側カバーをモケットのような生地で、洗えるように取り外し可能な仕様にしてブラックとネイビー2色のバリエーションを設定していました。


初代の2種類のバリエーション


色としてはブラックの方が人気があることが分かったのですが、この時点でのモケット生地では夏場の使用に不快感を感じるのではないかという懸念が出てきたので、通年で快適にお使いいただけるように新たにブラックメッシュカバーのバリエーションを追加しました。


現行のブラックメッシュバージョン


案の定、季節的な面だけでなく肌触りや質感などの要素もありブラックメッシュが圧倒的に需要が多かったので、初代生地のブラックとネイビーが在庫切れになったタイミングで、バリエーションをブラックメッシュの一本に絞って販売していくことにしました。

ニッチな商品なだけにやはり一気に売れるという訳ではありませんが、継続してコンスタントに購入してくれる方がいる中で、クッションが柔らかすぎるというお声もありました。

人それぞれ体格が違うので正解は一つではないとは思いながらも、やはりもう少し硬めにした方が良いのではないかということで追加生産時にクッションをもう少し硬めにしました。



同時にこのクッションは腰に当てる物と言いながらも、人それぞれあてる位置が微妙に違うこともあり、お尻で踏んでしまっている方も一定数おられるのではないかと思い、商品説明の中でどう表現すれば快適に使用してもらえるかを現在も試行錯誤しています。

今後はこれまでに購入して頂いた方の声を拾っていきながら改善を繰り返し満足度を上げることにも取り組んでいこうと考えています。


お客様が安心で快適なカーライフを過ごせる提案をしたい



車というのはおそらくほとんどの人にとって1番は移動手段や運送手段ですが、それ以外の用途としては人それぞれ違うと思います。

ただ、どんな目的であっても安全であることはもちろん、車内空間を快適に過ごしたいという想いがあると思います。

私はこの安全と快適の両面が充実してこそ良いカーライフを送れると考えているので

今後も車に乗るすべての人の役に立つ商品を模索していきます。

この“すきまくら“が安全と快適の両面で大きな効果をもたらすと感じて頂けると、とても嬉しく思います。




屋号の「ガイダンス」という単語には「案内」という解釈が一般的ではあると思いますが、少しニュアンスを変えると「導く」という意味合いもあり、代表が自動車整備工場を退職してからほどなく導かれるように独立起業に至った事と、お客様が安全・快適にカーライフを送れるように導きたいという想いから「ガイダンス」と名付けました。


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