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プレスリリース

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株式会社Embedded Blue

渋谷を舞台に公共空間というメディアを通じ、社会とアートの繋がりを眺める新たな都市型アートプロジェクト「YOU FEEL」アフターレポートを公開します。

(PR TIMES STORY) 2024年06月06日(木)19時09分配信 PR TIMES

ART PROJECT 「YOU FEEL」 - そこにアートがある ということ

2024年3月25日にスタートした都市型アートプロジェクト「YOU FEEL」のメインイベントが閉幕しました。

本記事では、文化的な豊かさを創り続けるアートプロジェクトカンパニー、株式会社Embedded Blue(本社:東京都品川区 / 代表取締役 片岡奨 / 以下Embedded Blue)が企画し、渋谷で大規模展開された本企画の全体像を振り返ります。

「YOU FEEL」Instagramアカウント:https://www.instagram.com/youfeel_artproject/ 

【 概要 】

ART PROJECT「YOU FEEL 」

本企画は固定概念を拭い去り、澄んだ目で事物と向き合う姿勢、そのものをコンセプトとしています。本企画はエキシビジョン・公共空間への公開・年間を通じたコラボレーションによって複合展開する都市型アートプロジェクトです。「YOU FEEL」を通じて社会・街・人々、それぞれのアートとの関わりが生みだし、新たなモデルを創造していきます。

一般社団法人 渋谷駅前エリアマネジメント共催、渋谷区後援のもと、Embedded Blueがキュレーション・企画制作を担当しました。

コンセプト

「YOU FEEL」は公共空間というメディアを通じて、社会とアートとの繋がりを眺めることが設計に含まれています。その繋がりとは、アートがそこにあることによって変わりうる全ての物事を指します。社会課題として挙げられる当該エリアの落書き問題や、通行する人々の振る舞いの変化、また、作品に対峙したあなたの中に生まれる情動もその一部です。一つ言えるのはどちらも一部であり、切り離すことはできない事柄です。

今後の企画の展開によって繋がるものや、変わるもの、それらを眺めるかのようにありのまま受け入れること自体、この時代を生きる私たちにとって重要な主題です。

プロジェクトへのコメント(Embedded Blue代表:片岡)

本企画に関わっていただいた方々に感謝を表するとともに、ここから社会とアートの関わりや、きっかけが生まれてくることを望みます。アート・文化芸術は、社会・環境・経済、それぞれの間で価値を循環させ、共創するためのヒントや、実際、媒介となって新たな価値提供の形を生み出すことにつながると期待しています。作家の制作表現とともに、このような意義ある取り組みが実施できたことを嬉しく思います。


プロジェクトの展開

【作品公開:渋谷駅前エリア】


渋谷駅前を舞台とするアートプロジェクトとして、ハチ公広場とマークシティを繋ぐエリア一帯の橋脚をジャックし、全8作品を公開しました。





渋谷の街を背景に「時代やカルチャー」「デジタルとアナログ」といった領域を自在に横断し、アップデートしていく4名のアーティストが作品を提供しました。

















   8点のアート作品は渋谷駅ハチ公口からマークシティ方面に向かう一帯に公開。

【 プロジェクトビジュアル公開@渋谷駅構内 】

 渋谷駅構内にて全長30mの壁面に作品とプロジェクトの告知を実施しました。

アートプロジェクトとして前例のない駅構内でのビジュアル展開によって、往来する人が作品やアーティスト、プロジェクトを知るきっかけとなりました。



【 グループエキシビジョン @elephant STUDIO 】




 4/14/7にかけて、渋谷 elephant STUDIOにて渋谷駅に公開された作品原画に新作も加えたグループエキシビションを開催。

3/31のレセプションには約120名のゲストが来場。






















エキシビションに加え、同所にて様々なイベントを実施しました。

【 アートプロジェクト「YOU FEEL」公開記念トークセッション 】


対談1:「企業とアーティストのコラボレーションにある未来」

三澤亮介(現代美術家)

×

橘知志

(アビームコンサルティング株式会社 執行役員/プリンシパル/DXIビジネスユニット長)

対談アーカイブ


対談2:「5年後の "企業とアート”」

上坂真人(メディアプランナー/「企業戦略としてのアート」著者 )

×

片岡 奨(Embedded Blue Inc.CEO)

対談アーカイブ


対談3:「アーティストとアートスペース」

阿食 裕子(寺田倉庫株式会社 WHAT CAFEディレクター)

×

片岡 奨(Embedded Blue Inc.CEO)

対談アーカイブ


*イベント詳細はこちらをご覧ください。


【 参加アーティストによる公開制作 】

参加アーティストの尾潟糧天による ”禅の思想から生まれた枯山水に着想を得たインスタレーションシリーズ” 「Between everywhere」の公開制作が、音環境デザイナーである福田基とのコラボレーションで行われました。即興のセッションに生まれる不確実性の中で2人が混ざり合い、幻想的な空間が創り出されました。



こちらからダイジェストでご覧になれます。

※尾潟糧天による公開制作は4/7にも行われました。



【 参加アーティスト 】

KAZUSA MATSUYAMA

1992年生まれ東京出身。

表情の歪みや抽象的な描写によって、表面的な喜怒哀楽だけではなく本質に潜む美しさを追求する「Anonymous Portraits」(匿名性のある肖像画)シリーズを描く。一つひとつの作品から観る人によって違う感じ方や捉え方、想像の余地を残す描写で表現している。


近年では日本、米国、韓国、台湾での個展開催・

アートフェアへの参加に加え、Rolls Royceイベン

                  トへの作品提供など、活動の幅を広げつつ、国内     

                  外を問わず活躍している。

Instagram:https://www.instagram.com/kazusamatsuyama/


【プロジェクトについてのコメント】

渋谷でのパブリックアートプロジェクトということもあり、絵画鑑賞などに普段慣れ親しみがない方からのも反応をいただきました。また、アートと社会を繋げる一つの在り方として、より多くの人が作品を通してコミュニケーションを取ることの価値や重要性を改めて認識させてもらいました。鑑賞者との距離感の変化を感じたのは印象に残っています。

今後はますますグローバルな観点で様々な発表の機会を増やしていきたいと考えており、現代に生きる一人の作家として、自己の表現追求はもちろん、表現ステージを上げていきながらより多くの人に作品を届けていきます。



三澤亮介(みさわりょうすけ)

1992年生まれ。立教大学映像身体学科卒業。

メディアパラドックスという独自の手法を提唱し、アナログ-デジタル、写真/画像データ-絵画を制作の中で横断する。捉えられない時間の経過と人間の実体性を絵画のフォーマットの中で可視化し、自身の経験を投影したヴィジュアル構成を提示することで、固定概念の更新に挑む。作品によって現代に生きる自身の極めてパーソナルな感情や経験と、先人との記憶や時代をクロスオーバーし、普遍的な価値をスタディする機会としている。


主な展示:「Tracing the night」(333 gallery,台湾,2023)

     「NOH」(HOFA gallery,ギリシャ,2023)

     「Project the Process」(IRRITUM gallery,NY,2023)など。

Instagram:https://www.instagram.com/ryosuke_misawa_53/

【プロジェクトについてのコメント】

友人やこれまで僕を知らない方からSNSでメンションやメッセージを頂きました。また、展示でお会いした僕のコレクターの方に褒めて頂くなどの反響がありました。やはりファンの方々はとくに喜んでくれたように思います。今回の制作では、作品の一部に自分と生成AIで共作を行いました。最終的には絵の具で描き起こすものの、作品の過程にAIやデジタルソフトを活用する事で、これまでの作品を拡張する試みを行いました。今後もたくさん作りたいなと思います。


新埜康平(あらのこうへい)

東京生まれ。東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。


ストリートカルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成等、様々な絵画的要素を取り入れながら、日本画×ストリートをテーマに制作。


<受賞歴>

                 Independent Tokyo 2023 小山登美夫 賞

                 metasequoia 2023 笹貫 淳子賞

                 第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)入選     

                 第39回 上野の森美術館大賞展 入選

                 第56回 神奈川県美術展 入選。

Instagram:https://www.instagram.com/kohei_arano/

【プロジェクトについてのコメント】

通勤、通学、休日の買い物や待ち合わせなど、様々な人が行き交う渋谷という街の中に作品が佇んでいると言うことは、人々の生活の中に作品があるいうことを感じさせてくれました。今後も信号待ちの1秒間でも、その日々の中に滑り込めたら幸いに思います。またこのような機会をいただき、より作品を通して人との繋がりを感じることができました。この企画に携わってくださいました多くの方にとても感謝しております。今回YOU FEELの企画を通して、より一層、一人で活動しているのではなく多くの人と共に活動していて、制作は一人でも”独り”じゃないんだなと感じました。今後もより良い作品を制作して行き、僕自身が何処かを目指すというよりは作品がどこまで連れて行ってくれるのかを目指しています。今後もより様々な美学を感じさせてくれる作品を目指して制作していきますので、作品を通してまたお会いできればと思います。


尾潟糧天(おがたりょうてん)

1994年生まれ。北海道出身。2021年から現代画家として活動を始める。


北海道の自然豊かな環境で育った経験にヒントを見出し、主にをモチーフにした作品を制作している。絵画作品を軸としつつ、自然とテクノロジーをクロスさせたデジタル作品や身体的なパフォーマンス作品など、様々なメディアを横断しながらパラレルに自然を描き出している。2022年にはShibuya Fashion Week 2022 Springに出展。

主な展示として、

LIFFT Concept Shop (東京)個展「鯨寄る浦、虎伏す野辺」

2023.3 MA5 Gallery(東京) 個展 「PHYSIS」

2023.11 YOKOHAMA BAYSIDE WAREHOUSE (横浜)個展 「Surges」など。

そのほか、Clio Art Fair New York(ニューヨーク) 出展。

Instagram:https://www.instagram.com/ryotenogata/

【プロジェクトについてのコメント】

これまで個人の閉じた活動が多かったのですが、今回はグループ展ということもあり初めましての方に作品を見て頂くことがとても多く新鮮でした。そんな中で「こんな作品は初めて見た」と驚きの声を度々頂き、自分で思っているよりも珍しいことをしているんだな、と嬉しい発見がありました。半立体が特徴的な自分の作品ですが、今回は平面のプリントになるということで立体と平面のギャップにどう折り合いをつけるかかなり考えました。原画も平面で描くというアイディアもありましたが、「平面で前に出せないなら画面の向こう側に世界を広げよう」と思い直し、原画はむしろいつも以上に立体感を出し、撮影する際に本来なら避ける光の反射や影を入れることで作品のテクスチャーや奥行き感を最大限に表現するという方法を取りました。結果的にプリントと原画の良いギャップも生まれ、生で見た時の感動を引き上げられたとも感じています。


【 企業概要 】

Embedded Blue Inc.

アートと社会を繋ぐプロジェクトデザインを得意とし、アーティスト支援・企業の文化芸術活動支援や、パブリック空間でのアートプロジェクト企画を中心に事業を展開中。


IT・金融業界を経験したビジネスサイドと、多様なスキルと創造性を有するクリエーターから構成されるチームで、アーティストと共創していく独自のスタイルでクリエーションから事業開発まで幅広く手がける。


事業内容

・アーティストマネジメントサポート

・アートプロジェクト企画(企業の文化芸術活動支援事業・アートを通じた街づくり事業)


公式ホームページ:https://www.embeddedblue.com/

公式インスタグラム: https://www.instagram.com/embedded_blue_inc/


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