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海と日本プロジェクト広報事務局

無事終了!青谷高校3年生によるウニ身入り現地調査

(PR TIMES) 2024年10月29日(火)18時15分配信 PR TIMES

2024年10月22日(火) 【鳥取県鳥取市長和瀬漁港】


鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)では、大量発生し、藻場衰退の要因の一つとなっているムラサキウニの利活用を図るとともに、ムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。その一環として、青谷高校の3年生が6回目となるウニ身入り調査を行いました。
この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式サイト http://tottori-bluecarbon.jp/
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イベント概要
・開催概要:第6回ウニ身入り調査
・日程:2024年10月22日(火)
・開催場所:長和瀬漁港
・参加人数:高校生6名

ムラサキウニの身入り調査
今、鳥取の海ではムラサキウニが大量に発生し、海藻を食べつくすという問題が起きています。海藻が生い茂る場所「藻場(もば)」は魚のすみかであり、二酸化炭素の吸収源でもある、海にとって大切な存在です。
鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)では、令和4年度より青谷高校において行われている学習カリキュラム「青谷学」で「鳥取県の漁業」の課題に取り組む2,3年生を対象に、「ウニに触れ、ウニを学び、海について考える」ウニ学習プログラムを行うとともに、「青谷学」において高校生自身が自発的に取り組むウニ学習を支援してきました。
大量に発生しているムラサキウニに対し、ごく一部分での駆除や養殖利用だけでは、まだまだ藻場回復の効果は限定されることを知り、「ウニが売り物になれば漁師さん達が獲り、藻場の回復に繋がりやすいのでは?」との発想から、「いつ、どんな場所のウニの身入りが良いのか?」「商品価値のあるウニはいるのか?」を探求するため、今年度は3年生たちが、大量発生して藻場を食い荒らす厄介者として漁業者による駆除が進められているムラサキウニを対象に、「やっかい物からお宝をさがそう!」をテーマに、場所や時期による身入りの違いを調べ、商品価値が見込めるウニの有無やその時期や場所の環境条件を見出すことで、漁業者による漁場利用とウニの減少による藻場回復を目指しています。
当日は、雨模様ということで肌寒い中の調査でしたが、6回目となる今回が最終回ということで、みなで気合を入れて開始しました。場所は、1.東防波堤の表(陽の当たるところ)と裏(陰となるところ)、そして2.長和瀬漁港内の斜路です。ムラサキウニを10個体ずつ採集し、身入りを調査しました。今年の5月からシュノーケルでの調査を開始して半年余りが経ち、先生から「最初は泳げない生徒もいましたが、シュノーケルが上手になり、みな自信が付いたようです。」、そして「生徒たちは、データを自分で一から取ることがいかに大変であり、大切な作業であるかを学ぶことが出来ました」と喜びの声が寄せられました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3017/77920-3017-09547093e1670f6e0757ad2947831e3f-779x584.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3017/77920-3017-82680b673f7af012d285984ffacf11ad-743x557.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




ウニ身入り測定
採集後は、長和瀬漁港の荷捌き場をお借りして、即席の測定室で、丁寧にウニの殻を割り、身を取り出し、洗った後に測定、筆記のグループに分かれて、分析を進めます。身入りの測定の最中、生徒たちからは、「斜路のウニが一番身入りが良い。これまでの調査で場所による身入りの違いが見えてきた」という手ごたえが寄せられました。また、「今年は7,8月が一番身入りが多かった。季節の違いもありそうだ。これから調査結果をしっかりとまとめていきたい」という前向きな声が寄せられました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3017/77920-3017-28d612d96b1b0f64b1cefff2102def9f-600x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




試食体験
測定が終盤に差し掛かるころ、冷えた生徒たちの体を温めてあげようと、先生がお味噌汁を用意して下さいました。また、古田事務局長から炊き立てのご飯の提供があり、ウニとうずらの丼を作りました。5合あったご飯はあっという間になくなり、最後は、全員で記念撮影を行い、今後の研究成果の発表に向けて気合を入れました。
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未来を担う学び
この流れで今年度3年生たちはウニの身入り調査を行い、結果を取りまとめて、年末以降の高校や漁業者との研究成果発表会に挑みます。生徒たちが自発的に見つけたテーマに沿って、より良い学びを得ることができるよう、今後も鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会として引き続きサポートを行ってまいります。
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参加した生徒からの声
・場所や季節による身入りの違いが良く分かった。
・ウニの味の濃厚さとうずら卵の味が絶妙。県内外に広まって欲しい。

<団体概要>
団体名称:鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会
(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)
URL:http://tottori-bluecarbon.jp/
活動内容:公益財団法人鳥取県栽培漁業協会、鳥取県漁業協同組合、鳥取県、農林中央金庫らが官民一体となり、藻場の衰退の要因となっているムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3017/77920-3017-a4dc5729264269d2fb048c771ddf3387-678x259.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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