プレスリリース
株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2024年12月5日(木)に、『天文年鑑 2025年版』を発売いたします。
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表紙写真:2024年10月14日に撮影された紫金山・アトラス彗星
天文年鑑2025年版は、2025年に起こる天文現象の予報と解説(全国8都市における日の出入り・月の出入りの時刻や月の出・月の入りの時刻をはじめ、毎月(12ヵ月)の星空、日食や月食などの食現象、各惑星の動き、準惑星や小惑星の動き、彗星の出現予報、流星群の予報など)や、2023年夏〜2024年夏に起こった天文現象の観測結果を収録しています。
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2025年版の巻頭口絵では、2024年10月に久しぶりの肉眼彗星が出現して話題となった「紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)」の見応えのある姿やその変化の様子をはじめ、日本国内で3回出現した低緯度オーロラの様子、流星群の様子や惑星食をとらえた貴重な画像を掲載しています。
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2025年に起こる天文現象として注目したい現象は、まず年初の1月12日に迎える「火星の地球への再接近」です。2年2ヵ月ぶりに起こる現象ですが、今回は地球まで9608万kmまで近づきます。ことのき火星は南の空のふたご座で-1.4等星の明るさで赤く輝いています。
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また、環のある惑星としてなじみのある土星ですが、土星の環が地球から見えなくなる「土星環の消失」が起こります。現象は3月24日と5月7日の2回起こりますが、16年ぶりの現象なので注目したい現象です。
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さらに9月8日には皆既月食が起こります。皆既食の継続時間が1時間23分と長く、日本全国で楽しめる月食で、ぜひ見ておきたい現象です。
そのほか、土星食、プレヤデス星団の食、レグルス食、ペルセウ座流星群やふたご座流星群など、2025年も様々な天文現象が起こり目が離せません。天文年鑑を手に、星空や天体観測を楽しみましょう。
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●2025年の注目の天文現象
1月12日:火星が地球に接近
2月 1日:昼間の土星食
2月10日:火星食
3月 5日:プレヤデス星団の食
3月14日:部分月食
3月24日:土星環の消失
5月 7日:土星の環の消失
8月17日:プレヤデス星団の食
9月 8日:皆既月食
11月13日:昼間のレグルス食
12月31日:プレヤデス星団の食
【目次】
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【執筆者等紹介】
安達 誠(月惑星研究会)/遠藤勇夫(国立天文台)/岡野邦彦(CCDアストロノミーネット,天体写真家)/長田和弘(日本流星研究会)/川崎 渉(気象庁)/西條善弘(天体写真家)/鈴木充広(海上保安庁海洋情報部)/相馬 充(国立天文台)/中野主一(IAU天文電報中央局アソシエイツ)/萩野正興(国立天文台)/橋本就安(LAT、低高度人工衛星追跡組織)/平野照幸(自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター)/広瀬敏夫(東亜天文学会/JOIN)/堀川邦昭(東亜天文学会/月惑星研究会)/前原裕之(国立天文台)/山岡 均(国立天文台)/山田陽志郎(元相模原市立博物館)/米田成一(国立科学博物館)/渡辺和郎(東亜天文学会)/国立天文台暦計算室
【書籍概要】
書 名:天文年鑑 2025年版
編 者:天文年鑑編集委員会
仕 様:B6判、376ページ
定 価:1,500円(税込)
発売日:2024年12月5日(木)
ISBN:978-4-416-72366-1
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