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キヤノン株式会社

非接触式で対象物の移動量や速度の高精度測定を実現 生産ラインなどでの安定搬送に寄与する計測機器“PD-704”を発売

(PR TIMES) 2021年05月10日(月)15時15分配信 PR TIMES

キヤノンは、生産ラインなどにおける材料や部品などの搬送物の移動量や速度を高精度に測定する計測機器の新製品として、独自のプロファイルマッチング方式を採用することにより、最大100Gの高加速度と、±15mm(※)の広い測定深度に対応する非接触測長計“PD-704”を本日発売します。
[画像: https://prtimes.jp/i/13980/677/resize/d13980-677-921450-0.jpg ]

金型を介して素材を成形するプレス装置を導入している生産現場では、金属材のコイルなどの部品が装置内のベルト上で搬送される際に生じる移動量や速度のわずかな誤差により、プレス時の部品不良や金型破損が生じてしまうという課題があります。新製品“PD-704”は、LED光源により測定対象物の変位量を算出する非接触式の計測機器でありながら、最大100Gの高加速度にも追従でき、搬送物の移動量や速度を高精度に測定できます。これにより、材料や部品の効率的かつ均一な搬送、および安定供給を実現し、生産性向上に貢献します。

■ 非接触計測と高加速度追従の両立により高精度かつ安定した測定を実現
非接触式の計測方法には、測定対象物の画像を連続で取得し、その取得した画像(プロファイル)を相関(マッチング)させ、その変位量から移動量や速度を算出するプロファイルマッチング方式を採用しています。この方式により、非接触でありながら、最大100Gの高加速度にも追従できるため、生産ラインの急停止や急加速時に生じる、部品のわずかな変化を測定できます。さらに、±15mmの縦揺れにも対応する光学系の採用により、移動中に上下の揺れが生じても安定して測定可能です。
また、接触式の計測機器に比べ、測定対象物に接触せずに測定できるため、測定時の部品への傷や汚れを防止するとともに、測定誤差の原因となる装置内での滑りや摩耗が発生せず、測定対象物を厚みの異なるものに入れ替えた際のダウンタイムも少なくメンテナンスも容易です。

■ LED光源採用とセンサー部・信号処理部の一体化構造により幅広いニーズに対応
非接触計測時の光源に、レーザーではなくLEDを用いることで、レーザー放射に伴う安全配慮を行う必要がなく、設置負荷を軽減しています。加えて、センサー部分と信号処理部分を一体化させた構造により、装置内や生産ラインに容易に組み込むことができます。
用途に応じて防水オプション(別売り)を用いることで、水や油が飛んだりちりが舞ったりする生産現場でも使用可能です。住宅建材、押出成形、鉄鋼、車載用部品などを取り扱う生産ラインやエレベーターの保守、切断機の稼働点検など幅広いニーズに対応します。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13980/table/677_1.jpg ]


※ ワーキングディスタンス(光源照射部から測定対象物までの距離)が70mmの場合。

プレスリリース提供:PR TIMES

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