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OKI、福岡県大牟田市と浸水対策の新たな仕組みの実現に向けたPoCを開始

(PR TIMES) 2021年03月31日(水)12時45分配信 PR TIMES

河川の水位情報と雨量情報を数値化し、関係性を検証


OKIは、2021年3月、福岡県大牟田市(市長:関 好孝、以下「大牟田市」)と、住民の安全の向上を目的に、地域の浸水対策の新たな仕組みの実現に向けたPoC(Proof of Concept)(注1)を開始しました。大牟田市では、令和2年7月豪雨(注2)において内水氾濫(注3)、河川の溢水(注4)などが発生して大きな浸水被害が発生し、浸水災害対策の見直しを喫緊の課題として取り組んでいます。OKIは大牟田市と2017年に包括連携協定を締結し、同市と人口減少に伴うさまざまな課題や住民サービス向上に向けた検討を行ってきました。今回のPoCではその一環として、梅雨、秋の長雨や台風の到来する時期において、雨量情報と河川の水位情報の数値化、およびその関連性の検証を行い、新たな浸水対策の可能性について検証していきます。

今回のPoCは、2021年3月から2021年10月まで、市内を流れる隈川、白銀川、堂面川、大牟田川、諏訪川とその支流、および貯水池の9カ所にOKIの太陽光駆動による水位計を設置して水位のリアルデータを取得し、本データと気象庁提供の雨量データを比較して、雨量と水位の関連性を検証します。2021年度中に4台の水位計を追加して観測点を増やし、梅雨時期、秋の長雨時期のデータを取得して、継続的な検証を行います。

OKIは、引き続き大牟田市と地域活性化や雇用創出、地域内移動、防災・減災などの課題について意見交換を行い、地方自治体が抱えるさまざまな課題の解決を支援していきます。

大牟田市について
大牟田市は、福岡県最南部にある人口約11万2千人の都市で、JRや西鉄、新幹線などの多様で便利な交通機関により福岡・熊本両都市圏へのアクセスが良好であり、幹線道路の有明海沿岸道路や、県の重要港湾である三池港など充実したインフラは福岡県内でもトップクラスとなっています。2015年7月、日本の近代化を支えた三池炭鉱宮原坑、三池炭鉱専用鉄道敷跡、三池港は、「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されました。また、ESD(持続可能な開発のための教育)の推進などに取り組んでおり、2019年7月にはSDGs未来都市に選出されています。市内には、化学工業や製造業、医療・介護関連業など多様な産業が集積しており、夏の風物詩おおむた「大蛇山」まつり、動物福祉の取組みが全国的にも注目されている動物園など魅力ある地域資源に溢れています。

大牟田市ホームページ:https://www.city.omuta.lg.jp/

用語解説
注1:PoC(Proof of Concept)
「概念実証」とも訳され、新しい取り組みの実現の可能性を、実施効果や技術的な観点から検証すること

注2:2020年7月3日から7月31日にかけて、熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した集中豪雨のこと

注3:内水氾濫
地域に降った雨水の量が都市の処理能力を超えて氾濫すること

注4:溢水
水があふれでること

リリース関連リンク
「総合防災ソリューション」紹介サイト
https://www.oki.com/jp/dps_core/


沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部
e-mail:press@oki.com
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=015j

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
ソリューションシステム事業本部 社会インフラソリューション事業部
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=179j

プレスリリース提供:PR TIMES

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