プレスリリース
SNSで最近はやった言葉は?
2022年から四半期ごとに発表している「SNS流行語ランキング」。SNSマネージャー流行語委員会が選定するランキングの2022年10〜12月分を発表します!
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第10位 ChatGPT
「ChatGPT」とは、2022年11月末にOpenAIがリリースした対話型AIチャットボット。
大型の自然言語処理プログラムで、論文や小説、俳句やプログラムコードなどの幅広い文章を生成できます。まるで人間が書いたような内容だとしてSNSで話題になりました。
SNSでは幅広い層がChatGPTに関する投稿をしており、さまざまな業界への浸透が見受けられます。ユーザーからは、ChatGPTに「相談してみた」「営業トークの台本を書かせてみた」などの体験が投稿されました。
第9位 水星の魔女
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』はガンダムシリーズの新作アニメ。シーズン1が2022年10月2日から2023年1月8日までTBS系列で放送されました。女性の主人公であることや、その主人公が“花婿”として迎えられる展開がダイバーシティーの時代に合っていると話題になったほか、「ダブスタクソ親父」(ダブルスタンダードのクソおやじ)もTwitterのトレンドに入りました。
1979年放映の“ファーストガンダム”から知っているファンだけでなく初めて「ガンダム」を見る視聴者層も加わり、放映ごとにSNSを賑わせました。
第8位 BREAKING DOWN
総合格闘技「BREAKING DOWN(ブレイキングダウン)」のコンセプトは「1分間最強を決める」。1分1ラウンドで試合を行うショーエンターテインメントです。出場者のオーディションがYouTubeで話題になり、関わった人のフォロワーが増加。次々とインフルエンサーを輩出しています。また、会場には100万人以上のチャンネル登録者数やフォロワーを抱えるインフルエンサーが集まるイベントとなり、YouTubeをはじめとしたSNSで話題になっています。
それぞれのYouTube再生回数が数百万回を超える人気となっている一方で、ケンカをエンターテインメントにしており教育上好ましくないという批判もあります。
第7位 なにわ男子
「なにわ男子」は2018年にジャニーズ事務所からデビューした7人組のアイドルグループ。
22年の第73回NHK紅白歌合戦に初出場し、グループの公式Twitterアカウントとも連動した企画を実施しました。パフォーマンス中についた「いいね」などの数に応じてステージの演出が豪華になるチャレンジです。
ミッション条件の72,800を大幅に上回る「いいね」などが付き、ステージには多くのハートが降り注ぎました。
第6位 silent
『silent』は2022年10月6日から12月22日までフジテレビ系で放送されたドラマ。Twitter、Instagram、TikTokでの番組公式アカウントの運用が活発で、放送のたびにハッシュタグ #silent がTwitterトレンド上位に登場。全11話のうち9話がTwitter世界トレンド1位になりました。
視聴者がドラマの感想をSNSに投稿するのは珍しくありませんが、『silent』では番組公式アカウントがドラマの名シーンや撮影裏話を放送後に配信。ドラマの余韻に浸りたい視聴者の期待に応えました。
第5位 made you look
米歌手メーガン・トレイナーの最新曲「made you look」のサビ部分「I could have my Gucci on / I could wear my Louis Vuitton (グッチも持てるし、ルイ・ヴィトンも着られるけど…)」が世界中で大ヒットし、TikTokのトレンドになりました。TikTokでの「#madeyoulook」視聴回数は39億回に上ります(1月14日時点)。
言葉の壁ができがちなSNSの中でも、#madeyoulook はさまざまな言語の話者が投稿していることが特徴です。
第4位 First Love 初恋
『First LOVE 初恋』は2022年11月24日から配信されているNetflixのオリジナルドラマ。宇多田ヒカルの代表曲「First Love」(1999年)と「初恋」(2018年)から着想して制作された全9話のラブストーリーです。
2022年12月、Netflixの日本で最も視聴されたTVシリーズ1位を獲得。英語版『First Love ; hatsukoi』もNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で5位を記録しました。
楽曲「First Love」世代の30代以上を中心にSNSで話題になり、Instagram「#firstlove初恋」の投稿件数は2.1万件。また、TikTokでも「#firstlove初恋」視聴回数は4560万回に上ります。
第3位 チェンソーマン/ゲロチュー
『チェンソーマン』は週刊少年ジャンプで2018〜20年、22年からは電子版『少年ジャンプ+』で連載されている漫画で、作者は藤本タツキ。SNSではかねてから『鬼滅の刃』『呪術廻戦』に続くヒットは本作だと言われてきました。2022年10月にTVアニメ化され、人気が拡大しています。
TVアニメ第7話のエンディング・テーマに起用された楽曲『ちゅ、多様性。』。サビ部分の歌詞にちなんで #ゲロチュー #ゲロチューダンス のハッシュタグを付けてダンスチャレンジする動画がTikTokで人気です。TikTok「#ゲロチュー」視聴回数は6630万回。
第2位 スラムダンク/THE FIRST SLAM DUNK
『SLAM DUNK(スラムダンク)』は高校バスケを題材にした漫画で、作者は井上雄彦。1990〜96年に週刊少年ジャンプに連載され、アニメも制作された大ヒット作品です。
2022年12月3日公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)』は、公開20日後までストーリーを公開しませんでした。そのため公開前からSNSでの投稿が相次ぎ、オリジナル漫画世代のみならずZ世代にも注目され話題となりました。1月11日時点で6週連続興行収入1位。Instagram「#thefirstslamdunk」の投稿件数は4.1万件に上りました。
第1位 ブラボー
日本代表が躍進したサッカーの2022 FIFAワールドカップカタール大会。勝利後のインタビューで長友佑都が発した「ブラボー!」はSNSで拡散され、スペイン戦(12月1日、現地時間)後には38万件以上の「ブラボー」がツイートされました。
長友は第73回NHK紅白歌合戦に森保一監督とともに審査員として出演し、司会の大泉洋と肩を組んで「ブラボー!」と絶叫。SNSが再び盛り上がりました。
また長友の妻、俳優の平愛梨が1月9日のテレビ番組で「(ブラボー!って言わされるので)1日3回って決めてるみたい」と発言。2023年に入ってからも引き続き話題になっています。
※TikTokの再生回数は特記のない限り2023年1月14日時点の数値です。
【SNS流行語ランキングについて】
TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSメディアで流行している言葉を選定し、SNSマネージャー有資格者への調査に基づきランキングを作成しています。
2022年3月度から四半期ごとに最新の流行語ランキングを、年末には「年間大賞」を発表しました。2023年もSNS流行語ランキングを引き続きお楽しみください。
【SNSマネージャーについて】
日本のすべての企業担当者がSNSの基本知識を持ち、運用できることを目的として創設された資格です。すでに700人以上のSNSマネージャーを輩出しています。資格レベルは初級・上級・チーフと3段階あり、企業内で働くSNS運用者はもちろん、SNSコンサルタントや経営者・フリーランスなど幅広い職種の人が受講しています。運営は一般社団法人ウェブ解析士協会(東京都新宿区、https://www.waca.associates/jp/)。
資格保有者数(2022年11月18日現在)
774人
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