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TBM、日本発の環境配慮型素材を取り揃えたB2B向けマーケットプレイス 「Green Sourcing Hub」β版をローンチ

(PR TIMES) 2023年11月24日(金)13時15分配信 PR TIMES

日本貿易振興機構(JETRO)の補助事業、国内外のグリーン調達を支援

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:山崎敦義、以下 TBM)は、日本発の環境配慮型素材を取り揃えたB2B向けマーケットプレイス「Green Sourcing Hub(グリーン・ソーシング・ハブ)」 のβ版をローンチしました。本取り組みは、日本貿易振興機構(JETRO)が推進する、令和4年度「スタートアップ等輸出支援ビジネスモデル実証事業費補助金」に採択されています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/324/16815-324-41bc06f0f10531ca1686e266a28c2165-1800x940.png ]

Green Sourcing Hub公式サイト:https://greensourcinghub.com/
サプライヤー(素材登録企業)向け登録ページ:https://greensourcinghub.com/cms/view/7
バイヤー(素材購入企業)向け登録ページ:https://greensourcinghub.com/cms/view/8

■ 背景
成長するグローバルのグリーンマテリアル市場
 国内の素材産業は、国内GDPの2割を占める製造業の約3割を占める基幹産業です*1。日本の素材は優れた機能性等が評価されており、国際競争力を有しています。素材のグローバル需要は途上国を中心にさらに拡大していく見込みであり、今後も素材産業は日本の基幹産業として発展し続けられる市場が存在します。
世界のサステナブルプラスチック市場(バイオ由来プラスチックや生分解性プラスチック等)の市場規模は2020年から2030年まで年平均成長率13.3%で成長し、2030年には8,288億米ドルに達すると予測されています*2。また、世界の再生プラスチック市場は、2023年の507.8億ドルから2030年には889.6億ドルに成長し、予測期間中の年平均成長率は8.3%と予測されています*3。各国政府はリサイクル素材の使用を推進する政策を次々と発表しており、透明性が確保された環境に配慮された再生素材に対するニーズは加速度的に伸び続けると予想されます。

2025年までに、B2B取引の80%はオンラインに移行
 2020年時点で、B2B 取引のほぼ半数がオンラインでの取引であり、2025 年までにはサプライヤーとバイヤーとのデジタル取引が 80% になると予想されています*4。また、アメリカやヨーロッパの素材メーカーは、デジタルプラットフォームを通じた素材の売買やマーケティング活動が盛んに行われている一方、日本の素材メーカーは商社や現地の販売代理を活用することが多く、デジタルプラットフォーム通じて素材メーカーがエンドブランドや成形メーカーへ直接的にアプローチする海外展開は発展途上です。

*1https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/pdf/20220428_1.pdf
*2https://www.visiongain.com/report/sustainable plastics market 2020/
*3https://www.fortunebusinessinsights.com/recycled-plastic-market-102568
*4https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2020-09-15-gartner-says-80--of-b2b-sales-interactions-between-su

■ Green Sourcing Hub概要
Green Sourcing Hubは、日本の環境配慮型素材を取り揃えたB2B向けマーケットプレイスです。国内の低炭素素材(Low-carbon)、リサイクル素材(Recycled)、バイオ素材(Bio-based)等の環境配慮型素材をラインアップ。国内素材メーカーが取り扱う樹脂や繊維、シート等を国内外に販売していく支援をして参ります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/324/16815-324-627240ef8095e6554c8e73ad92df964f-698x168.png ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/324/16815-324-0420382342bb7fdb21222f00d801bf04-1187x644.png ]

サプライヤー(素材登録企業)向けの特徴 紹介動画:https://youtu.be/ald3UBkwUas 
1. 海外マーケットへの参入機会を創出
β版期間中は無料でストアを開設できます。常に進化し続けるプラットフォームに素材を掲載することで、グローバルマーケットへリーチしやすくなります。

2. 営業工数の削減と販売促進
素材情報をストアに集約することで、営業工数を削減することができ、新しいマーケット開拓やバイヤーとのより深い関係構築に時間を使うことができます。

3. 顧客情報から請求書まで一元管理
顧客情報から見積書、請求書等を一つのプラットフォームで管理できます。また、何名でもストアの管理者に登録できるため、社内における情報の可視化が実現できます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/324/16815-324-885c6f3878ecd489be9b2f89dc977544-1460x790.png ]

バイヤー(素材購入企業)向けの特徴 紹介動画:https://youtu.be/sGFO9WLOO48 
1. 要求にあったグリーン調達ができる
リサイクル素材やバイオ由来素材等のカテゴリーに素材が分類されており、素材の選定において必要な物性フィルター機能も備えています。求める環境配慮型素材を素早く特定することができ、調達の時間を短縮できます。

2. 多様な環境配慮型素材を選択できる
Green Sourcing Hubは樹脂に限らず、繊維やシート等、様々な素材を扱います。その為、一つのプラットフォームで異なる用途に関する調達が可能となります。将来的には包装資材やプロダクト等の展開も検討しています。

3. 取引情報を一元管理
見積依頼から請求書の受け取り、物性情報のダウンロードまで、Green Sourcing Hubは調達のプロセスを簡略化。ひとつのデジタルハブで様々な情報を一元管理できます。

■ 株式会社TBM 代表取締役CEO山崎敦義よりコメント
環境に配慮したプラスチックの代替素材の需要がグローバルで高まる中、JETROの令和4年度「スタートアップ等輸出支援ビジネスモデル実証事業費補助金」にかかる採択により、革新的な環境配慮型素材を取り揃えたB2B向けマーケットプレイス「Green Sourcing Hub」 のβ版をリリースできたことを大変嬉しく思います。
TBMは脱炭素・循環共生型社会の実現に向け、 プラスチックや紙の代替となる、炭酸カルシウム(石灰石)等の無機物を50%以上含む新素材 「LIMEX(ライメックス)」や再生素材「CirculeX(サーキュレックス)」等の環境配慮型素材の普及、社会課題である廃プラスチックの資源循環を促進してきました。今年に入り、LIMEXはLVMHグループ傘下のブランドや海外の代表的な企業で採用されています。また、過去にはCOPやG20、G7等の国際会議で紹介、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に登録されています。さらにTBMは今年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のユニコーン・コミュニティに参加し、素材ビジネスの海外展開に注力しています。

経済産業省の「新・素材産業ビジョン」で記されている通り、日本の素材産業は日本経済・地域経済の基幹産業として、高い技術力を有し、海外のマーケットでも高いシェアを占める製品も多く存在します。一方、欧米では既にデジタルプラットフォームを通じた素材のデジタル取引やマーケティング活動が盛んに行われています。グローバル需要は今後さらに拡大していく見込みでありながら、国内の素材産業の内需は減少しています。
TBMは、これまで培ってきた海外展開のノウハウや商社、成形メーカー、印刷会社、業界団体とのネットワークを活かし、素材ビジネスのDXを推進し、Green Sourcing Hubを通じて、日本の素材産業に関わるスタートアップや中小・中堅企業、サプライヤーの方々の海外展開の効率化を促し、日本の環境配慮型素材の輸出拡大、国際競争力の向上に寄与して参ります。

■ 今後の展開について
 今後は、サプライヤーとバイヤーの登録者数を増やすPR活動を強化すると共に、決済機能の追加や環境配慮フィルターの強化、言語の追加等、プラットフォーム利用者の意見を聞きながら、UI/UXをアップデートして参ります。正式版のローンチは、来年夏頃を予定。英語圏に限らず、ASEAN地域への展開も視野に入れています。

■ 株式会社TBM
代表者 :山崎 敦義
所在地 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立年 :2011年8月
資本金 :236億2,993万円(資本準備金含む)
事業内容:環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/

2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択

2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施

2015年 宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)

2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」に採択

2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞

2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加

2019年 「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場運営品としてLIMEX製品が採用

2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結

2020年 使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表

2020年 BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始

2020年 宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)

2021年  韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意

2021年 自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換

2022年 資源循環コーディネートサービス「MaaR(マール)」を開始

2022年 科学的根拠に基づく目標(SBT)認定を取得

2022年 Amazonが設立した「The Climate Pledge」に署名

2022年 温室効果ガス排出量を可視化するサービス「ScopeX(スコープエックス)」を開始

2022年 神奈川県横須賀市にLIMEXとプラスチックのリサイクル工場を建設(処理能力:40,000トン/年)

2022年 CDPの「気候変動」と「水セキュリティ」に関する調査で「B」認定を獲得

2023年 経済産業省が運営するインパクトスタートアップ 育成支援プログラム「 J-Startup Impact 」に選定


*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。



プレスリリース提供:PR TIMES

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