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AI倫理指針:ボッシュ、人工知能の活用に関するガイドラインを策定

(PR TIMES) 2020年02月25日(火)15時45分配信 PR TIMES

 AI倫理指針:従業員に開発方針を示し、AIをめぐる議論においての姿勢を表明
 指導原則:AIは安全かつロバストで説明可能で、人間が常にAIをコントロールすべきものである
 ボッシュCEOフォルクマル・デナー:「AIを用いたボッシュ製品に対する信頼を得ることが、私たちの使命です」
 提携やパートナーシップにより、ネットワーク化されたインテリジェントな製品に対する信頼を構築

[画像: https://prtimes.jp/i/5028/273/resize/d5028-273-430449-0.jpg ]

シュトゥットガルト、ベルリン(ドイツ) – ボッシュは、人工知能(AI)の活用に関して倫理的な「レッドライン(越えてはならない一線)」を定めました。ボッシュはインテリジェントな製品におけるAIの活用に関してガイドラインを発行しました。ボッシュのAI倫理指針は、以下の原則に基づいています。AIを用いた意思決定においては、いかなる場合も人間が最終判断を下さなくてはならない。「AIは人々の役に立つものであるべきです。ボッシュはAI倫理指針によって、インテリジェントな製品の開発における明確なガイドラインを従業員に提供します」。ボッシュCEOのフォルクマル・デナーは、ベルリンでのIoT年次カンファレンス、 ボッシュ コネクテッドワールド(BCW)のオープニングでこう述べました。「AIを用いたボッシュ製品に対する信頼を得ることが、私たちの使命です」。

AIはボッシュにとって極めて重要なテクノロジーです。2025年までにボッシュの全製品にAIを搭載する、または開発や製造にAIを活用することを目指しています。ボッシュは、AIを用いた製品を安全かつロバストで説明可能なものにしたいと考えています。「AIがブラックボックス化すれば、人々はAIを信頼しないでしょう。しかしネットワーク化された世界において、信頼は不可欠なものです」と、ボッシュのチーフデジタルオフィサー(CDO)兼チーフテクノロジーオフィサー(CTO)のミヒャエル・ボレは述べています。ボッシュは、AIを用いた信頼できる製品の提供を目指しています。この倫理指針は、社会的責任を持って技術革新を追求する、ボッシュの「Invented for life」の精神に基づいています。ボッシュは今後2年間で、AIの活用に関するトレーニングを2万人の従業員に実施する計画で、AIの責任ある活用について定めたボッシュのAI倫理指針も、トレーニングプログラムで扱われる予定です。

AIがもたらす大きな可能性
AIは発展と成長の世界的な原動力となっています。例えばコンサルティング企業のPwCでは、2030年までにAIによって中国では26%、北米では14%、欧州では約10%のGDP押し上げ効果が見込まれると予想しています。AIは、クライメートアクションなどの課題を乗り越える一助となり、交通・医療・農業など多くの分野で最適な結果を実現する可能性を備えています。膨大なデータを分析することで、アルゴリズムが論理的に意思決定を行うことが可能となるのです。そこでボッシュは、拘束力のあるEU規格が導入される前に、AIの活用によって提起される倫理的な問題に積極的に取り組む決断をしました。取り組みの過程では、世界人権宣言に定められた価値基準を倫理的基盤としています。

人間がコントロールを維持
ボッシュはAI倫理指針で、AIによる人間に関する意思決定は、いかなる場合も人間による何らかの監視下で実施されなくてはならないと定めています。むしろAIは人々の役に立つ道具でなくてはなりません。AIに対しては3つのアプローチが可能です。全てのアプローチが、ボッシュが開発するAIベースの製品ではAIが行ういかなる意思決定においても人間がコントロールを維持しなくてはならない、という点で共通しています。第1のアプローチ(human-in-command/ヒューマン イン コマンド)では、AIを補助としてのみ使用します。意思決定をサポートするアプリケーションなどがこれにあたり、AIは物体や生物といった品目を分類する手助けを行います。第2のアプローチ(human-in-the-loop/ヒューマン イン ザ ループ)は、AIが自ら意思決定を行うが、 人間がいつでもその決定を覆すことができるというものです。これには、車の部分的な自動運転中に、駐車支援システムなどの意志決定にドライバーが直接介入できるといった例があります。第3のアプローチ(human-on-the-loop/ヒューマン オン ザ ループ)は、衝突被害軽減ブレーキシステムなどのインテリジェントなテクノロジーに関するものです。この手法では、エンジニアが開発過程で一定のパラメーターを定めます。意思決定のプロセスそのものに人間が介入することはありません。AIは、パラメーターに基づいてシステムを作動させるか否かを決定します。エンジニアは、設定されたパラメーター内でシステムが作動しているか、さかのぼってテストを行います。これらのパラメーターは必要に応じて調整することができます。

信頼性を共に構築
ボッシュはまた、このAI倫理指針が、AIに関する開かれた議論に貢献することを望んでいます。「AIは私たちの生活のあらゆる面を変えることでしょう。 それゆえ、このような議論は不可欠です」とデナーは述べました。AIに対する信頼を構築するには、単なる専門知識以上のものが必要になります。政策立案者、科学界、一般市民の間での緊密な対話も求められるのです。このような背景からボッシュは、欧州委員会が設置したAIの倫理的次元などの問題を検討する組織、High-Level Expert Group on Artificial Intelligenceに参画しています。ボッシュは7拠点からなる世界規模のネットワークにおいて、また、アムステルダム大学およびカーネギーメロン大学(米国・ピッツバーグ)との共同研究で、より安全で信頼できるAIアプリケーションの開発に取り組んでいます。同様にボッシュは、バーデン・ヴュルテンベルク州にある研究アライアンス、サイバーバレー の創設メンバーとして、AIキャンパスの建設に1億ユーロを投資しています。間もなくここで700人のエキスパートが、外部研究者やスタートアップの従業員と共に働くことになる見込みです。また、ボッシュが設立した委員会Digital Trust Forumは、主要な国際組織や団体に属するエキスパートたちの緊密な対話を促進することを目指しています。BCW 2020には、委員会の11のメンバーが集まる予定です。「私たち共通の使命は、モノのインターネット化を安全かつ信用できるものにすることです」とボレは述べています。

170人以上の登壇者、80以上の出展者が一堂に
BCW(2020年2月19〜20日)では80以上の出展者が一堂に会し、ネットワーク化された世界における最新動向や最新情報の展示を行います。170人以上の登壇者の中には、ボッシュCEOのフォルクマル・デナー、ボッシュCDO兼CTOのミヒャエル・ボレに加え、Roland Busch (Siemens副CEO)、Axel Stepken (TÜV Süd取締役会会長)、Scott Guthrie (Microsoftクラウド+AI グループ エグゼクティブ バイスプレジデント)が含まれます。このイベントは、基調講演、大規模展示、ハッカソンなどを主な特徴としています。今年で7回目の開催になるBCWは、IoTに関する世界最大の国際会議のひとつです。

概要:AI倫理指針のガイドライン
· ボッシュの全てのAI製品は、社会的責任を持って技術革新を追求する「Invented for life」の精神を反映したものでなくてはならない
· 人々に影響を及ぼすAIの意思決定に関しては、人間が最終判断を下さなくてはならない。むしろAIは人々のための道具として用いられるべきである
· ボッシュは、安全かつロバストで説明可能なAI製品の開発を目指す
· 信頼はボッシュの基本的なバリューのひとつである。ボッシュは信頼できるAI製品の実現を図る
· AI製品を開発する際は、法的要件および倫理指針に準拠する

AI倫理指針のガイドラインに関する詳細は、下記をご覧ください。
https://www.bosch.co.jp/press/group-2002-01/media/PI11094-download-01-ja.pdf



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