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株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

上司が教えないほうが、部下が活躍する理由

(PR TIMES) 2018年11月16日(金)15時40分配信 PR TIMES

この度、(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン(取締役社長:干場 弓子、本社:東京都千代田区)より『最高のコーチは、教えない。』が発売されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/18193/267/resize/d18193-267-363896-0.png ]


元メジャーリーガーの吉井理人さんの現役時代を思い返すと、負けん気の強さで打者を抑え込むイメージが強い。しかも、その姿勢はベンチでも変わらず、首脳陣との衝突が何度かあったことは本人も認めている。

意外なことに、そんな彼がコーチとしての存在感を示している。先日、日本ハムのコーチを辞任したが、その直後、投手力強化が急務のロッテからコーチ就任を要請されたことをみても、いまの日本球界でトップクラスのコーチと言っていいだろう。

実は、彼が現役時代は、選手のマイナス面だけをあれこれ言ってくるタイプや、自慢話をするだけのコーチが大嫌いで、コーチとはレベルの低い人間がやるものだとさえ思っていたと言う。しかし、2007年に引退後、当時の代理人に強くすすめられ、コーチになることを決断した。その後、筑波大学大学院でコーチング理論を学びながら、コーチのキャリアを積み重ね、独自のコーチング理論を確立している。

本書では、彼のコーチング理論を明らかにしつつ、それらをビジネスシーンでも応用できるように解説している。野球界とビジネス界は、従来のやり方が通用しなくなっているという点では、まったく同じ状況と言えるからだ。

彼が目指す究極のコーチ像は、コーチングの結果、相手が何でも一人でできるようになり、はた目からみるとサボっているようにしか見えないコーチであると言う。

ここでは、本書の内容の一部を再編集してご紹介する。ぜひ、コーチと選手を、上司と部下の関係に置き換えて読んでみてほしい。

日本のコーチは教えることが仕事だと誤解している
日本のコーチと選手は、師弟関係に近い間柄だと思います。ですから、コーチが「俺のようになれ」と教えるのは必然と言えるかもしれません。しかしこれでは、コーチのミニチュアを再生産するだけで、選手の持つ個性が消され、本来持っていたはずの本当の力は出てこないと思っています。

そもそも、コーチと選手の感覚や常識は違うのがあたりまえで、その差異について話し合う機会もなく、強制される指導法には限界があります。しかも、納得できないまま強制されることで、選手自身が目的を見失ってしまう事態になりかねません。

メジャーのコーチに言われた驚きのひとこと
「おまえ以上におまえのことを知っているのは、このチームにはいない。だから、おまえのピッチングについて、俺に教えてくれ。そのうえで、どうしていくのがベストの選択かは、話し合いながら決めていこう」これは、メッツへ移籍した時にコーチにかけられた言葉です。いままでコーチからそんなことを言われたことはなかったので、たいへん驚きました。

日本のコーチは自分の尺度で選手を指導しますが、メジャーのコーチは選手のやりたいピッチングを理解した上で、その方向性に沿ったアドバイスをしようと考えているのがわかりました。このひとことだけで、この国でやっていけそうな気がしました。


相手の能力を最大限引き出すコーチングのコツは
コーチングが目指すのは、選手がコーチの言いなりになる状況ではなく、自分で考え、課題を見つけ、実行する習慣を身につけることにあります。そのために『観察』『質問』『代行』という3つの行動が、コーチングの基本となります。

まず『観察』とは、よく見たり、話し合いを通じて、選手がどのようなタイプなのかを見極めることです。さらに、選手のタイプによって接し方を変える必要があります。

次は『質問』です。コーチングでは「選手に主体がある」という大前提があります。ですから「やれ」ではなく、「どうしたい?」と選手に質問することがポイントになります。質問という手法は回りくどいようですが、自分自身で気づいてもらうことがとても重要なのです。これによって、選手に自己客観視する習慣が身につき、信頼関係が構築できるからです。

最後の『代行』とは「自分ならこうする」ではなく、「その選手だったらどうするか」という視点を持つことです。自分ができることは、他人もできると思い込んでしまいがちなコーチが多いのですが、相手がどう受け止めるかを第一に考えなければいけません。一番高いパフォーマンスが出せるやり方は人によって違うわけです。


ID野球だけではなかった野村監督の真骨頂
現役時代、野村克也さんが監督をしていたヤクルトに移籍しましたが、信頼関係を作るのがとてもうまい人でしたね。私が打ち込まれても、また同じ場面でよく使ってくれました。監督はけして何も言いませんでしたが、そういうことが続くと、自分を信頼してくれていると自然と思えるようになるものです。

また、野村監督というとID野球が有名ですが、僕の印象は少し違います。実際、監督は「いつもデータ通りに投げろとは言わない。データはピンチでパニックになったときに、まだ対処法があるから大丈夫と思う材料に使ってもらえばいい」とよく言っていました。

プロであってもデータ通りに投げることは難しいことです。それよりは、まずは、自分の得意な球を投げて抑えた方が調子も上がっていきます。ですから、野村監督が選手にデータ通りに投げてほしいときは「俺がすべて責任をとる」と明言していました。

その意味では、普段の野村監督は「最後はわしがいるから、好きにせえ」というタイプでしたね。野村監督に心酔する選手が多い理由がわかります。


【目次】
第1章 なぜ、コーチが「教えて」はいけないのか
第2章 コーチングの基本理論
第3章 コーチングを実践する
第4章 最高の結果を出すコーチの9つのルール


【著者プロフィール】
吉井 理人(よしい まさと)
千葉ロッテマリーンズ投手コーチ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学博士前期課程修了。1965年生まれ。和歌山県立箕島高等学校を卒業。84年に大阪近鉄バッファローズに入団。翌85年に一軍投手デビュー。88年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。95年、東京ヤクルトスワローズに移籍、先発陣の一角として活躍し日本一に貢献。97年オフにFA権を行使して、メジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍。98年、日本人メジャーリーガーとして史上二人目の完投勝利を達成。99年には、日本人初のポストシーズン開幕投手を担った。2000年はコロラド・ロッキーズ、01年からはモントリオール・エキスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)に在籍。03年、オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バッファローズ)に移籍し、日本球界に復帰。07年に現役引退。08〜12年、北海道日本ハムファイターズの投手コーチに就任し、09年と12年にリーグ優勝を果たす。15年、福岡ソフトバンクホークスの投手コーチに就任して日本一に、16年には北海道日本ハムファイターズの投手コーチとしてチームを日本一に導く。18年シーズン終了後、千葉ロッテマリーンズ投手コーチ就任。


【書籍情報】
タイトル:最高のコーチは、教えない。
定価:1500円(税抜)
発売日:2018年11月15日
判型:四六判・ソフトカバー/280P
ISBN:978-4-7993- 2385-4
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ディスカヴァーサイト:https://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799323854

【本書のご購入はコチラ】
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4799323857
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/15703155/
セブンネット:https://7net.omni7.jp/detail_isbn/9784799323854
ディスカヴァーサイト:https://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799323854

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