プレスリリース
テーブルゲームを通じて楽しいキャリア教育を実現する『子ども未来キャリア』JEOと新たな社会貢献活動を開始、第1弾は神奈川・兵庫の2施設に無償提供
〜各施設が独自のキャリア教育を実施する中で上がる課題の解決に貢献〜
e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所(代表取締役:吉田智雄、本社:大阪府吹田市、 以下、イー・ラーニング研究所)は、公益社団法人JEO・子どもに均等な機会を(代表理事:辻正夫、本部:大阪府大阪市、以下、JEO)の取り組みに賛同し、キャリア教育用テーブルゲーム教材『子ども未来キャリア』を、2022年11月15日(火)に神奈川県鎌倉市の鎌倉児童ホーム、2022年11月19日(土)に兵庫県神戸市の本庄学童保育コーナーの2つの施設に無償提供し、子どもたちに向けた使用方法に関する体験会を実施いたしました。
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インターネットなどの情報技術の発達によって進んだ社会の細分化や働き方の多様化は、身近な大人をお手本に、子どもたちが自分の将来の歩み方を想像することを難しくしました。また、パソコンやスマートフォンを介した画面越しのコミュニケーションが主流となり、子どもたちに人間関係構築への苦手意識を生んでしまうことも懸念されています。こうした状況を受け、子どもたちが将来のなりたい自分をイメージし、自力で人生を歩む力を育む“キャリア教育”が注目されています。
イー・ラーニング研究所では、JEOの「児童養護施設などに対する生活環境支援事業」に賛同し、2020年よりデジタル教材を日本各地の児童養護施設などへ寄贈を実施しています。さらに、前記のようなキャリア教育のニーズの高まりを受けて、2022年度より全国の児童養護施設及び学童保育施設を対象に『子ども未来キャリア』の寄贈支援を開始いたしました。(「企業からの物品提供支援事業( https://www.jeo.or.jp/activities/goods-donation/ )」)
今回の取り組みでは、児童養護施設の鎌倉児童ホームと学童保育クラブの神戸市本庄学童保育コーナーに『子ども未来キャリア』を無償提供しました。
鎌倉児童ホームでは、多岐に渡る分野でのキャリア教育を通じて、子どもたちの自立の支援として、ライフスキル(心身の健康・人間関係)、資金シミュレート(お小遣いの使い方・給与と貯蓄)、キャリア(進路・職業体験・アルバイト)、就職活動(ハローワーク・インターン)、そして住まい探し(不動産会社・グループ・自立援助ホーム)について学ぶ取り組みを実施されています。こうした内容をより楽しく学ぶ方法を模索される中で、『子ども未来キャリア』の提供を知っていただき、“ライフプラン”のテーマを選ばれるに至りました。
また、神戸市本庄学童保育コーナーでは、卸売市場や自衛隊基地など地域の施設の見学、ゲストを招いての学校の歴史についての講演など、小学校低学年の児童に向けた基礎的なキャリア教育を実施されています。そうした中で、児童の間のコミュニケーションでのトラブルが課題となっており、児童に相手の気持ちを考えたコミュニケーションスキルを身につけることができる『子ども未来キャリア』の“コミュニケーション”のテーマを選ばれるに至りました。
この度の体験会では、施設従事者と子どもたちを対象に、今後の『子ども未来キャリア』導入のためのサポートや使い方をレクチャーしました。
鎌倉児童ホームに提供した“ライフプラン”のテーマは、すごろく形式になっており、マスを進める度に発生するライフイベントに応じて、お金や経験、学力など様々なポイントを集めながらゴールを目指します。2022年11月15日(火)の体験会に参加した子どもたちは長い人生の中で起きる大きな出来事と、その時の自身の状況に合わせたお金の使い方や進路の考え方を学びました。
また、神戸市本庄学童保育コーナーに提供した、“コミュニケーション”のテーマは出題された「場面」に対して、適切なアクションが記載されたカードを選択しポイント獲得を目指すものです。さらに、進行の途中で「場面」の後ろに隠れていた「背景」が追加で発表され、その「背景」も理解した上で改めてカードを選択します。2022年11月19日(土) の体験会に参加した子どもたちは、なぜその場面が起きているのか、その背景をしっかりと考えることで上手なコミュニケーションを取れるということを学びました。
両施設ともに当日は、ゲームに一生懸命参加し、楽しく学ぶ子どもたちの姿が見られました。施設従事者の方からは、「楽しく学ぶことができ、とても有難かった」や「日常的なコミュニケーションでの具体的なトラブルについて、“事情”が隠れていることを体験できたことが良かった」、「子どもたちがどんな解釈で言葉を選択しているのかが見え、指導側も心にゆとりが必要であることに気がつけた」などの感想をいただきました。
イー・ラーニング研究所では、『子ども未来キャリア』を多くの場でご活用いただくことにより、「キャリア教育」への新しい取り組みを支援いたします。また、子どもたちへ学びの機会を提供し、「将来なりたい自分になるため」、「夢・目標に向かって挑戦する姿勢を持つため」に必要な力を子どものうちから身につけて社会に出ていけるように、これからも貢献してまいります。
<子どもたちの感想>
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■鎌倉児童ホーム
・初めはどういう内容か分からず戸惑ったが、途中からは楽しく取り組めた。
・皆とワイワイ楽しみながら、とても楽しく学ぶことができて良かった。
・これからの生活の中でどういうことがあるのか少し分かって良かった。
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■神戸市本庄学童保育コーナー
・場面に応じたカードを選ぶのが難しかったけれど、面白かった。
・友達が約束を守らなかった時のいろいろな気持ちを考えることができた。
・みんなと一緒にコミュニケーションが取れ、仲良くなる方法を考えられた。
【『子ども未来キャリア』無償提供実施詳細】
■提供方法:児童養護施設及び学童保育施設を対象にした公募形式
■提供施設:社会福祉法人聖音会 鎌倉児童ホーム(神奈川県)
学童保育施クラブ 神戸市本庄学童保育コーナー(兵庫県)
■提供内容:鎌倉児童ホーム 『子ども未来キャリア』【テーマJ】ライフプラン
神戸市本庄学童保育コーナー 『子ども未来キャリア』【テーマC】コミュニケーション
【公益社団法人JEO・子どもに均等な機会を】
JEO は中小企業が法人賛助会員として多く参加し、「幼い子どもたちや生まれてくる生命のために、持続 可能な社会の実現を目指す」をビジョンとし活動している団体です。地域の子どもの居場所として、調理体験もできる食堂の開催、諸事情により親元で暮らすことができない子どもたちが生活する児童養護施設の生活環境への支援、子どもの健全育成や地球環境保全をテーマとしたセミナーの開催のほか、今回のように自社の物品を提供したいと考える企業様とそれを必要とされる施設・団体をお繋ぎする「企業からの物品提供支援事業」行っています。
名称 :公益社団法人JEO・子どもに均等な機会を
所在地 :大阪府大阪市中央区南本町 1 丁目 4 番 10 号 StoRK BLDG.5F
代表者 :代表理事 辻 正夫
事業内容:1)児童養護施設などに対する生活環境支援事業
2)子ども食堂事業
3)セミナー事業
4)企業からの物品提供支援事業
5)エコプログラム事業
URL :https://www.jeo.or.jp/
【『子ども未来キャリア』概要】
『子ども未来キャリア』は、子どものときから夢や目標を持ち、グローバル社会で必要となる知識と能力を育む、キャリア教育用テーブルゲーム教材です。授業は、「QMI メソッド」と呼ばれるアクティブ・ラーニング型の独自メソッドを用いて実施します。テーブルゲームを通しての疑似体験だけでなく、子どもたちに具体的想起をうながすスライド教材を使用することで、「頭」と「体」で理解を深めます。学習内容について子どもたちが自分事として考えられるので、意欲的かつ効率的に楽しみながら学ぶことができます。
■URL :https://force-academy.jp/kodomo-mirai-career/
■教材対象年齢:小学生・中学生 ※その他要相談
■販売対象 :全国の学童施設や学習塾、学校など、教育関係の企業・組織
子ども向けの体験型イベントを開催される企業等とのコラボレーション
■学習テーマ :全部で12種類あり、国際的に定義された「21世紀型スキル」と
「日本では学ぶ機会の少ない教育」で構成しています。
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A お金の価値の決まり方 “需要と供給”
B 目標を持ち、夢を叶えるための “逆算思考”
C 家族・友達と仲良くいられる “コミュニケーション”
D 友達と協力してみんなで活躍するための “チームワーク”
E 人の話を聞き、自分の考えを伝える ”ディスカッション”
F お金や時間を上手に使う “ものつくりと投資”
G 自分と違うところをお互いに認め合う ”違いと個性”
H 国際社会でのコミュニティにおける ”ルールの役割”
I 複数の情報を正しく扱えるようになる ”情報リテラシー”
J いろいろなイベントを通してこれからの人生を考える ”ライフプラン”
K 国際社会における日本と世界の関係 ”貿易と外交”
L 持続可能な開発(SDGs)に向けた ”Win-Winの関係”
【株式会社イー・ラーニング研究所】
名称 :株式会社イー・ラーニング研究所
本社 :大阪府吹田市江坂町1丁目23-38 F&Mビル6F
東京支社:東京都港区港南1丁目8-40 A-PLACE品川1F
代表者 :代表取締役 吉田 智雄
URL :https://e-ll.co.jp/
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