プレスリリース
ドバイ・エアショー2021にてアップサイクル品の予約販売を開始
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第1世代のA380型機の象徴的な機内バーやその他の客室設備が特注家具に生まれ変わり、航空記念品などのアイテムとして販売
エミレーツが導入したA380初号機(機体記号:A6-EDA)から作られたユニークなコレクターズアイテムなどの予約受付を開始
世界の子供たちを支援する、エミレーツ慈善団体『エミレーツ航空基金(Emirates Airline Foundation)』に販売利益の一部を寄付
エミレーツ航空は、アラブ首長国連邦(以下、UAE)を拠点とするファルコン・エアクラフト・リサイクリング(Falcon Aircraft Recycling)社と共に、初のA380型退役機をアップサイクルおよび再利用する先駆的な取り組みを開始しました。これにより、解体プロセスによる環境への影響を軽減し、埋立地での廃棄物を大幅に削減します。
近年、多くの退役航空機は遠隔地に飛ばされ、部品として解体された後、適切に処分されないケースが増えています。従来の解体やリサイクルプロジェクトでは、収益性の高い部品は回収される一方で、機体や資材の大部分が埋め立て廃棄物として処理されることが課題の一つとなっていました。また、航空機には、難燃性の生地や複合材など、リサイクルや廃棄が困難なものが多くあります。
今回エミレーツ航空の大規模な素材回収と再利用のプロジェクトは、本拠地であるUAEで実施されるため、環境負荷を最小限に抑えることが期待されます。
エミレーツ航空社長ティム・クラーク卿は次のように述べています。「ファルコン・エアクラフト・リサイクリング社と提携して、今までに類を見ないプロジェクトを実施できることを大変嬉しく思います。すべての再利用活動がUAEで行われることは、UAEがその短い歴史の中で築き上げてきた強力な航空エコシステムと能力を物語っています。今回の取り組みにより、お客様やファンの皆様は航空史の一部を持ち帰ることができるとともに、貴重な素材を埋立地から救うことができます。また、エミレーツ航空基金を通じて、慈善活動への貢献にもつながります。これは、この象徴的な航空機と我々のフラッグシップ機にふさわしい退役方法であると考えています。」
ファルコン・エアクラフト・リサイクリング社ディレクターのアンドリュー・トンクス氏は次のように述べています。「今回の取り組みは、我々がヨーロッパ以外の国で初めてA380型機を解体する、これまでで最も大がかりなプロジェクトです。約190トンの様々な金属、プラスチック、炭素繊維複合材、その他の材料が航空機から取り除かれ、ウィングス・クラフト(Wings Craft)社とのアップサイクルプログラムを通じて、リサイクルや再利用に回されます。この回収プログラムはUAE内で実施され、航空機の大部分が再利用されることになります。エミレーツ航空がUAE国内にある世界水準の能力を信頼していることを裏付けるものであり、我々はこの契約を獲得できたことを誇りに思います。 」
最終旅客便を終えたエミレーツ航空A380型初号機(A6-EDA)は退役後、エミレーツ・エンジニアリング施設に運ばれ、エンジニアによりエンジン、着陸装置、飛行制御コンポーネントどの再利用可能な部品が回収されました。その後、機体登録が抹消され、ファルコン・エアクラフト・リサイクルのチームに引き渡され、機体を慎重に分解する作業が開始されました。
ファルコン・エアクラフト・リサイクリング社は、UAEを拠点とするウィングス・クラフト社と提携しています。同社は航空機の素材を使った特注家具や商品の製造を専門としており、今回もユニークな商品やコレクターズアイテムをデザインおよび製造します。
ウィングス・クラフト社の創業者兼CEOのファワズ・モハメッド・アリ氏は次のように述べています。「今年のドバイ・エアショーで、エミレーツ航空の退役したA380型機から製作したユニークなアイテムを展示できることを嬉しく思います。会場では、ウィングレットや窓パネル、機体尾部の登録記号の一部を取り入れた一点物など、特注アイテムの設計方法について相談を承ります。また、A380型機の象徴である機内バーの修復も進めており、近々オンラインオークションで販売される予定です。」
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ウィングス・クラフト社とファルコン・エアクラフト・リサイクリング社は、エミレーツ航空基金とともに、ドバイ・エアショー2021にて、初めて退役したエミレーツA380から作られた商品やコレクターズアイテムのサンプルを展示しました。全商品の販売利益の一部は、エミレーツ航空基金に寄付されます。
退役したA380型機から作られた特注家具等に興味のあるコレクターの方は、ウィングス・クラフト社までご相談ください。Email: sales@wingscraftshop.com
エミレーツ航空の退役したA380型機について
エミレーツA380の初号機(A6-EDA)は、輝かしい歴史を残して退役しました。
ここでは、そのサービスのハイライトをご紹介します。
2008年7月28日:エアバス社のハンブルグ工場から引き渡される。
2008年8月1日:ドバイーニューヨークJFK間にて、初の商業飛行。
2020年3月8日:シンガポールードバイ間にて、最終商業飛行。
総フライト数: 6,319
訪れた空港数: 62
エミレーツ航空について
エミレーツ航空は、2002年に日本への初就航を果たしました。成田国際空港と関西国際空港からドバイをはじめとする世界各地へ、最も快適な空の旅を提供しています。2021年のワールド・トラベル・アワードでは、「リーディング・エアライン・ファーストクラス」「リーディング・エアライン-ブランド」「リーディング・エアライン・ラウンジ-ビジネスクラス」「リーディング・エアライン・リワード・プログラム」の4部門で受賞するなど、提供する商品やサービスで数々の賞を受賞しています。
ファルコン・エアクラフト・リサイクリングについて
2013年に設立されたファルコン・エアクラフト・リサイクリング社はアラブ首長国連邦で初めて正式認可を受けた航空機リサイクル事業を運営する企業で、ドバイ・インダストリアル・シティとフジャイラ国際空港で解体プログラムを実施しています。同社は、空港管理者や民間航空会社と密接に協力しながら、退役した航空機の継続的な問題に対して、費用対効果が高く、環境に優しい使用済み航空機のソリューションを提供しています。ファルコン・エアクラフト・リサイクリングの事業やプロジェクトに関する詳細は、ホームページをご覧ください。https://falconaircraftrecycling.com/
エミレーツ航空基金について
エミレーツ航空基金は、エミレーツ・グループの会長兼最高経営責任者であるシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下の後援のもと、人々の生活を向上させ、価値のある社会的活動を支援する非営利の慈善団体です。現在、エミレーツ航空基金は9カ国における14のプロジェクトを支援しており、地理的、政治的、宗教的な境界線を越えて、世界中のサポートを必要とする子どもたちの生活の改善に取り組む支援活動を行っています。寄付やプロジェクトについての詳細は、次のサイトをご覧ください。
・エミレーツ航空基金(英語):https://www.emiratesairlinefoundation.org/
・エミレーツ航空基金について:https://www.emirates.com/jp/japanese/about-us/emirates-airline-foundation/
お問い合わせ先
エミレーツ・グループ 広報
Redhill株式会社
Email: ekjapan@redhill.asia
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