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プレスリリース

アストラゼネカ株式会社

アストラゼネカのアカラブルチニブ(Calquence) 前治療歴のない慢性リンパ性白血病を対象とした 第III相ELEVATE-TN試験の中間解析において主要評価項目を達成

(PR TIMES) 2019年06月14日(金)16時40分配信 PR TIMES

アカラブルチニブ単剤または併用療法は無増悪生存期間を延長


アストラゼネカ(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)は、欧米の成人白血病で最も多い(1)、前治療歴のない慢性リンパ性白血病(以下、CLL)患者さんを対象としたアカラブルチニブの第III相試験であるELEVATE-TN試験の良好な結果を発表しました。これは、CLLを対象とした2つ目のアカラブルチニブの検証的臨床試験で、5月に発表したASCEND試験( https://www.astrazeneca.co.jp/content/az-jp/media/press-releases1/2019/2019051501.html )の良好な結果に続き、早期に主要評価項目を達成した試験です。

本試験で、アカラブルチニブとオビヌツズマブの併用療法は、化学療法をベースとしたクロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法と比較して、統計的かつ臨床的意義のある無増悪生存期間(PFS)の改善を示し、主要評価項目を達成しました。

また、アカラブルチニブの単剤療法は、化学療法とオビヌツズマブ併用療法と比較して、統計的かつ臨床的意義のあるPFSの改善を示し、副次的評価項目を達成しました。

アストラゼネカのオンコロジー研究開発エグゼクティブバイスプレジデントであるJosé Baselga は次のように述べています。「今回の結果により、CLLにおけるアカラブルチニブの単剤および併用療法の標準治療に対する優越性を確認することができました。ELEVATE-TNとASCEND試験の良好な結果は、今年の後半に予定している薬事申請の土台となります」。

アストラゼネカは、ELEVATE-TN試験の詳細を今後の学術集会等で発表する予定です。さらに2019年6月6日、欧州血液学会( EHA)年次総会のlate-breaking abstract で、再発または難治性CLLを対象とした第III相ASCEND試験の全結果を発表しました(Abstract# LB2606)。

アカラブルチニブは現在、米国、ブラジル、UAEおよびカタールで、再発または難治性のマントル細胞リンパ腫(MCL)の成人患者さんの治療薬として承認されており、CLLおよびその他の血液がんの治療薬としても開発が進んでいます。

※アカラブルチニブは本邦未承認です。

以上

*****

ELEVATE-TN試験について
ELEVATE-TN(ACE-CL-007)試験は、前治療のないCLL患者さんを対象にアカラブルチニブの単剤療法またはアカラブルチニブとオビヌツマブの併用療法を、クロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法と比較し、有効性と安全性を評価した、無作為化、多施設共同、非盲検の第III相試験です。本試験では、535例を1対1対1で3群に無作為割付けしました。一群目の患者は、クロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法を、二群目はアカラブルチニブ(100mgを1日2回、病勢進行が認められるまで)とオビヌツズマブの併用療法を、三群目はアカラブルチニブ単剤療法(100mgを1日2回、病勢進行が認められるまで)を受けました(2)。

主要評価項目は、クロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法と比較したアカラブルチニブとオビヌツズマブの併用療法のPFSで、独立判定委員会(IRC)によって評価されます。副次的評価項目はクロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法と比較したアカラブルチニブ単剤療法のPFSで、IRCによって評価されます。他の副次的評価項目は、全奏効率、次治療までの期間、全生存期間です(2)。

アカラブルチニブについて
アカラブルチニブは、2017年10月に米国食品医薬品局 (FDA)より1回以上の前治療歴のある成人マントル細胞リンパ腫(MCL)患者さんの治療薬として迅速承認を取得しました。本適応症の今後の承認は、確認試験による臨床的ベネフィットの検証および説明が条件となる可能性があります。

アカラブルチニブ はブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)に対する阻害剤であり、BTKに共有結合することでその阻害作用を発揮します(2)。BTKシグナルはB細胞の増殖、輸送、走化、および接着に必要な情報伝達系の活性化を引き起こすことが知られています(3)。

現在、アストラゼネカとAcerta Pharmaでは、アカラブルチニブについて、26の臨床試験を実施しています。アカラブルチニブは、CLL、MCL、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症、濾胞性リンパ腫、多発性骨髄腫およびその他の血液悪性腫瘍を含む複数のB細胞性の血液がんの治療薬として開発中です。CLLを適応症とする複数の第III相試験が進んでおり、前治療歴のあるハイリスクCLL患者さんを対象にアカラブルチニブをイブルチニブと比較したASCEND試験、 ELEVATE-TN試験 、ELEVATE-RR (ACE-CL-006)試験、17p欠損もしくはTP53変異のない前治療歴のないCLL患者さんを対象にアカラブルチニブとベネトクラクスとオビヌツズマブの併用、もしくはアカラブルチニブとベネトクラクスの併用療法を評価するACE-CL-311試験が進行中です。

慢性リンパ性白血病 (CLL) について
CLLは欧米の成人白血病において最も数が多く、世界では約191,000人、米国では約20,720人が毎年新たに診断されており、患者数は治療の発展に伴い増加するとみられています(1,4,5,6)。CLLでは、骨髄中の過剰な血液幹細胞が異常なリンパ球となり、これらの異常細胞によって感染症に対する防御力が低下することが知られています(1)。異常細胞数が増えるに従い、健全な白血球、赤血球および血小板が減少するため、貧血、感染および出血を引き起こす可能性があります(1)。BTKを通るB細胞受容体のシグナルは、CLLの基本的な増殖情報伝達経路の一つです。

アストラゼネカにおける血液がん領域について
がん領域における強みを活かし、アストラゼネカは血液がんを4つの重点がん疾患領域のひとつとして確立しました。当社の血液がんフランチャイズは米国FDAにより承認された2つの治療薬と血液がん治療薬候補の広範なポートフォリオのための強固なグローバル開発プログラムを有しています。Acerta Pharmaはアストラゼネカの血液がん領域における中核的研究開発拠点としての役割を果たしています。アストラゼネカはアンメットニーズに応えるために治療薬の創薬及び開発を進展させるため、志を同じくするサイエンス志向の企業と提携しています。

2018年10月、アストラゼネカとInnate Pharma( http://innate-pharma.com )はInnate PharmaによるLumoxiti (moxetumomab pasudotox-tdfk) の米国におけるアストラゼネカのサポートを得ながらの商業化の権利の導入および、薬事申請や承認を控えるEUでの開発及び商業化の継続を含む世界的な戦略的提携を発表しました( https://www.astrazeneca.co.jp/content/az-jp/media/press-releases1/2018/2018102501.html )。

アストラゼネカにおけるオンコロジー領域について
アストラゼネカはオンコロジー領域において歴史的に深い経験を有しており、急速に拡大しつつある患者さんの人生と当社の将来を変革する可能性のある新薬ポートフォリオを保持しています。2014年から2020年までの期間に発売を予定する少なくとも6つの新薬、および低分子・バイオ医薬品の広範な開発パイプラインを有する当社は、肺がん、卵巣がん、乳がんおよび血液がんに焦点を当てたOncologyを成長基盤として進展させることに注力しています。中核となる成長基盤に加え、当社は、Acerta Pharma社を介した血液学領域への投資に象徴されるような、戦略を加速する革新的な提携および投資についても積極的に追求していきます。

アストラゼネカは、がん免疫治療、腫瘍ドライバー遺伝子と耐性、DNA損傷修復および抗体薬物複合体の4つの科学的基盤を強化し、個別化医療を推し進める併用療法の開発に挑戦し続けることでがん治療のパラダイムを再定義し、将来的にはがんによる死亡をなくすことをビジョンに掲げています。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、および呼吸器の3つの重点領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。当社は、100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細については http://www.astrazeneca.com または、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

References
1 National Cancer Institute. Chronic Lymphocytic Leukemia Treatment (PDQ(R))–Patient Version. Available online. Accessed May 2019.
2 ClinicalTrials.gov. Elevate CLL TN: Study of Obinutuzumab + Chlorambucil, Acalabrutinib (ACP-196) + Obinutuzumab, and Acalabrutinib in Subjects With Previously Untreated CLL. NCT02475681. Available online. Accessed May 2019.
3 CALQUENCE (acalabrutinib) Prescribing Information. AstraZeneca Pharmaceuticals LP, Wilmington, DE.
4 Global Burden of Disease Cancer Collaboration. JAMA Oncol. 2017;3(4):524-528.
5 National Institute of Health SEER Program. Cancer Stat Facts: Leukemia—Chronic Lymphocytic Leukemia (CLL). Available online. Accessed May 2019.
6 Jain N, et al. Prevalence and Economic Burden of Chronic Lymphocytic Leukemia (CLL) in the Era of Oral Targeted Therapies. Blood. 2015;126:871.

プレスリリース提供:PR TIMES

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