プレスリリース
【千葉県習志野市】「旧習志野文化ホール」を3次元計測してデジタルジオラマ化!〜44年間市民に愛された、解体されるホールの雄姿を将来に遺す〜
リニューアルするために、2023年3月に惜しまれながら休館した習志野文化ホールをデジタルアーカイブ化するために、民間個人事業者の有志がタッグを組み、建物内部のデジタルジオラマを作成しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43355/115/43355-115-c0a8dd760a1ea2a8011d509068caaa4e-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リニューアルするために、2023年3月に惜しまれながら休館した習志野文化ホール。
習志野市の文化の殿堂として多くの方から愛されたこの建物をデジタルアーカイブ化するために、民間個人事業者の有志がタッグを組み、建物内部のデジタルジオラマを作成しました。
習志野市はこのデータを元に「旧習志野文化ホール デジタルジオラマ」と題した動画を作成し、「習志野市公式YouTubeチャンネル」にて、9月30日から公開いたします。
建築記録は写真や図面で行うのが一般的ですが、今回は、地上型レーザースキャナーで計測した精密な3D点群データと、ドローンとカメラを使用した高解像度の画像をソフトウェア上で解析・合成してデジタルジオラマを作成。さらに3Dデータ処理ソフトウェアで、リアリティ感のある動画データに編集しました。市民におなじみ「レッツゴー習志野」の曲に合わせて、文化ホールの雄姿を後世に遺します。
動画タイトル : 「旧習志野文化ホール デジタルジオラマ」
動画URL : https://youtu.be/j39O7XClDuI
【習志野文化ホール】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43355/115/43355-115-4b773c00b6f0c9d194e6cbeb03fd2331-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1978(昭和53)年12月21日、JR津田沼駅前に開館。習志野市民の文化の殿堂として44年間親しまれてきたが、建て替えのため2023年3月31日をもって休館。日本の公共施設で初めて設置された大型のパイプオルガンは、高さ5メートルから6ミリまで大小3512本のパイプを備えている。紅白2羽の孔雀が描かれた緞帳(どんちょう)は西陣の老舗が織り上げた逸品。
【参考情報1.】
デジタルジオラマを担当した民間個人事業者の紹介
4D LAB 大八木正広様……主に3Dレーザースキャナーによる3次元測量を担当。
Sky One 田中克治様……主にドローンを用いたテクスチャー画像撮影を担当。
RS Consul サルナブ・ローマン様……主に高解像度カメラを用いた画像撮影、解析合成、3Dデータ処理・動画出力を担当。
■Sky One 田中様コメント
「デジタルジオラマは正確な測量データを基に作成されるので、再建や修繕、防災計画等でハード面での活用が可能できる上、リアリティのある映像から教育やエンターテイメントでのソフト面での使用もできます。私たちは、先代が作り上げてきた歴史的、文化的価値のある建築物や遺跡などをデジタルデータとして後世に残し、地域のアイデンティティーを育むために活動しています」
【参考情報2.】
デジタルジオラマと動画を作成するまでの作業
■使用機材 : 地上型レーザースキャナー、産業用ドローン、高解像カメラ
■作業の流れ
1.3Dレーザースキャナーが照射するレーザー光によって高密度で大量の点群を取得します。照射対象物のわずかな凹凸も計測されるため、表面形状を精密に再現できます。
2.上記で得られた点群データを面データ(ポリゴンデータ)に変換します。
3.上記データに実際に撮影した画像を重ね、リアリティのある質感に仕上げます。今回は高解像度カメラでおよそ9000枚の画像を撮影しています。
4.完成したデジタルジオラマを使用し、ローマン氏と習志野市職員がジオラマ内をツアーする動画を作成しました。
プレスリリース提供:PR TIMES