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Gincoと三菱UFJ信託銀行およびProgmatの協業による暗号資産業界横断ステーブルコイン「XJPY」「XUSD」の共同検討開始について

(PR TIMES) 2023年11月06日(月)12時15分配信 PR TIMES

株式会社Ginco(代表取締役: 森川 夢佑斗(もりかわ むうと)、以下Ginco)、三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長:長島 巌(ながしま いわお) 、以下三菱UFJ信託銀行)、Progmat, Inc.(代表取締役: 齊藤 達哉(さいとう たつや)、以下Progmat)は、日本法に準拠したステーブルコイン(略称SC)の発行・管理基盤である「Progmat Coin(プログマコイン)」基盤を活用し、暗号資産交換業者間の資金決済効率向上を目的とした“暗号資産業界横断ステーブルコイン”の発行に向けた共同検討(以下、本共同検討)を開始いたしました。
本共同検討を通じて、暗号資産業界におけるクロスボーダー取引の決済効率向上を目指した円貨建ての「XJPY」と米ドル建ての「XUSD」の2銘柄のステーブルコイン発行を行います。
同時に、最大手の暗号資産リクイディティ・プロバイダーであるCumberland Global Limited(Global Head of Cumberland, Partner at DRW: Chris Zuehlke、以下Cumberland)、国内暗号資産交換業者のうちビットバンク株式会社(代表取締役CEO: 廣末 紀之(ひろすえ のりゆき)、以下ビットバンク)、株式会社メルコイン(代表取締役CEO: 中村 奎太(なかむら けいた)、以下メルコイン)が本共同検討に先行して参画します。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31033/111/31033-111-a5070183db6733ff655868a7e4fabca7-1426x800.png ]


1.背景と目的
Gincoでは、Web3産業の発展には、法人・個人を問わず誰もが安心安全にデジタルアセットを利用できる環境を整備する必要があるとの課題認識のもと、デジタルアセットの管理用ウォレットや企業向けのWeb3インフラサービスを提供してきました。特に暗号資産交換業者など金融機関が利用する業務用暗号資産ウォレット「Ginco Enterprise Wallet」は国内トップの導入シェアを誇ります(2023年 Ginco調べ)。

三菱UFJ信託銀行およびProgmatは、2023年6月施行の改正資金決済法に即した形でステーブルコインを発行するためのインフラとして、「Progmat Coin」基盤の開発を主導しています。「Progmat Coin」基盤を用いた様々なブランドのステーブルコインは、取り扱う仲介業者が関係当局へのライセンス登録を完了し次第、発行・流通が可能になる予定です。

グローバルの暗号資産市場における暗号資産交換業者やリクイディティ・プロバイダー(以下、暗号資産関連業者)間における自己勘定取引の資金決済は、ステーブルコインでの取引が主流の中、日本の事業者を含む暗号資産市場においては未だ銀行送金での資金決済が主流となっています。近年、これらの暗号資産関連業者間の資金決済用途での銀行送金は、日本円の取引だけを見ても月間数千億円に及んでおり、今後も拡大していくことが見込まれます。

銀行送金での資金決済の課題としては、取引時間の制約や送金コスト等の課題が挙げられますが、この課題が、暗号資産市場発展の妨げになるのではないかという考えから、本共同検討が発足いたしました。
本共同検討では、Gincoと三菱UFJ信託銀行およびProgmatの協業により、「Progmat Coin」基盤を用いたステーブルコインブランドの1つとして、24時間365日取引可能なパブリックチェーン上のステーブルコイン「XJPY」「XUSD」を発行し、日本の事業者を含む暗号資産市場における、数千億円に及ぶ現取引業務をSCに置き換えることで、暗号資産関連業者間取引の課題を解決し、資金決済効率向上による暗号資産市場の高度化に寄与することを目的としています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31033/111/31033-111-71bf139b8f170a4d5d8168bf847272be-1887x764.png ]


2.具体的な発行スキームの全体像
2023年6月施行の改正資金決済法上、ステーブルコイン(電子決済手段)として、「銀行預金型」・「資金移動型」・「信託型」の3類型が想定されていますが、以下のような特徴があるため、現時点で最も柔軟な設計が可能な「信託型」でのステーブルコイン組成を前提[1]としています。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31033/111/31033-111-ae1b0eda1541685a497ab2d31250ba88-465x137.png ]

具体的なスキームとして、以下のように想定しています。
【電子決済手段類型】 3号電子決済手段(特定信託受益権)
【発行依頼者(委託者)】 Ginco
【発行者(受託者)】 三菱UFJ信託銀行
【プラットフォーム】 Progmat Coin
【利用者(受益者)】 暗号資産関連業者(自己勘定)
【裏付資産(預金)運用先】 任意の金融機関
【裏付通貨種類】 円貨建てステーブルコイン、及び米ドル建てステーブルコイン
【ステーブルコイン名称】 「XJPY(円建て)」及び「XUSD(米ドル建て)」

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31033/111/31033-111-071f104ce8749d2237ac9dc4db4103f1-620x286.png ]


3.今後の予定
「XJPY」「XUSD」は、2024年夏頃に発行することを目指します。
また、「利用者(受益者)」となりえる暗号資産関連業者を特段制限するものではなく、本共同検討に賛同いただける国内外の暗号資産関連業者からの参画申込を随時受付いたします。
(「デジタルアセット共創コンソーシアム(DCC)」事務局で受付)
デジタルアセット共創コンソーシアム : progmat_post@progmat.co.jp

以 上

[1] ステーブルコインのスキーム選択に関する解説は以下をご参照
解説記事:<https://note.com/tatsu_s123/n/n1f7f6df36752>


<別添資料>

1.各社の役割・概要
(1)発行依頼者(委託者)
商号 : 株式会社Ginco
代表者 : 森川 夢佑斗
URL : https://www.ginco.co.jp/

(2)発行者(受託者)
商号 : 三菱UFJ信託銀行株式会社
代表者 : 取締役社長 長島 巌
URL : https://www.tr.mufg.jp/

(3)プラットフォーム「Progmat Coin」開発者
商号 : Progmat, Inc. (株式会社Progmat)
代表者 : 代表取締役 Founder and CEO 齊藤 達哉
URL : https://progmat.co.jp/index.html


「Progmat(プログマ)」について


Webサイトおよび解説記事を公開しておりますので、以下URLからご覧ください。
Webサイト:<https://progmat.co.jp/index.html>
解説記事:<https://note.com/tatsu_s123/n/n03a291fa52ad?sub_rt=share_b>


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31033/111/31033-111-595680334ebf94bd5d8521a58799bdd8-465x237.png ]

「Progmat Coin(プログマコイン)」基盤について


「Progmat Coin」基盤は様々なSCを発行・管理するためのインフラです。
資料を公開しておりますので、以下URLからご覧ください。
資料:<https://speakerdeck.com/progmat/sc>

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31033/111/31033-111-72ba2789d4f7001c65652686cf80f118-465x237.png ]



株式会社Gincoについて


Gincoは、「経済のめぐりを変えていく」をビジョンに掲げ、ブロックチェーン技術を活用し、企業のWeb3事業を支援するWeb3 Development Companyです。エンタープライズ向けにより早く、より安全に、より費用対効果が高いブロックチェーン活用を実現するインフラを提供しています。特にウォレットやノードの分野で国内トップの提供実績を誇ります。

所在地:〒1040032 東京都中央区八丁堀三丁目27-4
代表者:森川夢佑斗
設 立:2017年12月21日
事業内容:クラウド型ブロックチェーンインフラおよび、同インフラを利用した各種エンタープライズサービスの開発・運営・提供
URL:https://ginco.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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