プレスリリース
バルテスが「2022年6月IEサポート終了」に関するアンケート調査を実施 サポート終了に向けて移行準備を完了しているのはわずか16% 移行に伴う影響を把握できていない企業が目立つ
ソフトウェアのテスト・品質向上支援に関するサービスを提供するバルテス株式会社(本社:大阪市西区、東京都千代田区、代表取締役社長:田中 真史、以下バルテス)は、当社の運営するソフトウェア品質向上プラットフォーム「Qbook」にて、2021年7月30日〜2021年8月31日の間、会員を対象に「Internet Explorerサポート終了に関するアンケート調査」を実施し、その調査結果を2021年9月28日(火)に発表したことをお知らせいたします。
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調査の背景
米Microsoftは、Windows10でブラウザのInternet Explorer11(以下、IE)のサポートを2022年6月15日(日本時間の2022年6月16日)に終了することを発表しました。その救済措置として、米MicrosoftはIEベースのWebサイトやアプリを使っている企業にはサポート終了までにEdgeのIEモードへの切り替えを勧めている現状です。そこで今回、IEサポート終了に伴う国内企業の対応を調査すべく、アンケートを実施しました。
調査結果トピックス
1. IEサポート終了後の移行措置を完了しているのはわずか16%という結果に。
2. 回答者の2名に1名がIE終了後の移行措置に「基幹システム対応が必要」と回答。
3. 移行準備に難航する企業の多くは、システムの具体的な影響を把握できていないことが判明。
「IEサポート終了に関するアンケート」結果トピックス
【1. IEサポート終了後の移行措置を完了しているのはわずか16%】
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現時点でIEサポート終了に伴う対応を「完了している」と回答したのが16%、「現在対応中」が42%、「まだ対応を始めていない」で15%となりました。サポート終了が2022年6月に控えるなか、対応を完了しているのは全体のわずか16%で、「現在対応中」「まだ対応を始められていない」は57%に上り、「わからない」を含めると全体の76%になりました。
【2. 回答者の2名に1名がIE終了後の移行措置に「基幹システム対応が必要」と回答】
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IEサポート終了に伴う対応として「社内基幹システムの対応」が最も必要と回答したのは115名で、次いで「顧客納品システムへの対応」が94名、「業務プロセスへの対応」が60名、「開発工程の変更」が5名という結果になりました。
以上から、2名に1名は現在も社内基幹システムを利用する際にIEを活用していることが明らかになりました。また、事業にダイレクトに影響するシステムについても今後対応が必要な企業が多いことが窺えます。
【3. 移行準備に難航する企業の多くは、システムの具体的な影響を把握できていない】
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サポート終了に伴い、移行準備を実施すると回答した人のうち「順調」と回答したのが34%、「どちらともいえない」と回答したのが39%、「難航している」と回答したのが8%、「わからない」が19%となりました。
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IEからの移行を現在対応中で、スムーズに進んでいないと回答した人のうち、最も多かった課題は「影響力を把握しきれていない」47%、次いで「社内リソースが不足している」29%、「スケジュールがタイトである」8%、「予算が不足している」2%となりました。
システムの規模や構成、利用している環境によって移行後の状況が変わってくるため、影響を把握できていないことが原因で、各種準備に難航していることが読み取れます。
調査結果総括
今回、ソフトウェアテストに関するサービスを提供するバルテスでは、IEサポート終了に伴う企業の対応を調査しました。サポートが終了する2022年6月まで9ヶ月を切った現在、移行準備を完了できていない企業や対応方針が定まっていない企業が目立ち、回答者のうち移行準備を完了しているのはわずか16%とサポート終了までのタイムリミットが迫る中、非常に低い結果となりました。
さらに、移行に伴いシステムの具体的な影響を把握できていない企業が多く、サポート終了まで時間が迫った現在、まずはその「影響・範囲の調査」が必要であることが考えられます。一般に企業で使われている業務システムは、様々なベンダーのシステムを複合的に利用しているケースが多く、システム毎に検証する必要があるため、調査には時間がかかることが予想されます。
バルテスでは、ソフトウェア開発工程におけるテスト・第三者検証を実施し、年間2,100件以上の案件を担っています。当社のようなノウハウの蓄積されたテスト専門企業に調査を依頼することで、「影響・範囲の調査」を迅速に行うことができ、IE移行後のリスクを低減できます。
また、自社では発見しにくい影響範囲の発掘や自社調査における抜け漏れの発見も可能であり、スムーズな移行をお手伝いいたします。
第三者検証会社であるバルテスは、世の中のIT課題に関する現状を把握し、業界全体の発展に寄与するためのヒントを得るべく、この度調査を実施しました。今回の調査結果に基づき、今後もバルテスでは継続的にアンケート調査を行い、ソフトウェア品質向上に向けた解決策の提案を行ってまいります。
その他、Internet Explorerサポート終了に関するアンケート調査結果については、バルテスが運営する「Qbook」よりPDFデータでダウンロードすることができます。
・アンケート調査結果:https://www.qbook.jp/download/20210928_1242.html
Qbookでは、本アンケート結果を参考に、実際にIE対応プロジェクトに加入した経験のあるエンジニアから伺った話をまとめ、記事にしています。ぜひご覧ください。
・タイトル:「Internet Explorer」ついに歴史に幕。サポート終了に伴う影響と企業が行うべき対処とは?
・URL :https://www.qbook.jp/column/20210928_1239.html
ソフトウェア品質向上プラットフォーム「Qbook」について
Qbookは、ソフトウェアテストの専門企業であるバルテスが培ってきたノウハウを基に、業界のトレンド情報やマネジメント手法など、エンジニアが必要とする情報をお届けするプラットフォームです。無料会員登録することで、テストケース生成ツール「Qumias Plus」や、テスト専門家の手法をゼロから学べる学習コンテンツ「Qbookアカデミー」も利用することができます。
・Qbook:https://www.qbook.jp
調査概要
調査目的 :Internet Explorerサポート終了に伴い、企業の現状や認識について知見を得るため
調査方法 :「Qbook」でのアンケート調査
調査対象者 :「Qbook」会員
有効回答数 :241名
調査日 :2021年7月30日〜2021年8月31日
ダウンロードURL:https://www.qbook.jp/download/20210928_1242.html
お問合せはこちら
当社へ品質向上サービス(ソフトウェアテスト、品質教育、コンサルティング)についてご相談や、ソフトウェアの品質向上に関するご依頼などがありましたらお気軽にご相談ください。
・各種お問合せ:https://www.valtes.co.jp/contact/
バルテス株式会社について
バルテスは、2004年の設立以来、ソフトウェアテストをメインとした品質向上支援サービスを提供しており、年間2,100件以上のプロジェクトを手掛けている本業界のリーディングカンパニーです。特に上流工程における品質コンサルティング及び体系的なテストエンジニアの教育プログラムを強みとしております。また、ソフトウェアテストに関する国際的な資格認定機関である「ISTQB」の最高位ランクである「Global Partner」に日本で初めて認定された企業です。
企業名 :バルテス株式会社
証券コード :4442(東京証券取引所マザーズ)
代表者 :代表取締役社長 田中 真史
本社所在地 :(大阪本社)大阪市西区阿波座1-3-15 関電不動産西本町ビル8F
(東京本社)東京都千代田区麹町1-10 麹町広洋ビル3F
設立 :2004年4月19日
資本金 :9,000万円
従業員数 :690名(2021年6月末 グループ4 社計)
事業内容 :ソフトウェアテストサービス、品質コンサルティングサービス、ソフトウェア品質教育
サービス、セキュリティ・脆弱性診断サービス、その他品質評価、品質向上支援サービス
ホームページ :https://www.valtes.co.jp/
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