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公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

女の子と女性の権利保護に取り組む 国際NGOプラン・インターナショナル 国際本部と日本の学生による「安全なまちづくり」の意識調査結果を発表 東京は女の子の意見をまちづくりに反映できていないことが判明

(PR TIMES) 2018年10月04日(木)16時40分配信 PR TIMES


国際NGOプラン・インターナショナル(以下、プラン)は、「思春期の女の子や若い女性たちが都市部で直面する危険性」について、約400人の専門家を対象に、「安全なまちづくり」に関する意識調査を、世界22都市で実施しました。また、日本では、プランの学生グループであるG-SChooLが中心となり、東京都内在住の15〜25歳の男女約700人を対象に「安心して暮らせるまちづくり」に関する意識調査を行いました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-161259-3.jpg ]

                   (C) 国際NGOプラン・インターナショナル
世界初、都市における女の子の安全に関する意識調査
現在、世界の人口のおよそ54%が都市部に暮らしていると言われており、2050年にはその割合は66%に増えるという推計もあります※1。都市での生活は女の子の可能性を広げる一方で、女の子がさまざまな危険に直面する場面もあります。
プランは、都市部に暮らす女の子や若い女性がどのような危険に直面するのか、まちの政策や計画づくりにおいて、彼女たちの意見がしっかりと聞き入れられているか、安全なまちにするためには何が必要であるかを調査しました。これまでにも、世界都市の安全度ランキングはありましたが、このように女の子や女性の視点に立った意識調査は、世界で初めての試みとなります。※1出典:UN Habitat (2016). Urbanization and Development. Emerging Futures

【おもな調査結果】
・世界共通で女の子が日常的に直面しているもっとも大きな危険性は、「セクシュアル・ハラスメント」
(冷やかし、嫌がらせ、痴漢、露出行為、ストーカー行為、凝視など)
多くが被害を通報できていないという現状も浮かび上がりました。

■女の子が「セクシュアル・ハラスメント」の被害にあう可能性

[画像2: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-927530-7.jpg ]

■実際に「セクシュアル・ハラスメント」の被害が起こった場合、警察などの管轄機関に通報するかどうか

[画像3: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-914364-5.jpg ]

■女の子や若い女性が、安全なまちづくりへの意思決定プロセスに参加できているか否か

[画像4: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-953953-2.jpg ]

 
調査結果から判明した東京の課題
東京の調査には、15人の専門家が協力してくださいました。質問内容と結果は以下の通りです。

■東京の「窃盗と強盗」被害数は22都市中、最下位

[画像5: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-604593-8.jpg ]

調査対象の22都市間で比較したところ、東京は、窃盗や強盗などの被害が一番少ないことがわかりました。
反対に、南アフリカのヨハネスブルグはまだ女の子にとって安全とは言い難い都市であるという結果になりました。

■東京は、女の子の声が「安全なまちづくり」への意思決定プロセスに、最も反映されていないことが判明!

[画像6: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-355394-6.jpg ]

東京は、なんと女の子の意見が一番政策やまちづくりプロセスに反映されていないことがわかりました。例えば、ケニアでは、憲法で子どもの参加を政策決定プロセスに保障するような仕組みがあり、子どもたちの意見を吸い上げています。日本には、このような仕組みがないことが課題といえます。専門家は、「今後、さまざまな年代の人々が防犯や計画作りに参加し、より女の子や若い女性の声を拾い上げる必要がある」とコメントしています。
※世界で行ったアンケートの概要は(https://www.plan-international.jp/news/girl/pdf/181004_result.pdf)よりご覧いただけます。

日本では、学生グループが同世代の若者に向けた意識調査を別途実施
日本では、国際本部の質問項目や調査結果を踏まえ、東京都内在住、もしくは東京まで通学・通勤をしている15〜25歳の男女712人を対象に意識調査を実施しました。
セクシュアル・ハラスメントを細分化し、「実際にどのような被害にあったことがあるか」「身の回りに潜む危険性への知識はどの程度知っているか」「女の子や若い女性にとってまちをより安全にするために必要なことは何か」などの質問を設定。質問は学生グループのG-SChooLメンバー自身が考え、分析をもとに東京都への提言や同世代向けのメッセージにまとめ発信する予定です。

【おもな調査結果】
Q:実際に被害にあったことのあるものを教えてください。

[画像7: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-485178-0.jpg ]

Q:デートDVという言葉を知っていますか?

[画像8: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-964492-1.jpg ]

Q: 思春期の女の子や若い女性のために、街をより安全にするためには何が必要だと思いますか。
1位:安全に関する環境を整えること(55人)
  「街灯や防犯カメラを増やす」、「周りの大人や地域で助け合う」
2位:教育や啓発が必要(43人)
  「学校教育の中でその被害と対策を教える」、「声の上げやすい社会の雰囲気作り」
3位:法律の厳罰化(4人)
※ユースのアンケートの詳細は添付別紙からもご覧いただけます。

ジェンダー・アドバイザー福沢恵子さんのコメント

[画像9: https://prtimes.jp/i/12939/96/resize/d12939-96-585774-4.jpg ]

女性が性的な被害を受けた場合、「女性にも落ち度がある」という意見がしばしば見られます。今回の調査でもそう答えた女の子の理由として「露出が激しい服を着ていた場合、女性にも責任がある」というものが大半でした。しかし、これは性暴力に関するよくある誤解です。そのひとつの証拠として、女の子が日常的に最も身の危険を感じる機会は「通学時」であることが挙げられます。通学時の服装は決して露出度が高いものではありません。それなのに、全体の約65%の女の子が痴漢被害にあっているのです。女の子が日々危険にさらされている状況は深刻です。「本人の自覚や自衛」を求めるだけではなく、犯罪の抑止や加害者に対する実効性のある対策を取ることが今こそ必要だと思います。

安心して暮らせるまちづくりに向けて
プランは、この調査結果をふまえ、引き続き女の子や若い女性にとってのまちの安全性に関する調査を進め、まち全体の安全性を高めるためのプログラムを実施していきます。
日本では、日本でのアンケート結果を提言にまとめ、東京都に提出する「ガールズ・リーダーシップ」というアクションを実施します。ユースの活躍にご注目ください。

ガールズ・リーダーシップ実施概要
日時:10月10日(水) 17:00〜18:00
場所:東京都青少年・治安対策本部 会議室(東京都庁第一本庁舎北塔 34階)
内容:アンケートを作成したプラン・インターナショナル学生グループG-SChooLのメンバー6名が、日本のユースを対象としたアンケート結果を元に作成した提言を東京都青少年・治安対策本部に提出し、意見交換を行います。当日ご取材いただける場合、ユースへのインタビューが可能です。

※ユースの提言は、別紙の提言書(PDF)をご確認ください。

【プラン・インターナショナルとは】
子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOです。創立は1937年。長年にわたり、子どもや若者、地域の人々とともに地域開発を進めてきました。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れています。市民社会、政府機関や国際機関と連携しながら、世界を持続的に、前向きに変えていきます。



プレスリリース提供:PR TIMES

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