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アイサンテクノロジー株式会社

愛・地球博記念公園において、自動運転の社会実装を見据えた実証実験を実施します

(PR TIMES) 2023年01月26日(木)13時15分配信 PR TIMES


 アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)は、様々な交通課題の解決に寄与することが期待されている自動運転サービスの実現を目指し、国の規制緩和の動きに連動した最先端の遠隔型自動運転システムを含む実証実験を、全国に先駆けて積み重ねております。

 本年度は、実運行において再現可能なビジネスモデルの構築を目指すことを目的とし、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸岡 亨)を幹事会社とする共同体で愛知県より委託を受け事業実施をいたします。

 この実証実験の一環として、愛・地球博記念公園(長久手市)において、「園内バスルートでの自動運転バスによる運行」をテーマに、公園利用者等の移動手段を想定した実証実験を行います。

 本年度の特徴としては、愛・地球博記念公園において、大型バスによる自動走行を初めて実施します(園内バスと同型のバスを使用。)。また、AI映像解析技術※2を活用し、園内の歩行者に対して音声によるバスの接近の注意喚起を行います。さらに、複数のカメラ映像を5Gにより伝送し、遠隔管制※3者がルート上の危険を検知し、遠隔管制室と車両との間でコミュニケーションを取り、事故等を防ぎます。その他にも、車両と歩行者の動きに関するシミュレーションを行い、自動運転バスと歩行者の安心・安全な共存の在り方を検証し、将来の園内における自動運転サービスの実装を目指します。


1 実施日程
2023年2月10日(金)から2月12日(日)まで、2月14日(火) 計4日間
[画像1: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-a3fc57aa5b8ebf25be0a-0.png ]

※ 天候等の条件により、内容が変更になる場合があります。

2 実施場所及び走行ルート
園内西ルートと園内管理道路ルートを運行します。
※ 天候等の条件により、内容が変更になる場合があります。

【園内西ルート】
園内バス西ルートの一部を走行し、歩行者と自動運転バスの安心・安全な共存の在り方を検証

【園内管理道路ルート】
樹木等によりGNSS※4の電波を検知しづらい環境においても、LiDAR(ライダー)※5で測定した周囲の情報と3Dマップとを照合して位置推定をする方式により自動走行を実施し、課題を抽出
[画像2: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-8a0de26f1dabb2b5ac39-7.png ]

※ 愛知県知事の試乗は、花の広場乗車、西駐車場下車となります。


ルート詳細
S:出発点/G:終着点

園内西ルート
[画像3: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-c0a221bb4b2a4e332bc3-1.png ]


<使用する園内停留所一覧>
1. 西駐車場   4. 愛知県児童総合センター
2. 花の広場   5. 大観覧車
3. 北1駐車場   6. 水のエリア


園内管理道路ルート
[画像4: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-de72b84ffbd9a0274963-2.png ]



3 使用車両
[画像5: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-51c5c35a4b0ffc124fb1-3.png ]



4 実証実験の特徴
(1) 愛・地球博記念公園において大型バスによる自動走行を初めて実施
愛・地球博記念公園において、大型バス(現在運行中の園内バスと同型)による自動走行を初めて実施します。本実証実験では、交通事業者が運行を担当して、自動運転バス車内外の安全や運行面での課題抽出を行い、安心・安全な運行方法の確立を目指します。

(2) 歩車混在環境におけるAI映像解析技術を活用した注意喚起
多数の歩行者による往来が見込まれる北1駐車場付近の走行ルート上にて、AI映像解析技術により周辺の歩行者の状況を分析し、自動運転バスの接近時に路側に設置したスピーカーから音声にて注意喚起を行うことにより、歩行者と自動運転バスの安心・安全な共存の在り方の検証を行います。

(3) 5Gを活用した危険箇所リスクの検出
本実証実験では、走行ルート上や車両内外に設置した複数のカメラ(路側/車載カメラ)を5G等に接続して、運行状況を鮮明な映像により遠隔管制室にて監視し、遠隔管制室と車両との間でコミュニケーションを取り、事故等を防ぎます。

車載カメラには株式会社東海理化の提供する画像処理システムを活用することで、遠隔監視の複数画像を統合し、車両周囲の死角が少ない映像を伝送して、遠隔管制者の負荷を軽減します。
路側カメラは、車両から死角になる場所や子供を含めた歩行者の移動が多い危険箇所に設置して有効性を分析し、将来の園内での自動運転サービスの実装に向け活用できるようにします。

路側カメラにはENWA(エンワ)株式会社の提供する映像伝送システム「DiCaster(ディーキャスター)」を採用することで、専用の機材を用意することなく、スマートフォンにて高精細な映像を低遅延で伝送します。

(4) 車両と歩行者の動きに関するデジタル空間上でのシミュレーション(参考実証)
 車両の走行に対する歩行者の危険認知感覚をAIで再現し、歩行者にとって安心感のある自動運転車両の速度・経路等の走行方法をシミュレーションにより検証します。歩行者の危険認知感覚は、事前に5名の男女のモニターに様々な条件の車両の走行映像を歩行者視点で視聴してもらい、その際の脳活動データ等をAIで解析し危険認知スコアとして数値化することで、歩行者の反応(回避行動)をデジタル空間上で再現します。デジタル空間内で、車両の速度、車両が歩行者に向かってくる方向、車両までの距離等の数値を入力し、自動運転バスが走行している園内の状況を再現します。
 デジタル空間において、多数の歩行者の往来が見込まれるエリアの自動運転車両と歩行者の動きの関係性をシミュレーションします。自動運転車両の走行条件の速度や走行経路、歩行者の往来量を変更させることで、歩行者にとって安全な自動走行の実現につなげます。
 将来的には、自動運転車両の速度・経路等の設定にシミュレーション結果を活用することを想定しています。本実証実験では、シミュレーションによる歩行者の動きと実際の歩行者の動きを比較することで、シミュレーションの有効性を検証します。
[画像6: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-a2ba484ad5ec96fec9b3-4.png ]



5 事業実施体制
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社を幹事会社とする共同体で事業実施
[画像7: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-77b5bf6055e86db78a94-8.png ]


協力会社
[画像8: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-23fcbb0bedbb62dd6123-10.png ]



6 一般の方の試乗について
(1) 日程
2023年2月11日(土・祝)及び2月12日(日)
(2) 使用車両・実施内容
[画像9: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-cf95627aa69bc85553f8-5.png ]


(3) 申込方法
事前に以下の申込専用サイトで予約いただくと、確実に乗車可能です(各便5席確保)。予約される場合は、発車時刻をよく御確認の上、試乗日の前日までに専用サイトから予約してください。

また、当日は発車時刻の10分前までに花の広場休憩所で受付を行ってください。その際、予約受付メールを持参してください(スマートフォン等によるメール画面の表示でも可)。

(申込専用サイト)
[URL] https://coubic.com/2022-aichi-jidounten
[画像10: https://prtimes.jp/i/50415/86/resize/d50415-86-ab24370cccbc51c91108-6.png ]



7 知事試乗時の取材及び報道関係者の試乗について
2月10日(金)に報道機関向けの試乗会を実施します。当日の取材を希望する方は、愛知県ホームページより「自動運転取材連絡票取材申込書」をダウンロードし、2月8日(水)正午までにFax又はメールでお申込み下さい。

用語説明・補足

[表: https://prtimes.jp/data/corp/50415/table/86_1_d7a0cea837b23b5ecbc5ffcc91a5daaa.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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