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FLIGHTS、株式会社特殊高所技術との業務提携を開始

(PR TIMES) 2023年05月16日(火)11時15分配信 PR TIMES

〜ドローン×ロープ高所技術により、点検業務の効率化を目指す〜

株式会社FLIGHTS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:峠下周平 以下:FLIGHTS)は、株式会社特殊高所技術(本社:京都府京都市、代表取締役:山本正和、以下「TKG」)と、橋梁点検での業務提携を開始することをお知らせいたします。本提携により、これまで不明確であったドローンとロープの得意とする点検範囲を明確化することでドローンとロープを組み合わせた点検業務の効率化を目指すとともに、安全で確実な点検業務を実現していきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18381/61/resize/d18381-61-8af48df7ae0558e16ae1-0.png ]

橋梁点検の重要性


橋梁点検は、2013年に道路施設(橋梁等)の定期点検が法定化され、2014年から省令に基づく5年に1度の近接目視点検を基本項目とした省令点検が開始・義務化されました。しかし、人口減少に伴う点検員の不足や、維持にかかる予算の確保、膨大な作業工数などの問題が浮き彫りとなり、2019年には定期点検要領が改定され、ドローンなどの新技術を用いた定期点検が可能になるなど、人の近接目視と同等の点検が行えるようになりました。さらには、デジタル庁による「アナログ規制の撤廃」においても、橋梁点検で行われる近接目視による点検は「人力でなければ判断が難しい限定的な場合に限って目視、立ち入りによる検査等を実施」と分類されるなど、国をあげて新技術による点検が推進されています。
このような背景もあり、国土交通省では2024年からの3巡目の点検に向けて、点検支援技術の活用がさらに進めることが予想されています。

ドローンによる点検の課題


 ドローンによる点検を橋梁の定期点検に使用するための基本的な流れとしては、受注者もしくは発注者が現場条件や構造、設置状況等を十分に把握したうえで、「点検支援技術の性能カタログ」から技術の特性及び仕様を勘案し、技術を選定し選定理由と活用範囲、活用目的を「点検支援技術使用計画」として明示したうえで、点検業務発注者へ協議するという流れになります。「点検支援技術使用計画」には、対象部位・部材・変状、活用範囲、活用目的、活用程度、使用機器と選定理由、そして精度管理計画が含まれる必要があります。精度管理計画には点検支援技術の誤差要因や精度を満たすための条件を明確化することが求められています。
 このようにドローンを定期点検で活用する場合は、精度管理を行いつつ適切な点検対象を選定し活用する必要があるのですが、現状では精度管理を行っていなかったりドローンでの点検を行うには適さない箇所に活用しようとしていたりということが起きております。

特殊高所技術との協業による解決策


 FLIGHTSでは2022年度の橋梁点検業務から確実に精度管理できる橋脚を対象に、近接目視点検の代替として点検業務を実施してきました。
当初は、ドローン点検と特殊高所技術を代表とするロープを用いた点検は、競合技術として認識されているものと考えておりました。しかし、ドローン点検の適用実績を積むにつれ、ドローンの点検だけでは点検が難しい箇所があり、両技術を適切に組み合わせることにより、点検の精度を確保しつつ点検の効率化を図ることができるものとの考えに至りました。
そこで、株式会社FLIGHTSは、ドローン点検の活用促進と点検の効率化を目指し、株式会社特殊高所技術と提携を実施します。本提携により、点検の効率化に対する適切な組み合わせ方法を検討して標準化を図り、ドローン点検の導入ハードルの低減を目指します。


ドローンと特殊高所技術の組み合わせ方法について


ドローンと特殊高所技術を併用することによりお互いの弱みを補い合うことで点検精度を維持しつつ点検の効率化を達成いたします。(詳細は下表を参照)
[画像2: https://prtimes.jp/i/18381/61/resize/d18381-61-b59a0d9717dd4a04dfdd-1.png ]


<ドローンの弱みをロープでカバー>
・上部工や支承部のように、構造が複雑で照度が確保できない部材の点検が可能
・打音診断でないと判断できないコンクリートのうきを確認することが可能
・鋼部材の点検が可能

<ロープの弱みをドローンでカバー>
・ドローンが活用できる範囲では、ドローン点検に置き換えることで点検効率をアップできる。
・吊元がない部材へのアクセスがしやすい。
・デジタルデータが取得できる。


[画像3: https://prtimes.jp/i/18381/61/resize/d18381-61-b25f7b042f386d171940-2.png ]

※1:人手に頼る必要がある部分を特殊高所技術で、ドローンに置き換えられる部分をドローンとする。※2:梁下面は現段階ではFLIGHTS橋梁点検システムでは点検対象外。

本業務提携により実現したいこと 〜点検業務の効率化〜


株式会社FLIGHTSは、より正しいドローン活用の促進を目指し、ロープ点検の実績を持つ株式会社特殊高所技術との提携を実現いたしました。提携の実現により、近接目視点検とドローンによる点検が可能な箇所を明確化することで、両者の点検を組み合わせ点検の精度を確保したまま作業の効率化を目指し、より安全で確実な定期点検の実現を目指します。

株式会社特殊高所技術とは


「特殊高所技術」を用いて近接困難な高所に特化した、構造物の調査会社としてスタートしました。現在では、橋梁やダムなどの土木構造物の調査点検・非破壊検査・補修工事や、風力発電機ブレードのFRP積層補修、急崖調査など非常に幅広い業務を取り扱っております。業務内容に応じた有資格者や、十分な経験を積んだ技術者が業務対象に近接することにより精度の高い調査結果が得られます。また、コストを最小限に抑えた補修工事が可能です。風力発電関連業務においては、特殊高所技術では大型の重機や仮設足場を必要としないため、高所作業車等の重機が設置出来ないサイト環境や、積雪等によりサイトへのアプローチが困難な場合、また、通常のアクセスができない洋上風力発電所などへの適用が可能です。
公式HP: https://www.tokusyu-kousyo.co.jp/

株式会社FLGHTSとは


「ドローン・ロボティクス前提社会の創出に最も貢献する会社へ」をビジョンに掲げ、 測量、 インフラ点検、 農業といった産業分野におけるプロダクト開発や導入支援を行う会社です。会社設立時より蓄積したドローンおよび関連プロダクトの運用ノウハウと実績を活用し、 様々な産業に知見のあるパートナー企業と協業し、 事業を展開しています。
公式HP:https://flightsinc.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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