• トップ
  • リリース
  • Medii、昨年拡大した日本ベーリンガーインゲルハイムとの連携を更に強化し、医師向けデジタル施策を加速

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4

Medii、昨年拡大した日本ベーリンガーインゲルハイムとの連携を更に強化し、医師向けデジタル施策を加速

(PR TIMES) 2023年04月18日(火)12時45分配信 PR TIMES

専門医知見の最大化に向け、間質性肺疾患の啓発を推進

医師専用オンライン専門医相談サービス「E-コンサル(R)」を提供する株式会社Medii(本社:東京都新宿区、代表取締役医師:山田裕揮、以下「Medii」)は、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 医薬事業ユニット統括社長:ヤンシュテファン・シェルド、以下「日本ベーリンガーインゲルハイム」)と2021年から締結している専門医知見最大化に向けた事業提携のさらなる強化を図ることをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/60898/31/resize/d60898-31-cbed8ec431367c1baaf0-4.png ]




取り組み内容


Mediiでは、患者の診断や対応に悩む医師を、Mediiに登録するエキスパート医師がサポートする、オンライン専門医相談サービス「E-コンサル(R)」を提供しています。

2021年に間質性肺疾患領域における科学的知見を有する日本ベーリンガーインゲルハイムと提携し、間質性肺疾患をはじめ肺線維症の患者の早期診断と最適な治療へ繋げることを目的に、「E-コンサル(R)」を活用した取り組みを進めてきました。

取り組みを拡大した2022年には、間質性肺疾患に関する相談件数が飛躍的に伸び、2022年は前年比2.8倍の相談が全国から寄せられ、診断や治療の最適化を促進することができました。

今回、医師への間質性肺疾患の啓発強化に向けた新たなデジタル施策の一つとして、間質性肺疾患の啓発サイトを立ち上げました。

「間質性肺疾患」啓発サイト:https://medii.jp/ILDconsultant

このサイトを通じて、間質性肺疾患の治療方針に苦慮する主治医の先生がいつでもE-コンサルを用いて専門医に相談できる環境を構築し、早期診断と最適治療のさらなる促進に繋げます。



間質性肺疾患とは

間質性肺疾患は、肺の換気を行う肺胞の壁の部分である「間質」で炎症などが生じる病気の総称です1)。そのうち、肺の間質に炎症が起こり、間質の壁が硬くなって(線維化)呼吸がしづらくなる病気を、肺線維症といいます。肺線維症の原因は多岐に渡り、中には線維化が進行する特徴を有するものもあります2)3)。肺線維症は、進行すると予後にかかわる可能性のある疾患です。また、一度線維化した部分が元の状態に戻るのは難しいことがわかっています4)。

肺線維症は進行と共に急激な症状の悪化が起こることもあり、進行を見極めて抑えるためには、早期発見・早期治療開始が極めて大切です。しかし、治療開始の判断やタイミングは専門医間でも意見が分かれるところである上に、専門医の不足する医療現場では早期発見・最適な治療に課題が存在する可能性があります。


間質性肺疾患の専門医

「E-コンサル(R)」での間質性肺疾患に関する症例相談に回答協力いただいている専門医をご紹介します。
※掲載の承諾をいただいた一部の先生のみ紹介

[画像2: https://prtimes.jp/i/60898/31/resize/d60898-31-a9ff7b0527ea318c4010-1.png ]

公立陶生病院 副院長
近藤 康博 先生

胸部X線検査で間質性陰影があっても癌でないからいいか、と思っていませんか?ちょっとした間質性肺炎でも癌に匹敵する予後不良の疾患であったり、ARDS様の病態に繋がったりする場合があります。検査や治療が進歩していますので、胸部のX線検査で間質影や聴診で捻髪音を認めたら早めの専門医へのご相談をお勧めします。


[画像3: https://prtimes.jp/i/60898/31/resize/d60898-31-4a0d624ad085436c2373-2.png ]

和歌山県立医科大学医学部 リウマチ・膠原病科学講座教授
藤井 隆夫 先生

関節リウマチをはじめとする膠原病では間質性肺疾患(ILD)の合併が高頻度で、生命予後や治療方針の決定に影響を与えます。初診時には必ず胸部X線写真を撮影し、ILDが疑われる場合にはCT検査やKL-6の値を測定し、早期発見・治療に努力しています。



『E-コンサル(R)』とは

医学は年々進歩し、医師が全ての専門領域の最新知見に精通することは極めて困難になりつつあり、医療現場では日常的に医師が専門医に相談するコンサルを行なっています。『E-コンサル(R)」は患者の診断や対応に悩む医師が、近くにいない専門領域の専門医に症例相談ができる完全無料のオンラインマッチングサービスです。診断が難しい症例や自身の専門外の症例を『E-コンサル』上のチャット機能を通じて匿名で相談が可能です。

回答には全専門領域にわたり、各領域の医師にご推薦いただいた800名以上の専門医が協力しており、相談医からの内容に応じて、最適な専門医へシステム通知されマッチングされます。知見が行き渡っていない免疫難病や希少疾患を中心に全ての専門領域を扱っています。

詳細:https://medii.jp/e-consult


日本ベーリンガーインゲルハイムについて

ベーリンガーインゲルハイムは、世代を超えて生活を変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出を目指しています。
1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的かつサステナブルな視点を維持しています。ヒト用医療用医薬品とアニマルヘルスの2つの事業分野において、53,000人以上の社員が世界130ヵ国以上で事業を展開しています。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)


Mediiについて

Mediiは「専門医偏在問題の解決を目指す」をミッションに掲げ、特に課題の大きな希少難病を中心とした専門医知見をオンラインで拡げる事業を展開しています。多くの専門医の先生のご協力ご支援の元、臨床疑問を専門医にオンライン相談できる「E-コンサル」を主軸として、過去の症例スライドを集合知化した「症例バンク」、診断困難症例を参加型で疑似体験できるオンラインイベント「E-カンファ」を無料で提供しています。代表の山田も現役のリウマチ膠原病専門医であると同時に自身も免疫難病患者でもあり、医師と患者の双方向の視点で医療構造を本質的(Medii:ラテン語)に仕組みから変えていきたいという思いが社名に込められています。どんな地域に住んでいてもより良い医療を全ての人が受けられる世界の実現を目指し、医療の本質を追求した取り組みを進めています。

会社名:株式会社Medii
所在地:東京都新宿区新宿5丁目14-12-202
設立:2020年02月20日
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
事業内容:専門医知見シェアリングサービスの提供
URL:https://medii.jp

[画像4: https://prtimes.jp/i/60898/31/resize/d60898-31-fb03fdd31a4d66a3c925-3.png ]



参考文献
1) 杉野圭史: 間質性肺炎の治療と診断. 日呼ケアリハ学誌 28: 190-195, 2019.
2) 日本呼吸器学会監:特発性肺線維症の治療ガイドライン2017. 南江堂, 東京, 2017.
3) Raghu G, et al : An official ATS/ERS/JRS/ALAT clinical practice guideline : treatment of idiopathic pulmonary fibrosis. an update of the 2011 clinical practice guideline. Am J Respir Crit Care Med 192 : e3–19, 2015.
4) Travis WD, Costabel U, Hansell DM, et al: An official American Thoracic Society/European Respiratory Society statement: Update of the international multidisciplinary classification of the idiopathic interstitial pneumonias. Am J Respir Crit Care Med 188: 733–748, 2013.



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る