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プレスリリース

UnReviewを買収し、GitLabのオープンDevOpsプラットフォームを機械学習能力で拡張

(PR TIMES) 2021年06月03日(木)13時15分配信 PR TIMES

GitLabのDevOps向け応用機械学習の開発に向けた第一歩


DevOpsライフサイクルに対応するシングルアプリケーションを提供するGitLab(本社:米サンフランシスコ、読み方:ギットラボ、https://about.gitlab.com/ja-jp/)は、適任のエキスパートコードレビューア(https://about.gitlab.com/stages-devops-lifecycle/code-review/)の特定と、レビューワークロードおよび知識の分散の管理を自動化する機械学習(ML)ベースのソリューション「UnReview」を買収したことを発表しました。今回の買収は、MLを使用して現在のレビューアのワークロードだけでなく、各コード領域に対するこれまでの貢献に基づいてコードレビューアを推薦することにより、効果的なコードレビューを行う能力を改善し、ひいてはGitLabの開発セクションにおける管理・計画・作成ステージを含むユーザーエクスペリエンスを向上させることが期待されます。これにより、チームは速度、コード品質、およびセキュリティを改善することが可能になります。

GitLabでCTOを務めるエリック・ジョンソン(Eric Johnson)は、次のように述べています。「UnReviewのテクノロジーをGitLabプラットフォームに統合することは、GitLabのDevOps向け応用機械学習の開発に向けた第一歩です。今後もGitLabのオープンDevOpsプラットフォームへの機械学習の統合を続けることで、DevSecOpsライフサイクルの全ステージにわたってワークフローの自動化やサイクルタイムの短縮も進めることにより、ユーザーエクスペリエンスの向上を図っていきます。また、データサイエンティストを支援するMLOpsの新機能の開発も進めていきます。」

GitLabが発表した2021年DevSecOps調査(https://about.gitlab.com/developer-survey/)では、75%の回答者が自社のDevOpsチームはテストやコードレビューにML/人工知能(AI)を使用しているか、使用する計画があると答えています。さらに、大半(55%)の運用チームはライフサイクルが完全に、またはほとんど自動化されていると答えています。これらの統計は、自動化テクノロジーやUnReviewなどの機械学習テクノロジーをGitLabプラットフォームに統合する、GitLabのDevOps向け応用機械学習(https://about.gitlab.com/direction/learn/applied_ml/)の重要性を示しています。UnReviewが統合されることで、開発ステージにおける多くの既存機能を機械学習能力(https://about.gitlab.com/direction/learn/applied_ml/)によって直ちに強化し、ソフトウェア開発ライフサイクルを迅速化します。マージリクエストレビューア機能は、主に手作業のプロセスですが、UnReviewの新しい機械学習アルゴリズムによって自動化されます。また、将来的には、イシューの割り当てや関連イシュー/エピックの示唆をはじめとする、エピックやイシューのトリアージなどのその他のワークフロータスクも自動化できるように拡張されます。管理・計画ステージでは、UnReviewテクノロジーは、よりインテリジェントな機械学習に裏打ちされた機能によってポートフォリオ管理を自動化することで、エクスペリエンスの向上を実現します。

機械学習の実用化に関する業界アナリストの調査では、ポイントソリューションテクノロジーの導入によって企業が直面する多くの課題が指摘されています。これは、既存のDevOpsプロセスに応用機械学習(https://about.gitlab.com/direction/learn/applied_ml/)、DataOps、MLOps、およびModelOpsを統合することで得られるビジネス価値とは対照的です。UnReviewの買収は、まずビジネス価値につながることに加え、データサイエンスワークロードのニーズを完全にオープンなDevOpsプラットフォームに組み込むための一元的的な専門知識をGitLabにもたらします。これにより、開発者、データサイエンティスト、データエンジニアは、運用プロセスを合理化しながら、効率性、コラボレーション、およびオープン性を大幅に改善することができます。このテクノロジーの統合は、GitLabの機械学習の専門知識を備えた人材の積極的な雇用(https://boards.greenhouse.io/gitlab/jobs/5106661002)と相まって、データチームの現在の業務に対応すると共に、DevOpsツールチェーンにおけるModelOpsステージ(https://about.gitlab.com/direction/modelops/)への道も築くという、GitLabの長期戦略の基礎を成しています。

IDCのDevOpsおよびDevSecOpsリサーチディレクターであるジム・マーサー(Jim Mercer)氏は、次のようにコメントしています。「新型コロナウイルスの流行によりクラウドの導入が急速に進む中、クラウド対応のDevOpsソリューションに対する需要が高まっています。機械学習などの革新的な技術を提供するクラウドソリューションを活用して、DevOpsパイプラインから摩擦を取り除き、開発者の生産性を最適化することができるDevOpsチームこそが、コードの品質とセキュリティを向上させ、ビジネス成果の改善につなげることができます。」

UnReviewテクノロジーは、年末までにGitLab.comでホスティングしているお客様向けのGitLabコードレビュー(https://about.gitlab.com/stages-devops-lifecycle/code-review/)エクスペリエンスに統合される予定です。統合の詳細な進捗状況については、このGitLabエピック(https://gitlab.com/groups/gitlab-org/-/epics/5794)をフォローすることにより確認できます。また、GitLabのDevセクションに関する詳細や製品の方向性については、GitLabウェブサイト(https://about.gitlab.com/direction/dev/)にて公開しています。

UnReview開発者であり、GitLabでシニアフルスタックエンジニアを務めるアレクサンドル・チェウシェフ(Alexander Chueshev)は、次のように述べています。「データサイエンスと機械学習にかける私の情熱を、GitLabとそのコミュニティと共有する機会に恵まれたことに感謝しています。UnReviewをGitLabプラットフォームに統合し、ゆくゆくは機械学習と人工知能を新たなDevOpsステージにする役割を果たすことにより、ユーザーエクスペリエンスの向上につながることを期待しています。」

GitLabの公開ハンドブックには買収セクション(https://about.gitlab.com/handbook/acquisitions/)も含まれており、ターゲット企業プロフィールの共有から、チームにもたらされる金銭的インセンティブのリストアップまで、透明性の高い経営企画アプローチを概説しています。

※ 本資料は、米国カリフォルニア州にて2021年6月2日(現地時間)に発表したプレスリリース(https://about.gitlab.com/press/releases/2021-06-02-gitlab-acquires-unreview-machine-learning-capabilities.html)の日本語抄訳版です


GitLabについて
GitLabは、DevOpsのライフサイクル全般をカバーするシングルアプリケーションとして、ゼロから構築されたオープンDevOpsプラットフォームです。製品、開発、品質保証、セキュリティおよびオペレーションチームが同一プロジェクト上で同時に作業を行うことを可能にします。DevOpsのライフサイクル全体を通じて、シングルデータストア、UI、権限モデルを提供し、共同作業の効率化と集中的な作業を可能にし、サイクル時間の大幅な削減を実現します。GitLabはオープンソースベースで構築されており、数千人のディベロッパーや数千万人のユーザーから成るコミュニティの力で、DevOpsに絶えず新たなイノベーションをもたらしています。Ticketmaster、Jaguar Land Rover、NASDAQ、Dish Network、Comcastをはじめ、スタートアップから世界的大手企業に至るまで、(有償版と無償版をあわせて)推定で3,000万以上のユーザーがGitLabに信頼を寄せ、素早く優れたソフトウェアを作り出しています。GitLab Inc.は2014年から完全リモートワークを実践し、68以上の国に1,300人以上の従業員を擁しています。

プレスリリース提供:PR TIMES

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