プレスリリース
茶業界初のAI活用した商品を作ります。
品質本位を追求する丸七製茶(所在地:静岡県藤枝市、代表取締役:鈴木成彦)は、一般的なお茶だけでなく、今では海外でも知られるようになった“世界でいちばん濃い抹茶ジェラート”や“世界でいちばん濃い抹茶チョコレート”、さらに一昨年から世界的な広がりを見せるノンアルコール飲料市場の中でハイエンド層をターゲットとした高級ボトリングティーを製造販売してきました。この度、衰退が進む日本茶業界で“チャットGPT”を使って未来を予測しながら業界の発展に貢献することを目指した商品開発を進めることにチャレンジします。
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=QxuUBVjLLGs ]
■衰退する日本茶業界
丸七製茶では茶業界の衰退は昭和60年以前から始まっていることを冷静に捉えていました。当時既に始まっていた食品業界の家庭内市場から業務用市場や工業原料への移行が進んでいる大きな時代の変化をいち早くとらえ、窮乏する茶農家を支援するために今から35年前の1988年静岡県で初めて抹茶の製造を始めました。当時、京都を中心とした伝統的な抹茶産業の中で静岡県産の抹茶を正当に評価してもらえる市場は限られ、思うように販売は進まず大きな赤字を抱え続けました。そこで、産地ブランドの優位性が浸透していない海外に販路を求め、当時から現在に至るまで日本茶の輸出に貢献してきました。近年、海外向けの抹茶の輸出は急成長し、新規参入する業者も多く好調です。
ところが、こうした中でも日本人の洋食中心の食生活への移行は今も進み、市場全体としては和食の衰退が続き、お茶の消費も大きく減り続けています。また、農家の高齢化は著しく、平均年齢が60歳を超える異常な産業となっています。わずか10年後には半数以上の農家がいなくなることが確実視される危機的な状況にあります。農家の高齢化は茶業だけでなくあらゆる作物で同じ高齢化の問題は深刻な状況にあり、日本全体の課題だと思われます。失われた30年と言われる間、日本では海外からの安価な農産物との競争により価格が上がらず、所得が増えないために規模を拡大し収入を補ってきました。ところが競争激化により販売コストの上昇や様々な認証取得などが求められ、書類の作成が増え、畑作業よりもデスクワークが増え続けています。また、かつては国内で入手できたものがほとんど輸入するようになり、輸入物資も年々コストが上昇し、経費は増える一方で収入の向上にはつながらず、課題は残ったままの状態になっています。
■魅力的な商品開発
当社ではあらゆる農家の支援策を打ち続けてきましたが、大きな社会の変化には砂に水をまくようで悔しい思いをし続けきました。しかし、最近では高品質なお茶の個性を最大に生かしたスイーツの自社製造により着実に品質向上とともに価格アップを進め、さらに高品質化へと繋げて好循環へと結びつけています。
たとえば、茶葉が持つ香味の良さを畑からお客様の口の中に入るまでの最適化を考えて作りだしたのがイタリアンジェラートとクラフトチョコレートでした。
[画像1: https://prtimes.jp/i/54708/16/resize/d54708-16-8c7441f73fbf69e54c40-1.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/54708/16/resize/d54708-16-0f27014fcbccdf6eb336-2.jpg ]
さらに急須で淹れるお茶の販売も見直し、茶葉の販売だけではまるで作曲した譜面と楽器をファンに渡して自分では演奏しないアーティストのようではないかと考えました。それではお客様に本当のお茶の美味しさを楽しんで頂くことに繋がっていないと感じ、自ら抽出し、最適な淹れ方でお茶を液体にし、開封すればすぐにベストな状態で飲めるお茶を作って販売することを目指し、まるで音楽をレコーディングするようにボトリングティーの製造を始めました。
https://marushichi-tac.com/
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=sIxVyArRv9E ]
■予測不可能な未来
日本の経済環境は楽観できる状態とはほど遠く、一方でコンピュータ技術の進化は著しく、高齢化が進む日本の進化の遅さとのコントラストは一層強くなりそうで、未来を予測するには難しい状況にあると考えています。AI技術は人間の仕事の多くを奪うと言われていますが、私たちが努力してきた味覚、嗅覚の世界はまだまだ人間の活躍の場が残されているように思います。
社会の変化は着実に進み、予期せぬことが多々ありそうです。こうした変化を避けることなく戦国の世に千利休が活躍したようにお茶が乱世の中で何か貢献できることはないだろうかと考え、これからの時代の本流となるであろう技術チャットGPTを活用し、未来に向けたお茶商品の開発を行うことを企画しました。
■商品開発のコンセプト・内容
チャットGPTとの対話を繰り返し、開発コンセプトもターゲットもどんな商品にしていくかもすべてAIの未来予測とアドバイスを参考にして進めて参ります。商品開発のプロセスを定期的にSNSを使用して公開していくことで一般の消費者からの意見も交えながら進め、オープンソース的な手法で未来の日本茶を開発し世界に発信していくことを目指します。実験的な取り組みにつき様々な問題も発生するかもしれませんが、より良い未来の日本を作るごくごく小さな一歩のためとして恐れることなく前進して行きますので心暖かく見守って頂ければ幸いです。
テクノロジーの知識は十分ではありませんが、AIの知識とお茶職人の経験と技術とが融合する商品にご期待ください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/54708/16/resize/d54708-16-689d134e9737da9aef5e-0.jpg ]
https://note.com/marushichiseicha
■販売予定店舗のご紹介
ななや藤枝店 静岡県藤枝市内瀬戸141-1 TEL054-646-7783
ななや静岡店 静岡県静岡市葵区呉服町2-5-12 TEL054-251-7783
ななや青山店 東京都渋谷区渋谷2-7-12 TEL03-6427-9008
ななや京都三条店 京都府中京区油屋町92-1 柳之馬場三条上ルTEL075-251-7780
お茶チョコビレッジ内/ななや牧之原店 静岡県牧之原市西萩間1151 TEL0548-25-5100
ふじのくに茶の都ミュージアムサテライトショップ 静岡県島田市金谷富士見町3053-2
プレスリリース提供:PR TIMES