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株式会社ブリヂストン

バス乗降時のバリアフリー化に貢献する正着性向上に関する共同研究成果を発表

(PR TIMES) 2016年12月16日(金)16時37分配信 PR TIMES

株式会社ブリヂストンはバス停車時に縁石とタイヤを接触させることにより乗降口と停留所の隙間を小さくする正着性向上について横浜国立大学、日本交通計画協会と共同研究を行っており、今回、新たに「次世代正着縁石・路肩形状」を考案しました。2020年に向けて実用化を目指し、バスのバリアフリー化に貢献していきます。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=JALFxvTRGW4 ]



2016年12月16日
バス乗降時のバリアフリー化に貢献する正着性向上に関する共同研究成果を発表
株式会社ブリヂストンは横浜国立大学(「交通と都市研究室」:中村文彦教授)、公益社団法人日本交通計画協会と、バス停車時に縁石とタイヤを接触させることにより乗降口と停留所の隙間を小さくする正着性向上について共同研究を行っており、今回、新たに「次世代正着縁石・路肩形状」を考案しました。また、縁石と接触するタイヤサイド部に、新たな摩耗対策を施すタイヤ技術(バリアフリー用新コンセプトタイヤ)開発も進めています。
引き続き、「次世代正着縁石」ならびに「バリアフリー用新コンセプトタイヤ」両面の改良を行いながら、お客様ならびに運行事業者様の声を踏まえて技術を完成させ、2020年に向けて実用化を目指していきます。


今後の公共交通には、高い利便性、容易なアクセス性及び優れたバリアフリー性がより強く求められるようになると考えられます。特に、路線バスやBRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)といったバス輸送では、乗降時のバリアフリー化が大きな課題の一つであり、高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者等の方たちが、安心してスムーズに乗降できるよう、バスと停留所の間の隙間を可能な限り小さくする、正着性が求められています。

現在、縁石にタイヤを一部接触させながらバスを停車させる正着性向上技術は、海外の一部地域では既に運用されています。この技術は、乗降口隙間低減への車両仕様変更を必要としない為、日本ならびに世界での導入、拡大が検討されています。本研究では、次世代の都市交通を見据え、既存の手法を進化させ、より大きな価値(利便性、安心、安全)をお客様へご提供するのが狙いです。本正着性向上に関する当社の研究内容については以下の通りです。

正着性向上に関する共同研究について
 当社は2015年10月から横浜国立大学と、2016年8月からは公益社団法人日本交通計画協会も交えて、タイヤと縁石・路肩形状の寄与の理解を起点に、バスの正着性向上に関する共同研究を行っています。本研究を通じて明らかになった課題は以下です。

1.ドライバーに極力負荷をかけず、スムーズかつ安定してバスを縁石に寄せること
・・・ドライバーの技量に応じて発生する、タイヤと縁石の間の正着距離のバラツキおよび接触時の衝撃を低減させること
2.縁石接触時のタイヤダメージを低減すること
・・・現在、海外の一部地域で実施しているタイヤサイド部を厚くする既存の手法(タイヤ重量増、転がり抵抗悪化傾向)を進化させること

当社はこの2つの課題に関して、正着時の車両挙動、及び「縁石・路肩形状」と「タイヤ」の相互 作用の理解を進めて課題を解決する手段を見出し、正着性向上を目指しています。

縁石・路肩形状によるソリューション
当社は共同研究の中で、ドライバーの技量に依存せず縁石への進入角度を制御する手法として、僅かなハンドル操作で自然に縁石にアプローチできる「路肩スロープ」を考案しました。同時に、縁石接触時のタイヤへの衝撃を緩和する「縁石底ラウンド形状」も有した、「次世代正着縁石」のコンセプト及び具体的な形状を考案しました。
本検討に際し、各種センサーを用いて車両挙動を実測し、正着性の支配因子を抽出しました。そして、停留所への車両アプローチシミュレーション法を新たに開発し、最適な縁石・路肩形状を求めました。
また、本コンセプトの妥当性を検証する為、当社プルービンググラウンド(栃木県那須塩原市)に「次世代正着縁石」を設置し、実車を用いた試験を実施しました。その結果、「次世代正着縁石」において、「欧州一般正着縁石」対比で、縁石と車両との間隔を半減し、目標正着距離40mm以下を達成しました。さらに、縁石と車両との間隔のバラツキも大幅に低減しました。同時に、タイヤサイド部へのダメージ(摩耗量)も低減可能な事を確認しました。

タイヤによるソリューション
並行して、縁石接触時のタイヤサイド部のダメージを低減する手法として、タイヤサイド縁石接触部に摩耗対策を施す技術開発を推進しています。この技術は、「タイヤと縁石の接触時に生じる摩擦エネルギーを低減する」コンセプトに基づいて開発し、サンプル試験で効果を確認しました。更に、縁石接触時のダメージを実験及びシミュレーションで定量化した結果、サイド部の摩耗量を、3割程度抑制できると予測しています。引き続き、試作タイヤの実車試験による検証を通じて、お客様に提供し得る価値の確立を目指します。

当社は、国内、海外を問わず、バリアフリー化の為の正着性向上を必要とされているお客様方のご意見を伺いながら、技術とサービスを確立させ、個々のニーズに適した形のソリューションを継続的に社会に提供することで、公共交通のバリアフリー化実現に貢献して参ります。

以上

[画像1: https://prtimes.jp/i/5318/10/resize/d5318-10-222669-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/5318/10/resize/d5318-10-988826-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/5318/10/resize/d5318-10-550882-2.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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