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FEI - Federation Equestre Internationale (国際馬術連盟)

リオ・オリンピック 馬術競技 8月7日、8日

(PR TIMES) 2016年08月10日(水)09時34分配信 PR TIMES


リオ・オリンピック 馬術競技 8月7日、8日

<8月7日 馬場馬術の結果>
馬術競技は《総合馬術競技》からスタートしています。この総合馬術競技は、同じ人馬のコンビネーションで、馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の3種目を行う《馬術のトライアスロン》のような競技です。減点法で採点するもので、3種目の合計減点が少ないほうが上位となります。

65人馬が参加しており、日本からは大岩義明&ザ・デュークオブカヴァンと北島隆三&ジャストチョコレートの2人馬が、個人戦に参加しています。

最初の種目の馬場馬術は、20m×60mのアリーナの中で、決められたプログラムを行うものです。決められた歩法(歩き方、走り方)で決められた図形を正確に描きながら、馬がのびのびと、かつ選手の指示に素直に従って、軽快に運動することが求められます。

8月6日に北島、8月7日に大岩がそれぞれ出場しました。馬場馬術競技が終了した時点で、大岩は減点47.0で29位、北島は減点57.7で60位につけています。

それぞれ、以下のようにコメントしています。

大岩:「馬はよく動いていたのですが、3ヵ所ミスがありました。そのことは残念ですが、終わったことなので、今は明日のクロスカントリーのことを考えています。非常にテクニカルで難しいコースなので、何があるかわかりません。すべてストレートラインを行くつもりです」

北島:「オリンピックだからと言って特に緊張することはなく、冷静に演技をすることができました。フライングチェンジは苦手な運動で、本番でもそれが出てしまいました。もっとトレーニングを積まなければなりません。クロスカントリーは難しい障害がたくさんあります。針に糸を通すように、ここじゃないと、この強さじゃないとクリアできないという感じですね。せっかくだから挑戦したいと思っています。2回、コースを歩きましたが、本番までにはあと3回歩くと思います」

8月7日の競技風景はこちら
http://15.gigafile.nu/0822-69cc7765bc69a47f885f00c8c4833ac1


<8月8日 クロスカントリーの結果>
8月8日はクロスカントリー競技。総合馬術のメインイベントでした。全長5840mのコースに33個(コンビネーションになっているものがあるため、飛越する回数は45回)の障害物が設置されています。このコースを分速570mで走行することが求められています。距離と要求スピードから、規定タイム(その時間内にゴールしなければならない)は10分15秒、それを1秒超えるごとに、0.4点の減点が加算されていきます。

クロスカントリーコースに設置される障害物は、《固定障害》と言われるもので、丸太などでできていて、馬の肢があたっても落下することはありません。ゴツい、ボリュームのある障害物を人と馬が力と気持ちを合わせて越えていきます。丸太だけではなく、池障害では、池に飛び込み、池の中の障害物を飛び越えることもありますし、2つの障害物が斜めに置かれているものでは、きつい角度で障害物にアプローチしなければなりません。選手が「ここを通りたい、この角度で向かいたい」と思ったその通りに馬が向かってくれなければ、それをクリアすることはできないしょう。

馬が障害物の前で止まってしまったり、あるいは横にそれてしまったりした場合は、《不従順》と言いますが、そのような場合は一気に減点20が加わります。その障害物を「パスする」ことはできず、もう一度挑戦しなければなりません。もし、同じ障害で再度不従順があると、今度は減点40、つまりトータルで60の減点を負ってしまいます。異なる障害物での不従順は20点+20点でトータル40点の減点です。コースを通して3回目の不従順があった場合は《失権=そこで競技を終了しなければならない》となってしまいます。

クロスカントリーコースは、その競技のたびにコースデザイナーがデザインするため、誰もが初めて走行するコースです。選手は歩いてコースを下見することができますが、馬にコースを歩かせることは認められていないので、馬にとってはまったく初めて見るコースです。そんな馬を、選手が励まし、導いて、タフなコースを走り抜きます。

今回64人馬が挑みましたが、14人馬が失権、2人馬が棄権したため、ゴールを切ったのは48人馬となりました。障害減点(不従順)とタイム減点のいずれもなかったのはわずか3人馬でした。

日本代表の2人馬はしっかりゴールしました!以下選手からのコメントと併せてご確認ください。

大岩義明&ザ・デュークオブカヴァンは、1ヵ所だけロングルートを選択しましたが、それ以外はダイレクトルートを攻めて、すべてクリア。ただ、規定タイムを45秒オーバーしたため、18点の減点が加わりトータル減点は65.0、順位を17位まで上げました。
[画像1: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-390354-1.jpg ]

[画像2: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-464867-2.jpg ]


大岩:「前半は馬が行きたがるのを無理に抑えずに行きましたが、後半は少し疲れていました。僕も一生懸命乗りましたが、馬がすごく頑張ってくれて、二人三脚でゴールまで行ったような感じです。1ヵ所だけロングルートを行きましたが、あとはすべてダイレクトルートで行って、タイム減点だけで帰ってくることができたので満足しています。しっかり馬のケアをして明日の朝のホースインスペクションを通過することだけを考えています。その後、障害のことを考えます」

北島隆三&ジャストチョコレートは、このクラス(オリンピックは4スタークラス)初挑戦でした。積極的に攻めていきましたが、不従順が2ヵ所あったため障害減点は40、タイムは86秒オーバーで減点34.4、トータル減点は132.1で現在42位です。
[画像3: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-355994-3.jpg ]

[画像4: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-543228-4.jpg ]


北島:「気をつけていたところで2回失敗してしまいました。行けると思った自分の感覚が少し違っていて、本当はもっとコントロールが必要でした。ただ、完走できたことは良かったです。3日間終わって一つの成績ですから、今日はしっかり馬のケアをして明日のインスペクションを通過し、得意な障害馬術に臨みたいです」

8月8日の競技風景はこちら
http://7.gigafile.nu/0816-ef53ab3a34f8d643607ea559998588d32

<明日は最終日>
明日、8月9日は最終競技の障害馬術競技です。開始時刻は10時ですが、その前に8時からホースインスペクションが行われます。今日、ハードなクロスカントリーを走った馬が、最終競技に出場できる状態にあるかどうか、フィットネスを確認するものです。審判団と獣医師で構成されるインスペクションパネルの前で、引き馬で速歩(はやあし)をさせて歩様を確認したり、全身状態をチェックしたりします。ここで「Accepted(合格)」とコールされて初めて最後のステージに立つことができます。そのため、選手やチームは、今日は馬のケアに余念がありません。

障害馬術競技では、アリーナ内に設置された障害物を順番通りに飛越し、落下や不従順(障害の前で止まってしまう拒止や、障害物を避けてしまう逃避など)なく、ゴールすることが求められます。

落下は1回につき(バー1本ではありません)減点4、不従順は1回目は減点4ですが、2回に及ぶとその時点で失権となってしまいます。また、規定タイムオーバーは1秒につき1点です。

<日本選手のポジションは??>
総合馬術は団体戦と個人戦を兼ねて行われていて、全選手の走行が終わった時点で、団体順位が決定します。その時点で3日間のトータル減点の上位25人馬は、個人戦決勝に進みます。個人戦決勝では、もう一度、障害馬術競技を行います。つまり、個人戦上位の人馬は、明日、2回の走行を行うということです。

3日間のすべての競技(馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術×2回)のトータル減点が少ない順に順位が決まります。

大岩は現在のところ減点65.0で17位で、このままいけば個人戦決勝に進むことができるポジションにいます。入賞圏内は現在7位同率が2人おり、その減点は51.3です。大岩との差は13.7。1落下4点なので、7位の選手が2回の走行で合計3落下しても大岩が逆転することはありませんが、4落下して減点16を負うと逆転します。7位の選手までの間に8人がひしめいており、それらすべての選手を逆転できたときのみ、大岩選手が入賞します。もちろんそのためには大岩は減点0でゴールすることが条件です。

厳しいポジションですが、クロスカントリー翌日の馬が疲れている状態での勝負なので、何が起きるかわからないという状況です。

馬術のトライアスロン、総合馬術競技では、3日間を戦い抜いたタフな人馬が栄光を手にします。

最終競技の障害馬術には、クロスカントリーを完走した人馬のみが進むことができます。この競技は団体戦と個人戦を同時に(兼ねて)行っています。8月9日に全人馬が障害馬術の走行を終えた時点で、団体戦の順位が決定します。そこで上位25人馬が、個人戦決勝として、もう一度障害馬術のコースを走行します。つまり、個人戦で上位の成績をおさめるためには、馬場馬術、クロスカントリー、そして2回の障害馬術をこなさなければならず、人馬ともに本当にタフでなければなりません。

<障害馬術の障害ご紹介>

3番障害 PICNIC TABLE ベーシックな障害物ですが、ブラジルのシュラスコのデザインになっています
[画像5: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-265039-6.jpg ]


10番障害 THE BAMBOO KEYHOLE 竹林の中につくられた狭い穴を飛越しながら抜けていきます 
[画像6: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-238888-7.jpg ]


29番障害 池の中に魚の形をした障害物が設置されています。2つを連続して飛越します。白い旗を左に、赤い旗を右に見て飛越するのがルールで、この障害物は、魚の頭の部分(白と赤の間)を飛越しなければなりません。写真からはわかりづらいのですが、1つ目と2つ目の障害物の角度が難しく設定されています。

この障害物にはロングルート(ダイレクトルートが難しい場合、時間はかかるけれど、飛越しやすいルート)が設定されています。奥の魚の尻尾側を向こうからこちらに飛び、続いて手前の魚の尻尾側を向こうからこちらに飛ぶルートです。時間は倍以上かかりますが、不従順のリスクは軽減します。
[画像7: http://prtimes.jp/i/19252/7/resize/d19252-7-132823-8.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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