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エヌ・イー ケムキャット株式会社

NEDO 「カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」に採択  

(PR TIMES) 2022年03月01日(火)17時07分配信 PR TIMES

日本グリーンLPガス推進協議会・産業技術総合研究所・エヌ・イー ケムキャット3者による共同研究開発


一般社団法人 日本グリーンLPガス推進協議会(以下、「グリーン推進協」)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、「産総研」)、エヌ・イー ケムキャット株式会社(以下、「NECC」)の3者は、国立研究開発 法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等 技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」におきまして、「カーボンリサイクルLPガス合成技術の研究開発(以下、「本研究開発」)を共同提案し、本日、採択されました。

LPガス(プロパン・ブタン)は一般家庭や業務用を始め、化学原料や自動車燃料、都市ガスの熱量調整原料など、幅広い用途で使われており、昨年度の国内需要は約1,300万トンに上ります。LPガスは可搬性に優れ、劣化しない特性を有しており、災害対応力の強化に向けた備蓄用燃料としての他、将来的には舶用燃料等での新たな需要も期待されており、国民生活に欠くことが出来ないエネルギーとして、政府の試算でも2050年時点で相当量の需要量が残ると見込まれているなかで、LPガスの全量グリーン化を進めることが課題となっています。

本研究開発においてグリーン推進協、産総研、NECCの三者は、各社が培ってきた技術や知見を結集することで、2022年〜2024年度にかけて、再エネ水素や発電所等からリカバリーしたCO2を原料に製造されるDME(ジメチルエーテル)から触媒反応によってカーボンニュートラルなプロパンとブタンを高い得率で製造する研究開発を実施し、社会実装を見据えた基盤技術の確立に取り組むことによって、2050年に向けたカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。



「カーボンリサイクルLPガス合成技術の研究開発」の概要:


■事業テーマ:
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代 火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発

■研究開発の目的:
・触媒設計とプロセス最適化技術により、CO2と再エネ水素からカーボンニュートラルなLPガスを製造するための基盤技術の研究開発を実施する。

・本研究では、再エネ水素や発電所等からリカバリーしたCO2を原料に製造されるDME(ジメチルエーテル)から触媒反応によってカーボンニュートラルなプロパン(C3H8)とブタン(C4H10)を製造するカーボンニュートラルLPガス間接合成技術の研究開発を実施する。

■研究開発の概要:
・リサイクルCO2とH2から合成した中間体DMEから、プロパン・ブタンを製造する技術開発のため、触媒・ 反応器の設計を行い、触媒改良とプロセス設計を進めた上で、ベンチプラントによる触媒反応実証を行う。

・早期に導入可能な小型反応器を当初使用し、その後導入に時間がかかる大型反応器を用いた実験に移行する。

・この研究開発をベースにカーボンリサイクルLPガス製造全体のプロセスを検討し、社会実装に備えたスケールアップ検証を行う。

■実施予定先:
一般社団法人日本グリーンLPガス推進協議会、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、エヌ・イー ケムキャット株式会社

■実施期間:
2022年度〜2024年度


■事業化に向けたイメージ:
[画像: https://prtimes.jp/i/74409/6/resize/d74409-6-86eb9420f0b61ba90d39-2.jpg ]

                     


法人概要:


一般社団法人 日本グリーンLPガス推進協議会
(英語名称: Institute of Japan Green LP Gas Promotion)
日本グリーンLPガス推進協議会では、カーボンニュートラルなLPガスの製造技術開発を進め、社会実装に繋げて行くことを目的とした次の事業を行っています。本協会は、日本LPガス協会の常任理事会社5社(アストモスエネルギー、ENEOSグローブ、ジクシス、ジャパンガスエナジー、岩谷産業)により構成されています。


1.バイオ DME(ジメチルエーテル)を用いたLPガスのグリーン化事業
2.水素と一酸化炭素・二酸化炭素を用いたLPガスのグリーン化事業
3.その他、LPガスのグリーン化に向けた製造技術開発、ならびに社会実装の目的を達成するために必要な事業

【住所】 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目14-1 郵政福祉琴平ビル4階 (日協事務局内)
【代表者】 代表理事・会長 小笠原 剛
【設立年月】 2021年 10月

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(英語名称:National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (略称:AIST))
国立研究開発法人 産業技術総合研究所は、日本最大級の公的研究機関として日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新的な技術シーズを事業化に繋げるための「橋渡し」機能に注力しています。

【東京本部】 〒100-8921 東京都千代田区霞が関一丁目3番1号
【代表者】 理事長 石村 和彦
【設立年月】 2001年 4月
【U R L】 https://www.aist.go.jp/

エヌ・イー ケムキャット株式会社
(英語名称:N.E. CHEMCAT Corporation)
エヌ・イー ケムキャットでは、化学触媒・自動車触媒(三元触媒・ディーゼル自動車触媒等)・燃料電池触媒等の開発・ 製造・販売や貴金属触媒の回収精製を行っています。


【本社】 〒105-5127 東京都港区浜松町二丁目4番 1 号 世界貿易センタービルディング南館 27 階
【沼津事業所】 〒410-0314 静岡県沼津市一本松 678
【つくば事業所】 〒306-0608 茨城県坂東市幸神平 25 番 3 号
【代 表 者】 代表取締役社長 櫛田 祭
【設立年月】 1964 年 4 月
【資 本 金】 34 億 2,350 万円
【U R L】 https://www.ne-chemcat.co.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

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