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コミュニケーションの余白を生み出す|都市部の消費と生産をつなぐコミュニティの新たな仕組みが開始 <都内4拠点から開始する、地域コミュニティの会員募集開始>

(PR TIMES) 2021年12月15日(水)17時45分配信 PR TIMES

2021年より実証実験をおこなっているCSA LOOPが2022年2月より本格運用開始

100%天然成分で生分解性のサトウキビストローの販売・回収・堆肥化や都市部での堆肥の活用方法を模索するコミュニティコンポスト「1.2 mile community compost」の企画・運営、ファーマーズマーケットの企画・運営などをおこなう株式会社4Nature(東京都千代田区、代表取締役:平間亮太)は、2021年3月から2農家2拠点で実証実験を開始した、CSA(Community Supported Agriculture:地域支援型農業)の仕組みを活用した都市での食循環の仕組み「CSA LOOP」にて、2022年2月から開始する4コミュニティ(4農家4拠点)の会員募集を開始致します。

特設ページ:https://4nature.co.jp/csaloop
1. CSA LOOPとは
CSA LOOPは、営農の一つの形であるCSA(Community Supported Agriculture:地域支援型農業)の考え方を応用し、野菜と堆肥の資源循環をおこなうと同時に、消費者と農家、拠点となるカフェやファーマーズマーケットなどでの人と人との交流も伴いながら、持続可能な循環する場と営みをつくっていく仕組みです。


[画像1: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-49501e3f2e6b16ddbf7a-7.png ]



一般的にCSAには様々な形があり、各農家ごとにそのスタイルも規模も様々です。共通しているのは、消費者は特定の農家から年間分のお野菜を購入することで会員となることで、農家は売り上げの見通しが立てやすく経営の支援になるという関係性が成り立っているということです。一方で会員も年間を通して、顔が見える結びつきの強い農家に向け、農産物をシェアとして受け取り、畑での交流など直接のコミュニケーションの機会に参加できることで、消費者が支援するだけでなく相互に助け合う関係性が生まれていきます。

CSA LOOPではその関係性に加え、会員が家庭で使いきれない堆肥を農家へ預け、必要に応じて農家がそれを農業に実用できる品質へと仕上げていき、野菜生産に活用することも可能です。従来、都市部で課題となってきた生ごみ削減の手段として堆肥化の人気は高まっているなかで、継続的に発生する堆肥を家庭の規模では使い切ることが難しいという側面もあります。CSA LOOPは、家庭から生まれる堆肥の有効活用方法の一つとして、農家と連携することで解決につなげ、地域社会への貢献だけでなく、ひいては持続可能な農業、持続的な循環を作り出していけるのではないかと考えています。

そして、CSA LOOPの仕組みではその関係性にさらなる価値を生み出すことを目指します。CSA LOOPの基本となる野菜の受け渡しをまちのカフェやファーマーズマーケットなどでおこない、コミュニティの拠点として人が往来することでコミュニケーションが活性化され、野菜や堆肥の物のやりとりなどが起こり地域資源循環が生まれます。ひいては「コミュニケーションの場」というカフェの機能を最大限に活かした、物質に限らないコミュニケーションの循環が生まれることを期待しています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-c4ccdfc987f137e99cf1-8.png ]



CSA LOOPを通して、堆肥の生産者であり野菜の消費者である会員、堆肥を有効活用し野菜を生産する農家、その野菜や堆肥の受け渡しがおこなわれる拠点、またそこのスタッフや常連など、関わる様々な人と人とのコミュニケーションを円滑にし、それによって生み出される有機的な関係性を最大化するためのプラットフォームの構築を目指しています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-5564c9d27d61a00ded7e-1.jpg ]



2. CSA LOOPを取り巻く環境と広がり

都市と生ごみ
家庭で過ごす時間が増えたことや社会的背景から、特に都市部においては生ごみの削減に関するニーズが急速に高まってきています。 生ごみを減らす方法としては料理をする量の調整、廃棄部分の減量など調理前にできることと、堆肥化や乾燥化などによる体積の減容処理といった調理後にできることが挙げられます。特に堆肥化については生ごみを分解させるだけでなく、家庭菜園などの肥料として有効活用することもできることから、家庭でも気軽に取り組みを始める方が増えていきました。

しかし、都市部ではマンションやアパートなどの集合住宅が多く、お庭やベランダを活用したプランター菜園などにはスペースの限りがあるため、生ごみを減らした分できてくる堆肥を循環させながら使っていくことは、多くの人にとっては容易ではなく、その堆肥の出口を見出せないまま生ごみ削減自体を諦めてしまう人が多いのが現状です。

行政にとっても、水分が80〜90%を占める生ごみ発生量が減ることは、焼却処分の際の燃焼効率や、処理輸送のコストの削減につながり、大きなメリットがあるため、家庭でおこなうための電気式乾燥機やコンポストへの助成金を採用している自治体も増えてきています。

堆肥活用に選択肢を

株式会社4Natureでは、その堆肥の活用方法の一つの選択肢として東京・表参道を皮切りに現在は千駄ヶ谷にておこなっているコミュニティコンポスト「1.2 mile community compost」の企画運営をしてきました。1.2 mile community compostでは、メンバーが自ら考え、実践していくことを重視しています。メンバー自らが堆肥を管理し、活用方法を議論・模索していくことで、堆肥の出口をより自分ごとにし、持続可能な生ごみの有効活用を考えてきました。その活動の中で、一つの堆肥活用の選択肢として、拠点のある施設内で屋上菜園がはじまり、身近に感じることができる資源循環として、メンバー自ら管理、土づくり、種まき、水やり、収穫がおこなわれてきました。

コミュニティコンポストでは、循環を身近に感じることができ地域コミュニティの強化にも繋がる一方、都市部でより品質の良い堆肥をつくるためのスペースや施設側の理解が必要になり、発生する堆肥の量を継続的に自身のコミュニティのみで賄うことは現実的ではないことから、より多くの人が継続的に取り組みやすい選択肢を提案していくことが大切と考えています。

そこで、消費者と都市部周辺で生産活動をしている農家が連携し、その循環を繋ぐ拠点としてカフェやファーマーズマーケットなど関わるプレイヤーを増やし、まち全体で一つの循環を作っていくことで、消費者にとって持続可能な堆肥の有効活用ができるだけでなく、社会全体としても持続可能な農業に貢献することができると考えています。資源循環を支える地域コミュニティを作っていくことで、それぞれにメリットのある循環を実現することができます。


[画像4: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-f0ab5eeb5825e6d3b653-2.jpg ]





地域社会への応用

多くの人が関わり合うなかで循環が形作られていくCSA LOOPを通じて、人と人との間にはより円滑なコミュニケーションが重要になってくると考えています。そして、円滑なコミュニケーションがおこなわれることで、お互いを理解していくことができ、それがコミュニティ全体としての寛容性につながります。

そして、CSA LOOPという枠組みを超え、地域社会においても同様の価値観が重要だと考えています。互いを理解し行動する余地を生む「社会寛容性」という価値観が浸透することで、地域社会の中で連携体制を構築でき未然に防げる課題があったり、何らかの問題が発生した際に、隣人と柔軟に対応していける土壌を育んでいくことができると考えています。


3. コミュニティの開始について

展開規模について

2022年度は首都圏にて1,000世帯での取り組みをおこなって参ります。また、今後大都市圏での展開を予定しております。(2022年度は首都圏、2023年度以降は名古屋、大阪、京都、福岡なども検討)

各コミュニティの詳細(敬称略)

2022年2月から開始予定の4つのコミュニティは、墨田区、杉並区、北区、渋谷区のエリアにある拠点での受け渡しを予定しています。

<墨田区>
拠点:BERTH COFFEE ROASTERY Haru(最寄駅:錦糸町駅、押上駅)
農家:山田農場(千葉県船橋市)
定員数:50
[画像5: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-a184be96ebfaed61a5a1-6.jpg ]


<杉並区>
拠点:RAD BROS CAFE(最寄駅:高円寺駅)
農家:オーガニックファーム所沢農人(埼玉県所沢市)
定員数:20
[画像6: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-b9f5e5d1966c1764cde6-3.jpg ]


<北区>
拠点:AERU COFFEE STOP(最寄駅:赤羽岩淵駅、赤羽駅)
農家:池田農園(栃木県栃木市)
定員数:20
[画像7: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-9b6c20310dadb003e687-4.jpg ]


<渋谷区>
拠点:Farm to Bakery(最寄駅:表参道駅、渋谷駅)
農家:冨澤ファーム(東京都三鷹市)
定員数:15
[画像8: https://prtimes.jp/i/61317/5/resize/d61317-5-1be40ece4546f5aa75b9-5.jpg ]



会員募集について

2022年2月から一年間のプランを開始するにあたり、2021年12月15日0時00分〜 2022年1月14日23時59分にて、4コミュニティの会員募集をおこないます。CSA LOOPについての詳細/各プランの詳細については、下記の特設ページよりご確認ください。
特設ページ:https://4nature.co.jp/csaloop

今後の流れについて

2022年2月に4コミュニティを開始後、3月、4月、5月に段階的にコミュニティを開始予定です。
今後の募集スケジュールは下記のようになります。

<2022年2月開始の場合>
募集期間:2021年12月15日0時00分 〜 2022年1月14日23時59分
参加手続:2022年1月15日 〜 2022年1月25日

<2022年3月開始の場合>
募集期間:2022年1月15日0時00分 〜 2022年2月14日23時59分
参加手続:2022年2月15日 〜 2022年2月23日

<2022年4月開始の場合>
募集期間:2022年2月15日0時00分 〜 2022年3月14日23時59分
参加手続:2022年3月15日 〜 2022年3月25日

<2022年5月開始の場合>
募集期間:2022年3月15日0時00分 〜 2022年4月14日23時59分
参加手続:2022年4月15日 〜 2022年4月25日


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このリリースに関するお問い合わせ
株式会社4Nature
担当:宇都宮
contact@4nature.co.jp
※件名に【CSA LOOP/プレスリリース】という文言を入れていただけますと幸いです。




プレスリリース提供:PR TIMES

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