プレスリリース
HITOTOWA INC.は、戸越銀座商店街連合会、パナソニック ホームズ株式会社と協働・連携し、9月24日(日)に「まちなか防災訓練」を開催します。この企画は、戸越銀座商店街の通りを使い、近隣住民の方を中心に、来街された方々に気軽に防災訓練に参加していただき、地域全体の防災力の向上を目指す取り組みです。
HITOTOWA INC.は、戸越銀座商店街・パナソニック ホームズ株式会社の取り組みに加わる形で、2021年から取り組みを開始。まちづくりと防災の専門家の知見を活かしながら、「防災街づくり」の企画と運営に携わっています。過去3回のイベントでは、近隣住民を中心に、延べ約6000人の方が参加。参加後のアンケートでも、本イベント参加により防災意識が高まったという結果につながる(後述)など、参加者の防災意識が着実に上がっています。
今年は関東大震災から100年という節目の年。まち全体を巻き込みながら、30年以内に70%以上の確率で発生すると言われている首都直下地震に備えます。
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イベント概要
【日時】2023年9月24日(日)14:00〜18:00
【場所】戸越銀座商店街
【ブース内容(一部)】
○放水体験・水消火器体験
○AED体験
○防災ホッケー体験
○防災紙芝居
○「地震に強い家」作品展
○災害時、もしも○○が使えなかったら?(トイレ編・お風呂編)
○被災地募金・備蓄食販売
○新聞紙でスリッパを作ろう
【イベント詳細ページ】https://www.togoshiginza.jp/
【主催等】
主催:戸越銀座商店街連合会
協賛・企画:パナソニック ホームズ株式会社
企画・運営:HITOTOWA INC.
協力:荏原消防署・消防団、品川区防災課、NHK、FMしながわ、立正大学、まいにち株式会社、サラヤ株式会社、ショーグン
後援:品川区・品川区商店街連合会
関東大震災と戸越銀座商店街
関東大震災で壊滅的な被害を受けた東京の下町や横浜方面の商業者たちが、当時発展の著しかった大崎周辺の工場地帯である現在の戸越銀座商店街周辺に活路を見出して集まってきました。そこから、現在の戸越銀座商店街の元になる商業集積ができたといわれており、関東大震災は戸越銀座商店街の歴史とは切っても切り離せません。
前回(2023年5月28日開催)の参加者アンケート(n=115)
前回(2023年5月28日)開催時のアンケートで、本イベント参加前と参加後の防災への意識がどのように変化したかを確認。加えて、戸越銀座商店街周辺にお住まいの方(徒歩15分圏内)とそれ以外の方との回答の内容を比較しました。
戸越銀座商店街では継続的に防災の取り組みを行なってきた影響で、戸越銀座商店街にお住まいの参加者(1.)の防災に対する意識や取り組み状況は、他のエリアの参加者(2.)に比べると、参加前から防災に対する意識や取り組み状況がそもそも高い(上位2位までの回答率:1.64.8%、2.55.6%)傾向にあっただけでなく、参加後はそれがさらに高まるという結果が得られました(上位2位までの回答率:1.85.3%(+20.5%)、2.74.1%(+18.5%))。
■参加前の防災に対する意識や取り組み状況
<戸越銀座商店街周辺にお住まいの方>
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<戸越銀座商店街周辺にお住まいではない方>
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■参加後の防災に対する意識や取り組み状況
<戸越銀座商店街周辺にお住まいの方>
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<戸越銀座商店街周辺にお住まいではない方>
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また、参加理由についても尋ねたところ、通常の防災訓練と比較すると、「楽しそうだったから」という回答が88.7%に上りました。商店街の通り沿いで実施しているため、自分の目で見て楽しそうな雰囲気を感じ取り、そのまま参加できるというアクセスのしやすさも相まってこの回答が多くなったことが推察されます。
特徴的なのは、「防災について子どもに学ばせたかったから」という回答(53.9%)が、「自分(大人)が学びたかったから」という回答(44.3%)よりも多くなった点です。保護者の視点から考えた際、自身の学びよりも自分の子どもたちへの防災体験・経験の提供を重視している点が伺えます。
■イベントに参加した理由(2つまで回答可)
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過去のイベントの様子 ※無断転載等はお控えください
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ご参考)関東大震災に関係する「戸越銀座」という地名の由来。
戸越銀座の周りには「清水坂」の他にも「宮前坂」「八幡坂」「三井坂」「平和坂」のように坂のつく地名が数多くあります。商店街はこれらの坂を下ったところに東西に伸びる谷底状の地形に沿って形成されていたため、非常に水捌けが悪く、長い間ぬかるみや浸水に悩まされてきたそうです。そんな折、当時の商店主達は、大正12年の関東大震災で銀座のレンガ造りの街並みが壊滅的な被害を受け、大量のレンガ瓦礫の処分に困っているという話を聞きつけ、そのレンガを水捌けの悪い通りに敷き詰めて歩きやすくしようと、銀座までリヤカーを引いてレンガを頂きに行ったとのこと。
戸越銀座商店街の一番東側にある戸越銀座銀六商店街振興組合は、レンガを頂きに行った場所が銀座6丁目であったことから、銀六商店街の大半が当時は東戸越や戸越という地名であったのにも関わらず、銀座6丁目商店街と名付けられたという興味深い経緯があります。
そして、当時日本一の商業地であった本家の「銀座」からレンガを譲り受けるだけでなく、銀座の賑わいにもあやかりたいという思いから、「戸越」と「銀座」をつなげて「戸越銀座」と名乗ったのが始まりとされています。戸越銀座は全国に300以上あるといわれている「○○銀座」の元祖と言われていますが、本家銀座との縁によって生まれた由緒正しい「あやかり銀座」なのです。
ご参考)なぜ、戸越銀座商店街は防災に取り組むのか。
首都直下地震発生時には火災のリスクが高いことが防災上の特徴ともいえる戸越銀座商店街は、地域から愛される商店街、災害時でも地域のよりどころになれる存在を目指しています。
その背景として、戸越銀座商店街では、10年以上前からまちを上げて防災に取り組んできました。例えば、電柱の地中化もその一つ。景観を向上させるためだけではなく、有事の際、緊急車両がスムーズに通行できるように、という狙いもあります。
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2019年からはパナソニック ホームズ株式会社と連携し「防災街づくり」の啓発を進めてきましたが、2020年のコロナ禍がターニングポイントになります。コロナ禍当初、商店街は人が減るかと思いきや、戸越銀座商店街では逆に来街者が増加。その様子がニュースに取り上げられると、ますます来街者が増加しました。感染防止の点から、厳しい苦情の声が寄せられましたが、同時に住民の方からは応援の声もいただきました。
これを受け、商店街では真剣に話し合い、「今後はよりいっそう、地元住民の方々のためになることに重きを置いていこう」と決意したのです。考えていく中で、木密で不燃化特区という地域課題とも結びつき、たどり着いた答えが、住民の安全・安心な暮らしにつながる「防災」というテーマでした。
かつて東日本大震災の際には、戸越銀座商店街を通る帰宅困難の方々に対し、お店の方が食事を提供するような光景がありました。そうした状況がまた訪れたときにも、自分たちができることを考え、助け合えるようにしていきたい──。そんな思いからも、各商店の防災意識を高めていくのは大事なことだと考えたのです。
これからは防災にもっと力を入れていこう。その流れで、2021年よりパナソニック ホームズに加え、当社HITOTOWA INC.も防災まちづくりに関わることになり、サッカー防災(R)ディフェンス・アクションイベントをはじめ、体験型のイベントの実施により、地域住民の防災の知識と意識の向上に力を入れてきました。
この取り組みを進める中で、品川区、荏原消防署・消防団、FC東京、FMしながわ、立正大学、近隣小学校、地域住民と、徐々に協力者を巻き込み、それぞれの強みを持ち寄り、地域一帯となった防災街づくりを、「商店街」を中心に推進。関東大震災100年の節目の年である2023年9月1日に改めて「防災街づくり」を宣言し、活動をさらに広げています。
HITOTOWA INC.について
HITOTOWAは、人と和のために仕事をし、都市の社会環境問題の解決に取り組むことをミッションとしています。例えば、防災減災、子育て、お年寄りの生きがいの創出。それらをまちで暮らす人々が助け合える関係性と仕組みをつくるべく、ネイバーフッドデザイン、ソーシャルフットボール、HITOTOWAこども総研という3つのオリジナリティある事業を展開しています。
【会社概要】
社名:HITOTOWA INC.
住所:東京都目黒区目黒本町5-14-14 ステアズ武蔵小山21
設立:2010年12月24日
代表取締役:荒 昌史
事業概要:ネイバーフッドデザイン事業/ソーシャルフットボール事業/HITOTOWA こども総研
HP:https://hitotowa.jp/
戸越銀座商店街について
戸越銀座商店街連合会(以下戸越銀座商店街)は、東急池上線の「戸越銀座駅」に接する、全長約1.3kmにわたる関東有数の長さを誇る商店街で、戸越銀座商栄会商店街振興組合、戸越銀座商店街振興組合、戸越銀座銀六商店街振興組合の3つの商店街振興組合で構成されています。商店街沿いには350店舗以上が軒を連ね、生鮮三品を扱うお店も多く残っている最寄品を中心とした近隣型の商店街です。
【団体概要】
団体名:戸越銀座商店街連合会
住所:品川区戸越1-15-16
会長:山村俊雄
HP:https://www.togoshiginza.jp/
パナソニック ホームズ株式会社について
1963年の創業以来、暮らしを守る「強さ」と幸せを持続させる「暮らしやすさ」を備えた「家づくり」を行っています。現在は暮らしを起点に、土地活用、リフォーム、街づくりへと事業を展開。すべての人々の暮らしに寄り添い、幸せを社会に広げ、より良い未来を創造することが、昔から変わらない私たちの使命です。
【会社概要】
社名:パナソニック ホームズ株式会社
住所:大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号
設立:1963年7月1日
代表取締役:井上 二郎
事業概要:
建築請負部門:戸建住宅・賃貸集合住宅などの建築工事、 リフォーム工事の請負および施工
不動産事業部門:分譲用土地・建物およびマンションの販売、 不動産の仲介・賃貸管理
住宅システム部材販売部門:工業化住宅のシステム部材の製造および販売
HP:https://homes.panasonic.com/
防災対策特設ページ:https://homes.panasonic.com/ad_lp/daijyoubu/
プレスリリース提供:PR TIMES